検索クエリーを入力してください
<book_title> を検索 ...
Cluster Server 7.3.1 管理者ガイド - Linux
Last Published:
2018-06-04
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
Platform: Linux
- 第 I 部 クラスタ化の概念と用語
- Cluster Server の概要
- Cluster Server について
- クラスタ制御のガイドラインについて
- VCS の物理コンポーネントについて
- VCS の論理コンポーネント
- クラスタトポロジーについて
- VCS 設定の概念
- Cluster Server の概要
- 第 II 部 管理 - VCS の利用方法
- VCS ユーザー権限モデルについて
- コマンドラインによるクラスタの管理
- コマンドラインでの VCS の管理について
- VCS ライセンスのインストールについて
- LLT の管理
- VCS の起動
- VCS エンジンと関連プロセスの停止
- VCS へのログイン
- VCS 設定ファイルの管理について
- コマンドラインによる VCS ユーザーの管理について
- VCS のクエリーについて
- サービスグループの管理について
- リソースの管理について
- リソースタイプの管理について
- クラスタの管理について
- VCS でのアプリケーションとリソースの設定
- UNIX の VCS 付属エージェント
- NFS サービスグループの設定
- RemoteGroup エージェントの設定について
- Samba サービスグループの設定について
- HA ファイアドリルを使ったリソースフェールオーバーのテストについて
- InfoScale Enterprise を AWS で使用した HA および DR の設定
- Azure 環境での HA および DR の設定
- VCS Simulator を使った VCS の動作の予測
- 第 III 部 VCS 通信と操作
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- クラスタ通信について
- クラスタメンバーシップについて
- メンバーシップアービトレーションについて
- データ保護について
- I/O フェンシングを使う VCS 操作の例
- I/O フェンシングを使わない、クラスタメンバーシップとデータ保護について
- I/O フェンシングを使わない VCS 動作の例
- I/O フェンシングの管理
- vxfentsthdw ユーティリティについて
- vxfentsthdw の -c オプションを使ったコーディネータディスクグループのテスト
- vxfenadm ユーティリティについて
- vxfenclearpre ユーティリティについて
- vxfenswap ユーティリティについて
- コーディネーションポイントサーバーの管理について
- ディスクベースとサーバーベースのフェンシング設定間の移行について
- VCS の動作の制御
- リソース障害時の VCS の動作
- サービスグループレベルでの VCS 動作の制御について
- リソースレベルでの VCS 動作の制御について
- ストレージ接続消失時の VCS 動作
- サービスグループワークロード管理
- ワークロード管理を示した設定例
- サービスグループの依存関係のロール
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- 第 IV 部 管理 - 高度な操作
- VCS イベント通知
- VCS イベントトリガ
- イベントトリガの使用
- イベントトリガの一覧
- Virtual Business Services
- 第 V 部 Veritas High Availability 設定ウィザード
- 第 VI 部 ディザスタリカバリ用のクラスタ設定
- クラスタの相互接続 - グローバルクラスタの作成
- コマンドラインによるグローバルクラスタの管理
- RDC(Replicated Data Cluster)の設定
- キャンパスクラスタの設定
- 第 VII 部 トラブルシューティングおよび処理速度
- 処理速度に関する注意事項
- クラスタコンポーネントの処理速度に対する影響
- クラスタ操作の処理速度に対する影響
- システムパニックのときの VCS の処理速度に関する注意事項
- スケジュールクラスと優先度の設定について
- VCS エージェントの統計機能
- VCS のチューニングパラメータについて
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- systemd ユニットサービスファイルの問題のトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- トラブルシューティングのサイト
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- VCS クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- セキュア設定のトラブルシューティング
- ウィザードベースの設定に関する問題のトラブルシューティング
- [Veritas High Availability]ビューの問題のトラブルシューティング
- 処理速度に関する注意事項
- 第 VIII 部 付録
ユニットサービスにエラーが発生し、対応するモジュールがロードされたままの場合、systemd はこのモジュールをアンロードできず、パッケージを削除できない
設定の問題のために、ユニットサービスは起動中に Failed 状態になり、対応するモジュールは Loaded 状態になることがあります。この状態が発生した場合、モジュールは systemd コマンドを使用してクリーンな状態でアンロードすることができません。
たとえば、vxfen
サービスの開始時に、次のメッセージが表示される場合があります。
localhost]:~ # systemctl start vxfen Job for vxfen.service failed because the control process exited with error code. See "systemctl status vxfen.service" and "journalctl -xe" for details.
このメッセージが表示された場合、サービスの状態を参照します。
localhost]:~ # systemctl status -l vxfen ? vxfen.service - VERITAS I/O Fencing (VxFEN) Loaded: loaded (/opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen; enabled; vendor preset: disabled) Active: failed (Result: exit-code) since Wed 2017-04-19 17:40:13 IST; 14s ago Process: 14721 ExecStart=/opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen start 2>&1 (code=exited, status=1/FAILURE) Apr 19 17:40:12 localhost] systemd[1]: Starting VERITAS I/O Fencing (VxFEN)... Apr 19 17:40:12 localhost] vxfen[14721]: Starting vxfen.. Apr 19 17:40:12 localhost] vxfen[14721]: Loaded 4.4.21-69-default on kernel 4.4.21-69-default Apr 19 17:40:13 localhost] vxfen[14721]: vxfen cannot generate vxfentab due to missing file /etc/vxfendg. Apr 19 17:40:13 localhost] systemd[1]: vxfen.service: Control process exited, code=exited status=1 Apr 19 17:40:13 localhost] systemd[1]: Failed to start VERITAS I/O Fencing (VxFEN). Apr 19 17:40:13 localhost] systemd[1]: vxfen.service: Unit entered failed state. Apr 19 17:40:13 localhost] systemd[1]: vxfen.service: Failed with result 'exit-code'.
次に、モジュールの状態を参照します。
localhost]:~ # lsmod | grep vxfen vxfen 372992 0 veki 19214 4 gab,llt,vxfen localhost]:~ # /opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen status loaded
systemd デーモンは、サービスが Failed 状態または Inactive 状態にあると、systemctl stop unitServiceFile コマンドを受け付けません。
たとえば、vxfen
サービスが Failed 状態または Inactive 状態にある場合、次のコマンドはモジュールの正常なアンロードに失敗します。
systemctl stop vxfen
さらに、モジュールが Loaded 状態にある場合、対応する rpm パッケージをアンインストール中に削除できません。
対処方法
モジュールをクリーンな状態で停止してアンロードするには、stop コマンドをソーススクリプトファイルから次のように実行します。
serviceSourceScript stop
次に例を示します。
localhost]:~ # /opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen stop VxFEN: Module already unconfigured. Only unloading localhost]:~ #/opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen status not loaded
サービスのソースパスを表示するには、次のように systemctl コマンドを使用します。
# systemctl show unitServiceFile -p SourcePath
次に例を示します。
# systemctl show vxfen -p SourcePath SourcePath=/opt/VRTSvcs/vxfen/bin/vxfen
モジュールがクリーンな状態でアンロードされたら、次の起動操作を実行するか、関連するパッケージのアンインストールに進むことができます。