Backup Exec の[統計情報]タブの[ソフトエラー数 (書き込み)]と[ハードエラー数 (書き込み)]について

Article: 100036565
Last Published: 2017-07-13
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Product(s): Backup Exec

問題

Backup Exec の[統計情報]タブの[ソフトエラー数 (書き込み)]と[ハードエラー数 (書き込み)]について

解決方法

ドライブのプロパティ(Drive Properties)]ダイアログボックスの[統計情報(Statistics)]タブ (図 1) では、[ソフトエラー数 (書き込み)(Soft write errors)]と[ハードエラー数 (書き込み)(Hard write errors)]を確認することができます。また、[総使用時間(Hours In Use)]には、このドライブの操作 (読み取り、書き込み、シーク) にこれまで費やされた時間が表示されます。これは前回クリーニング時からのこのドライブの総使用時間を表しています。(図 2 参照)

デバイス]のプロパティと[統計情報]タブを表示するには、次の手順に従います。

1. [デバイス]タブをクリックします。
2. デバイスを右クリックします。
3. [プロパティ]を選択し、[統計情報]タブをクリックします。(図 1)

図 1



図 2



[ソフトエラー数 (書き込み)]には、リカバリ可能な致命的でない書き込みエラー (ブロックへの書き込み操作に最初は失敗したが、再試行時に成功した場合) の数が表示されます。ソフト書き込みエラーは、何らかの問題の予兆を示している可能性があります。ソフト書き込みエラーが多く発生するようになったら、メディアの損傷をチェックしてデバイスをクリーニングしてみてください。通常はこのようにすると状況が改善します。ソフト書き込みエラーが大量に発生する場合は、デバイスの修理や交換が必要になることがあります。ソフト書き込みエラーは通常ドライバの問題を示しているため、SCSI コントローラとデバイスドライバを調べてみてください。ハードウェアエラーと I/O エラーの約 95 % は、古いバージョンのドライバが原因で発生します。

[ハードエラー数 (書き込み)]には、テープデバイスで発生したリカバリ不可能で致命的な書き込みエラー (ブロックへの書き込み操作に失敗し、再試行時にも失敗した場合) の数が表示されます。一般的にハード書き込みエラーは、テープデバイス自体の問題や SCSI 構成の設定に関する問題を示しています。  

また、Windows のイベントビューアで 5、7、9、11、15 といったハードウェア障害のイベントがないか確認してください。

ハード書き込みエラーとソフト書き込みエラーについては、通常デバイスに付属のマニュアルにエラー数の許容範囲が記載されています。デバイスに関するこの種の問題については、デバイスのハードウェアの製造元に問い合わせることをお勧めします。

: これらのエラーが発生しても、バックアップメディアへのデータの書き込みが妨げられることはありません。この現象が発生するかどうかにかかわらず、すべてのバックアップジョブで[検証]オプションを有効にして、メディアに書き込まれるデータの整合性をチェックすることをお勧めします。


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