Cluster Server 7.4.3 管理者ガイド - Linux
- 第 I 部 クラスタ化の概念と用語
- Cluster Server の概要
- Cluster Server について
- クラスタ制御のガイドラインについて
- VCS の物理コンポーネントについて
- VCS の論理コンポーネント
- クラスタトポロジーについて
- VCS 設定の概念
- Cluster Server の概要
- 第 II 部 管理 - VCS の利用方法
- VCS ユーザー権限モデルについて
- コマンドラインによるクラスタの管理
- コマンドラインでの VCS の管理について
- VCS ライセンスのインストールについて
- LLT の管理
- VCS の起動
- VCS エンジンと関連プロセスの停止
- VCS へのログイン
- VCS 設定ファイルの管理について
- コマンドラインによる VCS ユーザーの管理について
- VCS のクエリーについて
- サービスグループの管理について
- リソースの管理について
- リソースタイプの管理について
- クラスタの管理について
- VCS でのアプリケーションとリソースの設定
- VCS Simulator を使った VCS の動作の予測
- 第 III 部 VCS 通信と操作
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- クラスタ通信について
- クラスタメンバーシップについて
- メンバーシップアービトレーションについて
- データ保護について
- I/O フェンシングを使う VCS 操作の例
- I/O フェンシングを使わない、クラスタメンバーシップとデータ保護について
- I/O フェンシングを使わない VCS 動作の例
- I/O フェンシングの管理
- vxfentsthdw ユーティリティについて
- vxfentsthdw の -c オプションを使ったコーディネータディスクグループのテスト
- vxfenadm ユーティリティについて
- vxfenclearpre ユーティリティについて
- vxfenswap ユーティリティについて
- コーディネーションポイントサーバーの管理について
- IPv6 またはデュアルスタックをサポートする CP サーバーの設定について
- ディスクベースとサーバーベースのフェンシング設定間の移行について
- VCS の動作の制御
- リソース障害時の VCS の動作
- サービスグループレベルでの VCS 動作の制御について
- リソースレベルでの VCS 動作の制御について
- ストレージ接続消失時の VCS 動作
- サービスグループワークロード管理
- ワークロード管理を示した設定例
- サービスグループの依存関係のロール
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- 第 IV 部 管理 - 高度な操作
- VCS イベント通知
- VCS イベントトリガ
- イベントトリガのi使用
- イベントトリガの一覧
- Virtual Business Service
- 第 V 部 Veritas High Availability 設定ウィザード
- 第 VI 部 ディザスタリカバリ用のクラスタ設定
- クラスタの相互接続 - グローバルクラスタの作成
- コマンドラインによるグローバルクラスタの管理
- RDC の設定
- キャンパスクラスタの設定
- 第 VII 部 トラブルシューティングおよびパフォーマンス
- VCS パフォーマンスに関する注意事項
- クラスタコンポーネントの処理速度に対する影響
- クラスタ操作の処理速度に対する影響
- システムパニックのときの VCS の処理速度に関する注意事項
- スケジュールクラスと優先度の設定について
- VCS エージェントの統計機能
- VCS のチューニングパラメータについて
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- systemd ユニットサービスファイルの問題のトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- サイトのトラブルシューティング
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- VCS クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- セキュア設定のトラブルシューティング
- ウィザードベースの設定に関する問題のトラブルシューティング
- [Veritas High Availability]ビューの問題のトラブルシューティング
- VCS パフォーマンスに関する注意事項
- 第 VIII 部 付録
リソースタイプ属性
リソースタイプの一部の静的属性は無効化が可能です。
次に示す属性について詳しくは、『Cluster Server エージェント開発者ガイド』のエージェントパラメータの設定に関する章を参照してください。
表: リソースタイプ属性 にリソースタイプ属性の一覧を示します。
リソースタイプ属性 | 説明 |
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ActionTimeout (ユーザー定義) | Action 関数のタイムアウト値。
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AdvDbg (ユーザー定義) | 拡張デバッグのアクティブ化を有効にします。
AdvDbg 属性について詳しくは、『Cluster Server エージェント開発者ガイド』を参照してください。 |
AgentClass (ユーザー定義) | VCS エージェントプロセスのスケジュールクラスを指定します。 VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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AgentDirectory (ユーザー定義) | エージェントバイナリとスクリプトがあるディレクトリのパスを入力します。 エージェントは次のディレクトリでバイナリとスクリプトを検索します。
前のディレクトリがいずれも存在しない場合、エージェントは開始しません。 この属性を AgentFile 属性と組み合わせて使って、別の場所またはエージェントの別のバイナリを指定します。
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AgentFailedOn (システムのみ使用) | このリソースタイプのエージェントに障害が発生したシステムのリストです。
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AgentFile (ユーザー定義) | エージェントバイナリの名前とパスを入力します。 この属性に値を指定しない場合、AgentDirectory 属性で定義したパスにあるエージェントバイナリを VCS は使います。
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AgentPriority (ユーザー定義) | エージェントプロセスを実行するときの優先度を指定します。 VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: 0 |
AgentReplyTimeout (ユーザー定義) | エージェントを再起動する前に、エージェントから送られるハートビートを受信するために、エンジンが待機する秒数です。
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AgentStartTimeout (ユーザー定義) | エージェントの起動後、エージェントを再起動する前に、エンジンがエージェントから最初の「ハンドシェーク」が成立するまで、待機する秒数です。
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AlertOnMonitorTimeouts (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | この属性で指定されている値またはその倍数の値の回数だけモニタがタイムアウトすると、VCS はユーザーに SNMP 通知を送信します。 この属性をある値(たとえば N)に設定した場合、最初のモニタタイムアウトで通知を送信した後、2 回目の通知に対する最初のモニタタイムアウトを含めてモニタタイムアウトが N 回連続するごとに、VCS は SNMP 通知を送信します。 AlertOnMonitorTimeouts を 0 に設定すると、VCS は最初のモニタタイムアウトに対してのみ SNMP 通知をユーザーに送信します。モニタが正常に戻るまでの以降のモニタタイムアウトについては、VCS はそれ以上の通知をユーザーに送信しません。 AlertOnMonitorTimeouts 属性を FaultOnMonitorTimeouts 属性と組み合わせて使用すると、VCS で設定されているグループのリソースのモニタタイムアウト時の動作を制御できます。 サービスグループのすべてのリソースに対して FaultOnMonitorTimeouts を 0 に設定し、AlertOnMonitorTimeouts を何らかの値に設定すると、そのサービスグループで設定されているリソースに対しては VCS はモニタタイムアウト時に何も処理を実行せず、AlertOnMonitorTimeouts 属性で設定されている頻度での通知の送信だけを行います。
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ArgList (ユーザー定義) | open、close、online、offline、monitor、clean、info、action 関数に値が渡される、属性の順序付きリストです。
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AttrChangedTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | attr_changed 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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CleanRetryLimit (ユーザー定義) | リソースを ADMIN_WAIT 状態に移行する前に clean 機能を再試行する回数です。 0 に設定すると clean は無限に再試行されます。 この属性の有効な値は 0 から 1024 までの範囲です。
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CleanTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | clean 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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CloseTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | close 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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ConfInterval (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | 指定した時間(秒単位)、リソースがオンライン状態を継続した場合、前回の障害と再起動の試行は、エージェントによって無視されます (詳しくは ToleranceLimit 属性および RestartLimit 属性を参照してください)。
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ContainerOpts (システムのみ使用) | リソースを制御するエージェントに渡す情報を指定します。 これらの値はサービスグループの ContainerInfo 属性が設定されている場合にのみ有効です。
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EPClass (ユーザー定義) | online エージェント機能(エントリポイント)以外のエントリポイントのスケジュールクラスを、エントリポイントが C かスクリプトかに関係なく制御できます。 この属性の有効な値は次のとおりです。
VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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EPPriority (ユーザー定義) | online エントリポイント以外のエージェント関数(エントリポイント)のスケジュール優先度を制御できます。 この属性は、エントリポイントが C かスクリプトかに関係なくエージェント関数の優先度を制御します。 この属性の有効な値は次のとおりです。
VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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ExternalStateChange (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | VCS の制御外でリソースが意図的にオンラインまたはオフラインになったとき、VCS がサービスグループの状態をどのように処理するのかを定義します。 属性は次の値をとることができます。 OnlineGroup: 設定済みアプリケーションが VCS の制御外で開始された場合、VCS は対応するサービスグループをオンラインにします。 OfflineGroup: 設定済みアプリケーションが VCS の制御外で停止された場合、VCS は対応するサービスグループをオフラインにします。 OfflineHold: 設定済みアプリケーションが VCS の制御外で停止された場合、VCS は対応する VCS リソースの状態をオフラインにします。 VCS が親リソースまたはサービスグループをオフラインにすることはありません。 OfflineHold および OfflineGroup は、互いに排他的です。 |
FaultOnMonitorTimeouts (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | この属性に定義した回数、monitor エントリポイントがタイムアウトした場合、clean 関数を実行して対象リソースを停止させます。 その後、RestartLimit 属性の設定に応じて、リソースの状態を FAULTED とするか、再起動を実行します。 この属性に 0 を設定した場合、monitor エントリポイントがタイムアウトしてもリソースの障害とは見なされません。 1 や 2 などの小さい値を設定した場合、特に負荷のかかっているシステムでシステムリソース不足が原因で monitor がタイムアウトしたとしても、リソース障害と判断する可能性があります。
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FaultPropagation (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | VCS が、リソースに障害が発生した場合に親リソースにも障害を伝播してサービスグループ全体をオフラインにするかどうかを指定します。 値 1 は、グループの AutoFailOver 属性を 1 に設定している場合にリソースエラーが起きたときに、VCS がサービスグループをフェールオーバーすることを示します。値 0 は、リソースエラーが起きたときに Critical 属性の値に関係なく VCS が他のリソースをオフラインにしないことを示します。 サービスグループは、リソースに障害が起きた場合にフェールオーバーしません。
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FireDrill (ユーザー定義) | このリソースタイプでファイアドリルを有効にするかどうかを指定します。 各値の説明を以下に示します。
この属性は変更できます。
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IMF (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | IMF 対応のエージェントがインテリジェントなリソース監視を実行する必要があるかどうかを指定します。 リソースレベルでこの属性の値を上書きすることもできます。 データ形式と値のタイプ: 整数 - 関連 この属性は次のキーを含んでいます。
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IMFRegList (ユーザー定義) | 値が IMF 通知モジュールに登録される属性の順序付きリストです。
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InfoInterval (ユーザー定義) | 特定のリソースタイプで状態が ONLINE のリソースについて、エージェントフレームワークが定期的に info 関数を実行する間隔を秒単位で定義します。 0 を設定した場合、info 関数の定期的な実行は行われません。 info 関数を手動で実行する場合は、hares -refreshinfo コマンドを実行します。 たとえば、あるリソースタイプ属性で、この属性値に 30 を設定した場合、そのリソースタイプで、状態が ONLINE であるすべてのリソースについて、30 秒ごとに info 関数が実行されます。
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IntentionalOffline (ユーザー定義) | 設定済みアプリケーションが、VCS 制御外で意図的に停止されたときの VCS の対応を定義します。 VCS 制御外での意図的なオフラインの検出をサポートするエージェントにこの属性を追加します。 意図的オフライン機能は、V51 以降で登録されたエージェントで利用できます。 値 0 は、サポート対象のリソースが VCS 制御外でオフラインにされたとき、障害を登録してサービスグループのフェールオーバーを開始することを示します。 値 1 は、対応するアプリケーションが VCS の制御外で停止されたとき、VCS がリソースをオフラインにすることを示します。
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InfoTimeout (ユーザー定義) | info 関数のタイムアウト値。 指定時間内に関数が完了しない場合、エージェントフレームワークは、この info 関数のスレッドを強制終了させます。
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LevelTwoMonitorFreq (ユーザー定義) | このリソースタイプのエージェントが第 2 レベル、つまり詳細な監視を実行する必要がある頻度を指定します。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 0 |
LogDbg (ユーザー定義) | リソースタイプ、またはエージェントフレームワークに対して、デバッグレベルを定義します。 DBG_1 から DBG_21 のキーを使ってこのエージェント関数にデバッグレベルを定義します。エージェントフレームワークからのデバッグメッセージは、デバッグのレベルを示す DBG_AGINFO、DBG_AGDEBUG、DBG_AGTRACE とともにログに記録されます。
LogDbg 属性は変更できます。 LogDbg 属性を使ってリソースレベルで DBG_AGINFO、DBG_AGTRACE、DBG_AGDEBUG の重要度を設定できますが、これらのレベルはエージェントタイプに固有なので影響はありません。 LogDbg 属性を使ってリソースレベルで DBG_1 から DBG_21 までの間の値に設定することを推奨します。 |
LogFileSize (ユーザー定義) | エージェントログのファイルサイズをバイト単位で定義します。 最小値は 64 KB です。 最大値は 134217728 バイト(128 MB)です。
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LogViaHalog (ユーザー定義) | 設定した値に基づいて、エージェントログファイルやエンジンログファイルそれぞれに記録するすべてのエントリポイントのログを有効にします。
種類: ブール - スカラー デフォルト: 0 |
MigrateWaitLimit (ユーザー定義) | 移行手順の完了後、リソースが移行するのを待機する監視間隔の数。 MigrateWaitLimit は、移行操作が移行元ノードのリソースをオフラインにして移行先ノードのリソースをオンラインにするので移行元と移行先のノードに適用できます。 移行手順の完了後に移行元ノードのリソースがオフラインになるのを待機する監視間隔の数値と、移行元ノードのリソースがオフラインになった後に移行先ノードのリソースがオンラインになるのを待機する監視間隔の数値として MigrateWaitLimit を定義することもできます。
メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 手動で起動されるプローブは、MigrateWaitLimit が設定されていて、リソースが移行するのを待っている間に数えられます。 たとえば、リソースの MigrateWaitLimit が 5 に設定され、MonitorInterval が 60(秒)に設定されている場合、リソースは最大で 5 監視間隔(5 × 60)だけ待機し、MigrateWaitLimit 内の 5 回の監視すべてでリソースをソースノードでオンラインとして報告した場合、ADMIN_WAIT フラグを設定します。 別のプローブを実行した場合、リソースは 4 監視間隔(4 × 60)だけ待機し、4 回目の監視で状態をソースでオフラインと報告しない場合、ADMIN_WAIT フラグを設定します。 この手順は 5 つの完全なサイクルで繰り返されます。 同様に、リソースが MigrateWaitLimit 内の状態がオンラインに移行しない場合は、ADMIN_WAIT フラグを設定します。 |
MigrateTimeout (ユーザー定義) | 移行手順は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 |
MonitorInterval (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | 状態が online のリソース、または ONLINE へ遷移中のリソースに対して連続して行われる monitor エントリポイント実行間隔を秒単位で定義します。 メモ: メモ: MultiNICB タイプに対するこの属性の値は、IPMultiNICB タイプに対するこの属性の値よりも小さくする必要があります。 詳しくは、『Cluster Server 付属エージェントリファレンスガイド』を参照してください。 同じタイプのリソースが多数存在するクラスタで、この属性値の値が小さい場合、VCS は頻繁に monitor を実行することになるため、処理速度に影響が出ることがあります。 値が大きい場合、障害の発生したリソースの検出に時間がかかる可能性があります。
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MonitorStatsParam (ユーザー定義) | 監視時間の統計計算に必要なパラメータ値を格納します。 static str MonitorStatsParam = {Frequency = 10, ExpectedValue = 3000, ValueThreshold = 100, AvgThreshold = 40} Frequency: 監視サイクルの平均時間を計算してエンジンに送信するまでの監視サイクルの数。 この属性を設定する場合は、1 から 30 までの値に設定する必要があります。値が 0 の場合は、監視サイクル時間が計算できないことを示します。 デフォルトは 0 です。 ExpectedValue: このタイプのすべてのリソースに対して予測される監視時間(ミリ秒)。 デフォルトは 100 です。 ValueThreshold: 期待監視サイクル時間(ExpectedValue)と実際の監視サイクル時間との許容差(%)。 デフォルトは 100 です。 AvgThreshold: 監視サイクル時間の基準平均と移動平均の間の許容差(%)。 デフォルトは 40 です。
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MonitorTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | monitor 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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NumThreads (ユーザー定義) | リソースを管理するためにエージェントプロセスで使われるスレッド数です。 この属性で定義された数は、他の内部の目的で使うスレッドを含みません。 エージェントが管理しているリソース数が NumThreads 値以下の場合は、エージェントにちょうど同数のスレッドが作成されます。 ここでリソースをさらに追加してもサービススレッドが作成されません。 リソースを削除するとサービススレッドは終了します。 つまり、NumThreads を 1 に設定すると、リソースカウントにかかわらずエージェントは 1 つのサービススレッドのみを使うように強制します。 エージェントのフレームワーク上の制限で、この属性の最大値は 30 となっています。
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OfflineMonitorInterval (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | 状態が OFFLINE のリソースに対する monitor エントリポイントを実行する間隔を秒数で定義します。 0 に設定した場合、OFFLINE 状態のリソースは監視されません。
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OfflineTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | offline 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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OfflineWaitLimit (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | オフラインプロシージャが完了してから、リソースがオフラインになるまで待機する監視間隔の数を定義します。 リソースがオフラインとなるのに、時間を要する場合は、この属性値を大きくします。 手動で起動されるプローブは、OfflineWaitLimit が設定されていて、リソースがオフラインになるのを待っている間に数えられます。 たとえば、リソースの OfflineWaitLimit が 5 に設定されている場合、MonitorInterval は 60 に設定されます。 リソースは 5 監視間隔(5 × 60)の最大だけ待機し、OfflineWaitLimit 内の 5 回すべての監視でリソースをオンラインとして報告する場合、clean エージェント関数を呼び出します。 ユーザーがプローブを実行した場合、リソースは 4 監視間隔(4 × 60)だけ待機し、4 回目の監視で状態をオフラインと報告しない場合、clean エージェント関数を呼び出します。 ユーザーが別のプローブを実行した場合、さらにもう 1 回の監視サイクルが消費されて、リソースは 3 監視間隔(3 × 60)だけ待機し、3 回目の監視が状態をオフラインと報告しない場合、clean エージェント関数を呼び出します。
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OnlineClass (ユーザー定義) | オンラインエージェント関数(エントリポイント)のスケジュールクラスを制御できます。 この属性はエントリポイントが C かスクリプトかに関係なくクラスを制御します。 この属性の有効な値は次のとおりです。
VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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OnlinePriority (ユーザー定義) | オンラインエージェント関数(エントリポイント)のスケジュール優先度を制御できます。 この属性はエントリポイントが C かスクリプトかに関係なく優先度を制御します。 この属性の有効な値は次のとおりです。
VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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OnlineRetryLimit (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | リソースをオンラインにできなかった場合に、ONLINE 操作を再試行する回数です。 エージェントに clean 操作が実装されている場合のみ、この属性は有効です。
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OnlineTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | online 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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OnlineWaitLimit (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | online エントリポイントの完了後、リソースがオンラインになるまで実行される MonitorInterval の回数を定義します。 リソースがオンラインとなるのに、時間を要する場合は、この属性値を大きくします。 ユーザーが実行した各プローブコマンドは、1 回の監視間隔として考慮されます。 たとえばリソースの OnlineWaitLimit が 5 に設定されるとします。これは、5 回の監視間隔後にリソースが障害状態になるということを意味します。 ユーザーがプローブを起動すると、4 回目の監視で状態がオンラインであると報告されなければ、4 つの監視サイクルの後でリソースに障害が発生します。 ユーザーがもう一度プローブを起動すると、監視サイクルがさらに 1 回消費され、3 回目の監視で状態がオンラインであると報告されなければ、リソースに障害が発生します。
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OpenTimeout (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | open 関数の処理は、このパラメータに指定した時間(秒数)内に完了する必要があり、完了しない場合は終了します。
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操作 (ユーザー定義) | このリソースタイプのリソースの操作を定義します。 値は、OnOnly(オンラインのみ)、OnOff(オンライン、オフラインともに可)、None(オンライン、オフラインともに不可)のいずれかです。
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RestartLimit (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | 予期せぬ原因でリソースがオフラインになり、VCS がリソースを FAULTED と認定する前に、リソースをオンラインにしようと試行する回数です。
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ScriptClass (ユーザー定義) | エージェントによって作成されたスクリプトプロセス(online など)のスケジュールクラスを指定します。 VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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ScriptPriority (ユーザー定義) | エージェントによって作成されたスクリプトプロセスの優先度を指定します。 VCS でスケジュールクラスと優先度を設定するには、次の属性セットのどちらか一方のみを使います。
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SourceFile (ユーザー定義) | 設定ファイルを定義します。 main.cf ではこの属性を設定しないでください。 この属性を設定するコマンドを実行する前に、パスがすべてのノード上に存在することを確認します。
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SupportedActions (ユーザー定義) | リソースタイプの有効なアクショントークン。
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SupportedOperations (ユーザー定義) | リソースタイプまたはエージェントに対する追加の操作を示します。 migrate キーワードのみがサポートされます。
移行をサポートするリソースタイプの例は、KVM(カーネルベースの仮想マシン)です。 |
ToleranceLimit (ユーザー定義) メモ: この属性による設定は、一時的に無効にできます。 | リソースがオンラインになった後、monitor 関数が急にリソースの状態として OFFLINE と返した場合、その OFFLINE を何回連続して報告したかによって、そのリソースを FAULTED と認定するのかを定義します。 大きな値を設定した場合、リソースを障害と認定するのに時間がかかる可能性があります。
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TypeOwner (ユーザー定義) | この属性は VCS の通知のために使われます。 エージェントのリソースタイプに関するイベントが生じた際に、この属性で指定した人物に VCS が通知を送ります。 そのタイプのエージェントで障害または再起動が発生すると、VCS は TypeOwner に通知を送信します。 VCS はほとんどのイベントをログに記録しますが、すべてのイベントが通知をトリガするとは限らないことに注意してください。 NotifierMngr エージェントの SmtpRecipients 属性で定義された 1 人以上の受信者または TypeOwner に送信する通知の重要度レベルを必ず設定してください。
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TypeRecipients (ユーザー定義) | TypeRecipients 属性で設定される電子メール ID は特定のエージェントに関連するイベントの電子メールの通知を受信します。 通知が送信されるエージェントに関連するイベントには、次の 2 種類があります。
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