Veritas NetBackup™ for Hadoop 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 Hadoop プラグインの前提条件の検証
- NetBackup for Hadoop の構成
- バックアップホストの管理
- Hadoop 構成ファイルを使用した Hadoop プラグインの構成
- Hadoop プラグインの NetBackup ポリシーの構成
- Hadoop のバックアップとリストアの実行
- トラブルシューティング
- Hadoop データのバックアップ問題のトラブルシューティング
- Hadoop データのリストア問題のトラブルシューティング
バックアップホストの管理
バックアップホストは、Hadoop クラスタのすべてのバックアップとリストア操作をホストするプロキシクライアントとして機能します。NetBackup 用 Hadoop プラグインの場合、バックアップホストは、Hadoop クラスタにインストールされている独立したエージェントなしですべてのバックアップとリストア操作を実行します。
バックアップホストは、Linux コンピュータである必要があります。NetBackup 9.1 のリリースでは、バックアップホストとして RHEL および SUSE プラットフォームのみをサポートします。
バックアップホストとして、NetBackup クライアント、メディアサーバー、またはマスターサーバーを使用できます。メディアサーバーをバックアップホストとして設定することをお勧めします。
バックアップホストを追加する前に、次の点を考慮します。
バックアップ操作用に、1 つまたは複数のバックアップホストを追加できます。
リストア操作用に、バックアップホストを 1 つだけ追加できます。
マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントが、バックアップホストの役割を実行できます。
NetBackup 用 Hadoop プラグインは、すべてのバックアップホストにインストールされます。
NetBackup 管理コンソールまたはコマンドラインインターフェースのいずれかを使用して BigData ポリシーを構成しているときにバックアップホストを追加できます。
ポリシーの作成方法について詳しくは BigData バックアップポリシーの作成を参照してください。
バックアップホストを追加するには
- [バックアップ対象]タブでは、[新規]をクリックし、次の形式でバックアップホストを追加します。
Backup_Host=<IP アドレスまたはホスト名>
ポリシーの作成方法について詳しくは BigData バックアップポリシーの作成を参照してください。
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを追加することもできます。
Windows の場合:
<Install_Path>\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -add "Backup_Host=IP_address or hostname"
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -add "Backup_Host=IP_address or hostname"
詳しくは Hadoop クラスタ用の BigData ポリシーを作成するための NetBackup コマンドラインインターフェース (CLI) の使用 を参照してください。
- ベストプラクティスとして、すべてのバックアップホスト上の
/etc/hosts
ファイルにすべての NameNodes と DataNodes のエントリを追加します。FQDN 形式でホスト名を追加する必要があります。または
/etc/resolv.conf
ファイルに適切な DNS エントリを追加します。
バックアップホストを削除するには
- [バックアップ対象]タブで、削除するバックアップホストを選択します。
- 選択したバックアップホストを右クリックし、[削除]をクリックします。
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを削除することもできます。
Windows の場合:
<Install_Path>\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -delete "Backup_Host=IP_address or hostname"
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -delete 'Backup_Host=IP_address or hostname'