Enterprise Vault™ での Microsoft Teams アーカイブの設定
インポータを設定
インポータは、Microsoft Teams のデータを Veritas Enterprise Vault にダウンロードします。
インポータを設定する接続が利用可能な必要があります。
Enterprise Vault サーバーで、Microsoft Teams データを受け取る保存フォルダが利用可能な必要があります。保存フォルダのパスは、Enterprise Vault サーバーのローカルパスである必要があります。保存フォルダは、Merge1 サーバーがアクセス可能な共有フォルダである必要があります。
Merge1 インポータのログが書き込まれる Merge1 サーバーのログフォルダパスに注意してください。ログフォルダのパスは、Merge1 サーバーのローカルパスである必要があります。
メモ:
Merge1 管理者と Enterprise Vault サービスアカウントユーザーが異なる場合は、Merge1 サーバーのローカル管理者グループに Enterprise Vault サービスアカウントユーザーを追加します。
Teams アーカイブの設定に使用している Merge1 サーバーの管理者ユーザーが、保存フォルダが存在するマシンのローカル管理者グループに追加されている必要があります。
インポータに使用するボルトストアに注意してください。
Merge1 サーバーのインストールと設定には Enterprise Vault サービスアカウントの使用をお勧めします。ただし、すでに Enterprise Vault 以外のサービスアカウントで Merge1 サーバーをインストールして設定している場合は、Merge1 サーバーの Enterprise Vault サービスアカウントに次の権限を追加する必要があります。
ローカル管理者 (管理者グループのメンバーである必要があります)
サービス権限でログオンする
バッチジョブ権限でログオンする
メモ:
Merge1 サーバーで Windows サービスとして[インポータの実行 (Run Importer)]が使用される場合、Active Directory 管理者は、Merge1 サーバーでこれらの権限を持つように Enterprise Vault サービスアカウントを制限しないでください。
Teams ドメインが内部 SMTP ドメインのリストに追加され、正しいメッセージの方向 (内部または外部) をマーキングしていることを確認します。[サイトプロパティ (Site Properties)]、[詳細 (Advance)]、[SMTP]、[内部 SMTP ドメインのリスト (List of internal SMTP domains)]の順に選択し、Teams ドメインを追加します。
メモ:
以前に削除されたインポータと同じ名前のインポータを作成すると、同じアーカイブが新しいコンテンツのアーカイブに使用される可能性があります。アーカイブに重複したエントリが表示される場合があります。以前に削除したインポータと同じ名前で新しいインポータを作成しないでください。
メモ:
レガシーデータと日次データを収集する場合は、別々のインポータを 2 つ作成することを推奨します。レガシーデータと日次データの両方を収集するには、管理者は手動で Teams アーカイブタスクを開始する必要があります。レガシーデータ収集の場合、管理者はインポータがデータを数日間ダウンロードするのを許可してから、[今すぐ実行 (Run now)]モードまたは[スケジュール (Schedule)]モードで Teams アーカイブタスクを開始する必要があります。[今すぐ実行 (Run now)]モードと[スケジュール (Schedule)]モードについて詳しくは、Teams アーカイブの管理およびTeams アーカイブの管理タスクを参照してください。
保持フォルダは、Merge1 が Teams データをダンプし、Enterprise Vault がアーカイブのためにそのデータを選択するフォルダです。
保存フォルダパスは次の条件に従う必要があります。
このフォルダは、EV サーバーのローカルドライブに配置することをお勧めします。
フォルダはウイルススキャンから除外する必要があります。保存フォルダをスキャンすると、アイテムの破損、パフォーマンスの問題、およびデータの損失が発生する可能性があります。
フォルダは共有フォルダである必要があります。また、要求された場合は常に UNC パス形式で指定する必要があります。
フォルダパスで許可される最大長は (140 - インポータの名前の長さ) 文字です。
Teams チャットデータを保存するように設定するマシンは、Enterprise Vault と同じドメインにある必要があります。
Enterprise Vault 以外のサーバーで作成された Vault サービスアカウント管理者の保存フォルダへの共有アクセスを提供します。
Domain\VSA 管理者は保存フォルダがあるサーバーのローカル管理者である必要があります。
[Enterprise Vault の IIS マネージャ (IIS Manager in Enterprise Vault)]、[アプリケーションプール (Application pool)]、[Merge1WebHookPool]、[ID (Identity)]の順に選択して、Domain\VSA 管理者を ID ユーザーとして追加します。
[Enterprise Vault の IIS マネージャ (IIS Manager of Enterprise Vault)]、[サイト (Sites)]、[Enterprise Vault]、[Merge1WebHook]、[認証 (Authentication)]、[匿名認証 (Anonymous Authentication)]、(編集) の順に選択してアプリケーションプール ID を設定します。
Enterprise Vault 管理コンソールでインポータを作成するときに共有フォルダのパスを入力するには、パスをコピーして[保存フォルダ (Holding folder)]フィールドに貼り付けます。
この設定により、Merge1 サーバーから Enterprise Vault サーバーへの通知要求が正しく受信され、チャットアイテムの分離プロセスが正常にトリガされます。
Enterprise Vault サービスアカウントユーザーではなく Merge1 サーバー管理者ユーザーを使用して Merge1 サーバーをインストールすると、Merge1 サーバー管理者ユーザーが Merge1 サーバーのアプリケーションプールに設定されます。つまり、次のようになります。
[IIS マネージャ (IIS Manager)]、[アプリケーション プール (Application pools)]、[Merge1WebAppPool]の順に選択します。
インポータ用に設定されたサービスアカウント。このアカウントは、Enterprise Vault 管理コンソールから作成される Domain\VSA 管理者です。
このシナリオでは、Merge1 サーバー管理者と Domain\VSA 管理者に、インポータの作成中に渡された保存フォルダに対するフルアクセス権を割り当てます。
Domain\VSA 管理者ユーザーを Merge1 サーバーのローカル管理者グループに追加します。
この設定により、Merge1 サーバーから Enterprise Vault サーバーへの通知要求が正しく受信され、チャットアイテムの分離プロセスが正常にトリガされます。
Enterprise Vault 管理コンソールの左ペインで、[対象 (Targets)]、[Microsoft 365]、[インポータ (Importers)]の順に選択します。
新しいインポータを作成するには、[インポータ (Importers)]を右クリックし、[新規 (New)]、[インポータ (Importers)]の順に選択します。
プロンプトが表示されたら、Veritas Enterprise Vault サービスアカウントのクレデンシャルを入力して[OK]をクリックします。
[新しいインポータ (Teams Importer)]ウィザードが開きます。
[次へ (Next)]をクリックします。
該当のテキストボックスに次の詳細を入力して[次へ (Next)]をクリックします。
新しいインポータの一意の適切な名前を入力します。
新しいインポータの適切な説明を入力します。
以下を選択して[次へ (Next)]をクリックします。
Microsoft 365 の接続 (Microsoft 365 connection): ドロップダウンリストから接続を選択します。
保存フォルダ (Holding folder): Microsoft Teams データを受け取る Microsoft Teams 保存フォルダのパスを選択します。
ログフォルダ (Log folder): Merge1 インポータのログが書き込まれる Merge1 サーバーのログフォルダの場所を選択します。
インポータがデータを収集するユーザーを指定します。
すべてのユーザーのデータを収集する場合は、[すべてのユーザー (All users)]を選択します。
特定のユーザーのデータを収集する場合は、[リストを手動で管理する (Manually maintain the list)]を選択します。
手動で電子メール ID を入力し、特定のユーザーの名前を表示するには、[追加 (Add)]をクリックしてユーザーの詳細を入力します。[OK]をクリックします。
CSV ファイルから特定のユーザーをインポートするには、[インポート (Import)]をクリックして CSV ファイルを選択します。[開く (Open)]をクリックします。
[次へ (Next)]をクリックします。
インポータが Teams データを収集する日付範囲を指定します。
[すべての時間 (All Time)]: 日付フィルタ基準なしですべての時間の Teams データを収集するにはこのオプションを選択します。データが利用可能な場合は常に Teams データの収集を継続します。
[日付ベース (Date Based)]: 特定の日付範囲の Teams データを収集するにはこのオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、[これ以降に生成されたデータを収集する (Collect data generated after)]および[これ以降に生成されたデータは収集しない (Do not collect data generated after)]チェックボックスのいずれか 1 つを選択して、データ収集の日付範囲を指定する必要があります。
[これ以降に生成されたデータを収集する (Collect data generated after)]: 特定の日付以降の Teams データのみを収集するには、このオプションを選択します。この日付より前の Teams データは収集されません。
[これ以降に生成されたデータは収集しない (Do not collect data generated after)]: 特定の日付までの Teams データのみを収集するには、このオプションを選択します。この日付より後の Teams データは収集されません。
メモ:
特定の日付範囲のデータが収集されると、インポータのプロパティから日付範囲を変更して、この日付範囲より前のデータを収集することができなくなります。インポータは常に、最後にデータを収集した日付からデータを収集します。
[次へ (Next)]をクリックします。
次を選択します。
インポータに適用する Teams ポリシー。
インポータに使用する保持カテゴリ。
[次へ (Next)]をクリックします。
インポータに使用するボルトストアを選択します。
メモ:
Microsoft Teams アーカイブとインポータの Teams アーカイブタスクは、ボルトストアが存在するコンピュータに作成されます。
新しいインポータの設定を確認し、[完了 (Finish)]をクリックします。
Enterprise Vault 管理コンソールの左ペインで、[対象 (Targets)]、[Microsoft 365]、[インポータ (Importers)]の順に選択します。
管理コンソールの右ペインに、利用可能なインポータが表示されます。
インポータを右クリックして次の処理を実行します。
[Enable (有効)]: インポータを有効にできます。
[Disable (無効)]: インポータを無効にできます。これは、インポータのプロパティを修正し、インポータを削除するために必要です。
[今すぐ実行 (Run Now)]: Teams データを収集するインポータを実行できます。
[削除 (Delete)]: インポータを削除できます。この操作を実行するには、インポータが無効状態である必要があります。
[プロパティ (Properties)]: インポータのプロパティを表示および更新できます。インポータをダブルクリックすると、プロパティを表示および更新できます。インポータのプロパティを更新する場合は、インポータが無効状態である必要があります。詳しくは、次の手順を参照してください。
インポータを更新するには、インポータをダブルクリックします。
メモ:
インポータを更新する場合は、インポータが無効状態になっている必要があります。
[インポータのプロパティ (Importer properties)]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには次のタブがあります。
一般 (General): [詳細 (Details)]セクションには、インポータの名前、説明、状態、インポータに関連付けられた Teams アーカイブタスクが表示されます。
[設定 (Settings)] セクションには、Teams アーカイブ名と、インポータに適用されている Teams ポリシーが表示されます。設定は、必要に応じて更新できます。
[保持 (Retention)]セクションには、保持カテゴリが表示されます。保持カテゴリの設定は、必要に応じて更新できます。
接続とフォルダ (Connection and Folders): [Microsoft 365 の接続 (Microsoft 365 connection)]セクションには、同じ Merge1 サーバーのインポータに設定されている接続が表示されます。接続は、必要に応じて更新できます。
[保存フォルダ (Holding folder)] セクションには、Merge1 サーバーから Teams データを受け取る Microsoft Teams 保存フォルダのパスが表示されます。保存フォルダのパスは、必要に応じて更新できます。インポータの保存フォルダの場所を更新する前に、次の手順を実行します。
手順 1: Enterprise Vault 管理コンソールで、インポータの Teams アーカイブタスクを停止します。
手順 2: 現在の保存フォルダツリーの既存のコンテンツを新しい場所にコピーします。
[ログフォルダ (Log folder)]セクションには、Merge1 インポータのログが保存される Merge1 サーバーのログフォルダのパスが表示されます。ログフォルダのパスは、必要に応じて更新できます。
監視対象ユーザー (Monitored Users): インポータがデータを収集するユーザーを指定します。
すべてのユーザーのデータを収集する場合は、[すべてのユーザー (All users)]を選択します。
特定のユーザーのデータを収集する場合は、[リストを手動で管理する (Manually maintain the list)]を選択します。
手動で電子メール ID を入力し、特定のユーザーの名前を表示するには、[追加 (Add)]をクリックしてユーザーの詳細を入力します。[OK]をクリックします。
CSV ファイルから特定のユーザーをインポートするには、[インポート (Import)]をクリックして CSV ファイルを選択します。[開く (Open)]をクリックします。
[日付範囲 (Date Range)]: インポータが Teams データを収集する日付範囲を指定します。
[すべての時間 (All Time)]: 日付フィルタ基準なしですべての時間の Teams データを収集するにはこのオプションを選択します。データが利用可能な場合は常に Teams データの収集を継続します。
[日付ベース (Date Based)]: 特定の日付範囲の Teams データを収集するにはこのオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、[これ以降に生成されたデータを収集する (Collect data generated after)]および[これ以降に生成されたデータは収集しない (Do not collect data generated after)]チェックボックスのいずれか 1 つを選択して、データ収集の日付範囲を指定する必要があります。
[これ以降に生成されたデータを収集する (Collect data generated after)]: 特定の日付以降の Teams データのみを収集するには、このオプションを選択します。この日付より前の Teams データは収集されません。
[これ以降に生成されたデータは収集しない (Do not collect data generated after)]: 特定の日付までの Teams データのみを収集するには、このオプションを選択します。この日付より後の Teams データは収集されません。
メモ:
インポータは常に、最後にデータを収集した日付からデータを収集します。
スケジュール (Schedule): インポータの実行をスケジュール設定します。
[間隔 (Interval)]セクションでは、1 時間または 15 分を選択して、インポータの実行をスケジュール設定できます。
ダイアログボックスの下部にあるタイムスケジューラをクリックすると、特定の曜日の特定の時間帯を選択して、インポータの実行をスケジュール設定することもできます。
詳細 (Advanced): Merge1 の通知のバッチサイズが表示されます。この複製ファイル数のバッチサイズで、Merge1 から Enterprise Vault に通知が送信されます。
既存のバッチを変更する場合は、[変更 (Modify)]をクリックします。
[適用 (Apply)]、[OK]の順に選択します。
インポータを有効化します。
保存フォルダの場所を更新した場合は、対応するチームアーカイブタスクを開始します。