問題
Backup Exec Agent for Windows をリモートコンピュータにインストールする手順について説明します。
エラーメッセージ
UMI コード: V-225-285
解決方法
Agent for Windows のインストール手順を参照するには、必要な方法をクリックします。
自動 (プッシュ) インストール (Backup Exec サーバーから実行)
ローカル (手動) インストール (各リモートコンピュータで実行)
Backup Exec 2012 以上では、グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を使用して Agent for Windows をローカルでインストールすることが可能です。
サイレント (コマンドライン) インストール (各リモートコンピュータで実行)
コマンドラインインストールには、コマンドラインスクリプトとして setupaa.cmd (32 ビット OS の場合) および setupaax64.cmd (64 ビット OS の場合) が用意されています。
Agent for Windows の自動 (プッシュ) インストール
Agent for Windows の自動 (プッシュ) インストールの実行方法には 2 つあります。
[バックアップとリストア] タブから実行する (推奨)
1. Backup Exec のコンソールを起動して、 [バックアップとリストア] タブに移動します。
2. [追加] (リボンメニューから)、 [ Microsoft Windows コンピュータ] を順に選択し、 [次へ] をクリックします。
3. [ Backup Exec がサーバーとの信頼関係を確立するのを許可します] を選択して、 [次へ] をクリックします。
4. サーバー名を表示または追加してから、 [次へ] をクリックします。
5. [システムログオンアカウント] を選択または追加して、 [次へ] をクリックします。
6. [Veritas Backup Exec Agent for Windows を最新バージョンに自動的にアップグレードする] を選択します (Agent for Windows がインストールされていないか最新の状態でない場合)。
注意: [Veritas Backup Exec Agent for Windows のインストール後、再起動が必要な場合はリモートコンピュータを自動的に再起動する] を選択するのは、停止時間が計画済みの場合か、ターゲットサーバーで問題がない場合のみに限ります。
7. [インストール] をクリックすると、設定が開始されます。
8. [完了] をクリックすると、インストールが完了します。
[Backup Exec] ボタンをクリックする
1. Backup Exec のコンソールを起動します。
2. [ホーム] タブの左側にある円形の [Backup Exec] ボタンをクリックします。
3. [インストールとライセンス] に移動し、[他のサーバーにエージェントと Backup Exec サーバーをインストールする] を選択します。
4. [リモートコンピュータ] セクションで、[追加] を選択します。
・ [単一のコンピュータを追加する] を選択します (Remote Agent を 1 台のコンピュータのみにインストールする場合)。
または
・ [複数のコンピュータを同じ設定で追加する] を選択します (複数のサーバーを選択して Remote Agent をインストールする場合)。
注意: [将来のリモートインストールセッションのためにサーバーのリストを保存] チェックボックスをオンにすると、 Backup Exec やそのオプションをそれらのリモートコンピュータに次回インストールする必要があるときに、リモートコンピュータ名とそのクレデンシャルがすべて自動的に追加されます。
5. [リモート製品を選択] 画面で [ Agent for Windows] を選択して、 [次へ] をクリックします。
6. [単一のコンピュータを追加する] または [リモートコンピュータを選択する] 画面で、次の操作を実行します。
a. [単一のコンピュータを追加する] を選択する場合
i. [リモートコンピュータ] 名を入力のうえ [リモートコンピュータを参照する] を選択して、リモートコンピュータを選択します。
ii. [リモートコンピュータクレデンシャル] を入力します (サーバーの管理者権限が付与されているアカウントのユーザー名とパスワードを入力します)。
iii. [次へ] をクリックします。
または
b. [複数のコンピュータを同じ設定で追加する] を選択する場合
i. [リモートコンピュータ名] を入力のうえ [参照] を選択してリモートコンピュータを選択し、 [リストに追加する] をクリックします。
複数のサーバーを選択して Remote Agent をインストールする場合は、この手順を繰り返します。
ii. [リモートインストールクレデンシャル] を入力します (サーバーの管理者権限が付与されているアカウントのユーザー名とパスワードを入力します)。
iii. [次へ] をクリックします。
7. Remote Agent インストールファイルのインストール先の場所は、必要な場合には [インストール先フォルダ] で変更することができます。
8. Remote Agent の公開画面で次の操作を実行します。
a. [ Remote Agent が、リモートコンピュータの IP アドレスとコンピュータ名と Remote Agent のバージョンをメディアサーバーに公開することを有効にする] のチェックボックスをオンにします。
b. [追加] をクリックし、 [メディアサーバー名] または [ IP アドレス] (あるいは両方) を入力し、 [ OK] を押します。
c. [次へ] をクリックします。
9. サーバー名の横に [ Agent for Windows のインストール準備完了] が表示されたら、 [次へ] をクリックします。
10. [インストール] をクリックすると、インストールが開始されます。
11. インストールの完了を待って、 [完了] をクリックします。
12. Agent for Windows の手動インストールの実行後に、 SSL の信頼関係を確立する必要があります。詳しくは、次の記事を参照してください。
Backup Exec 2012 以降でリモートサーバーと信頼関係を確立する方法
GUI を使用するローカル (手動) インストール
Agent for Windows の自動 (プッシュ) インストールが失敗した場合、ローカルインストールの実行が必要になる場合があります。
以下に示すのは、 Agent for Windows のローカル (手動) インストールを実行する 2 つの方法です。
Backup Exec サーバー上に存在する RAWS32 フォルダまたは RAWSX64 フォルダを使用する (推奨)
1. RAWS32 フォルダまたは RAWSX64 フォルダ、および、 DotNetFx, VCRedict, MSXML (存在する場合) フォルダを、メディアサーバーからリモートコンピュータのドライブにコピーします。
・ 32 ビットシステムの場合は RAWS32 フォルダをコピーします。
・ 64 ビットシステムの場合は RAWSX64 フォルダをコピーします。
注意: 上記のフォルダのデフォルトのパスは [X:\Program Files\Veritas\Backup Exec\Agents] です ([X]は Backup Exec がインストールされたドライブ文字)。
2. リモートコンピュータに移動して、メディアサーバーからコピーした RAWS32 フォルダまたは RAWSX64 フォルダを開きます。
3. Setup.exe をダブルクリックします。
注意: Windows 2008以降 、 Windows Vista 、 Windows 7 以降の場合、ユーザーアクセス制御 (UAC) をオフにします。または、インストールの処理中にアクセスの問題が発生しないようにするため、 Setup.exe ファイルを右クリックして [管理者として実行] を選択します。
4. [ようこそ] の画面で [次へ] をクリックします。
5. [ローカルインストール] を選択して [次へ] をクリックします。
6. [Agent for Windows] を選択して [次へ] をクリックします。
注意: Remote Agent インストールファイルのインストール先の場所は、必要な場合には [変更] ボタンをクリックして変更することができます。
7. Remote Agent の公開画面で次の操作を実行します。
a. [ Remote Agent が、リモートコンピュータの IP アドレスとコンピュータ名と Remote Agent のバージョンをメディアサーバーに公開することを有効にする] のチェックボックスをオンにします。
b. [追加] をクリックのうえ、 [メディアサーバー名] または [ IP アドレス] (あるいは両方) を入力し、 [ OK] を押します。
c. [次へ] をクリックします。
8. [インストール] をクリックすると、インストールが開始されます。
9. インストールの完了を待って、 [完了] をクリックします。
10. Agent for Windows の手動インストールの実行後に、 SSL の信頼関係を確立する必要があります。詳しくは、次の記事を参照してください。
Backup Exec 2012 以降でリモートサーバーと信頼関係を確立する方法
ここをクリック すると記事の先頭に戻ります。
サイレント (コマンドライン) インストール
1. RAWS32 フォルダまたは RAWSX64 フォルダ、および、 DotNetFx, VCRedict, MSXML (存在する場合) フォルダを、メディアサーバーからリモートコンピュータのドライブにコピーします。
・ 32 ビットシステムの場合は、RAWS32 フォルダをコピーします。
・ 64 ビットシステムの場合は、RAWSX64 フォルダをコピーします。
注意: 上記のフォルダのデフォルトのパスは [X:\Program Files\Veritas\Backup Exec\Agents] です ([X] は Backup Exec がインストールされたドライブ文字 )。
2. リモートサーバーでコマンドプロンプトを起動します ([スタート]>、 [ファイル名を指定して実行] をクリックして [cmd] と入力)。
注意: Windows 2008以降 、 Windows Vista 、 Windows 7 以降の場合、ユーザーアクセス制御 (UAC) をオフにします。または、インストールの処理中にアクセスの問題が発生しないようにするため、[cmd]を検索し、右クリックして [管理者として実行] を選択します。
a. DOS コマンドを使用して、ローカルドライブにコピーされた RAWS フォルダに移動します。
b. setupaa.cmd (32 ビット OS の場合 ) または setupaax64.cmd (64 ビット OS の場合 ) と入力のうえ Enter キーを押して、 Agent for Windows をインストールします。
注意: AOFO のインストールは不要です。オペレーティングシステムが Windows Server 2003 以上の場合、 Advanced Open File Option の代わりに Microsoft VSS プロバイダが使用されます。
または
2. リモートサーバーで、ローカルドライブにコピーされた RAWS フォルダを開きます。
a. setupaa.cmd (32 ビット OS の場合 ) または setupaax64.cmd (64 ビット OS の場合 ) をダブルクリックして、 Agent for Windows をインストールします。
注意: Windows 2008以降 、 Windows Vista 、 Windows 7 以降の場合、ユーザーアクセス制御 (UAC) をオフにします。または、インストールの処理中にアクセスの問題が発生しないようにするため、 対象の .cmd ファイルを右クリックして [管理者として実行] を選択します。
注意: AOFO のインストールは不要です。オペレーティングシステムが Windows Server 2003 以上の場合、 Advanced Open File Option の代わりに Microsoft VSS プロバイダが使用されます。
b. リモートエージェントのインストールの実行中は、数秒から数分の間、空白のコマンドプロンプトが表示され、この間は入力できません。
c. 完了するとコマンドプロンプトのカーソルが表示され、コマンドを入力できるようになります。
i. Agent for Windows がインストールされたかを確認するには、 Windows のサービスコンソールで ([スタート]、[ファイル名を指定して実行] を選択し、[Services.msc] を入力、[BackupExec Remote Agent for Windows] サービスが開始されているかを確認します。
ii. Agent for Windows の手動インストールの実行後に、 SSL の信頼関係を確立する必要があります。詳しくは、次の記事を参照してください。
Backup Exec 2012 以降でリモートサーバーと信頼関係を確立する方法
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