Backup Exec をインストールする方法

Article: 100045992
Last Published: 2024-05-07
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Product(s): Backup Exec

問題

Backup Exec をインストールする手順について説明します。

 

解決策

  1. インストール作業前に以下の資料をご確認ください。

最新のドキュメントはこちらからご確認ください。

 

  1. インストールメディア (iso ファイル) を用意します。

2.1 必要に応じてダウンロードセンターからインストールメディアをダウンロードします。

Veritas アカウントでサインインし、画面上部の「製品情報の参照」で、製品欄は「Backup Exec」、バージョン欄は最新のバージョンを選択し、「参照」をクリックします。「ベースおよびアップグレードインストーラ」よりインストーラをダウンロードします。

注意:

  • Veritas では、お使いの製品を常に最新の状態にメンテナンスされることをお勧めしています。新規にダウンロードされる場合は最新版をご利用ください。

  • 有効なサポート契約をお持ちのお客様は無償で最新のバージョンにアップグレードできます。

 

2.2. ダウンロードセンター等から入手したインストールメディアの「ブロック解除」を行います。

ダウンロードセンターではインストールメディアを zip ファイルの形式で提供しています。zip ファイルを展開/解凍する前に、「ブロック解除」操作を行います。

zip ファイルを右クリックしプロパティを表示し、「セキュリティ: このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」の「許可する」にチェックを入れ 「OK」を押します。

ブロック解除後に zip ファイルを展開/解凍し、iso ファイルを取り出します。

 

  1. ライセンスキーを生成し、ライセンスファイル(slfファイル)をダウンロードします。

ライセンスキーの生成とライセンスファイルのダウンロードは、VEMS (Veritas Entitlement Management System) にて行います。VEMS にアクセスするためには、サポートポータルにサインインし「ライセンス」をクリックします。評価版をお使いの場合は、この手順を省略できます。

VEMSの操作は <Veritas Solution Channel/Backup Exec> の「Backup Execのインストールメディア、ライセンスファイルの入手手順」を参照してください。
 

  1. Backup Exec のインストールメディア (iso ファイル) をダブルクリックしてマウントし、マウントされたドライブレターの先頭にある「Browser.exe」をダブルクリックして起動します。

Browser.exe を起動すると下図のように言語選択のウィンドウが自動表示されます。「日本語」の表示を確認し、「OK」をクリックします。

注意:

  • インストール用アカウントは、ドメイン管理者権限、もしくはローカル管理者権限を有する アカウントを使用してください。
  • アンチウイルスソフトが稼働している場合はインストールの間は停止してください。

 

  1. 言語を選択すると、続いて「Veritas Backup Exec(TM) DVDブラウザ」が起動されます。

「製品をインストールする」をクリックします。

 

  1. インストールする製品を選択する画面が表示されます。

「Backup Exec」を展開表示し、その中の「インストール」をクリックします。

 

  1. インストールメディアの検証が行われます。そのまましばらくお待ちください。

 

  1. 使用許諾画面が表示されます。

内容を確認後、「使用許諾契約書に同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

 

  1. インストールの種類を選択する画面が表示されます。

ここでは「カスタムインストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

<参考>インストール種類別の設定項目の差異

 

  1. 「ローカルインストール」の下の「Backup Execソフトウェアと機能のインストール」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

 

  1. 環境チェックが実施されます。内容を確認後「次へ」をクリックします。

 

  1. 「ライセンスファイルのインポート」から、事前にダウンロードしておいたライセンスファイル(slfファイル)をインポートし、「次へ」をクリックします。

評価版をお使いの場合は、インポートせずそのまま「次へ」をクリックします。

 

  1. インストール対象のサーバーで使用する容量を指定します。

容量ベースの「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」ライセンスを使用している場合は、ライセンスされている容量を複数の Backup Exec サーバーに分割してインストールすることができます。分割の最小単位は1TBです。

 

  1. 必要なオプション/エージェントを選択し、「次へ」をクリックします。

ライセンスファイルをインポートした場合は、ライセンスされているオプション/エージェントが自動的に選択されています。

容量ベースのライセンスを使用しているか、個別のアラカルトライセンスを使用しているかによってツリー表示が異なります。

 

  1. インストールする言語を選択する画面が表示されます。

「日本語」と「English」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

 

  1. インストール先の確認画面が表示されます。

必要に応じてインストール先のドライブ/パスを変更し、「次へ」をクリックします。

 

  1. Backup Execのサービス用のアカウントを指定する画面が表示されます。

ドメイン管理者権限を有するアカウントを指定します。ワークグループコンピューターの場合はローカル管理者権限を有するアカウントを指定します。

 

  1. 特権が付与された旨の画面が表示されます。

指定したアカウントに必要な特権が付与されます。「OK」をクリックします。

 

  1. Backup Execが利用するデータベース を選択します。

Backup Exec 20.xでは、デフォルトで英語版 SQL Server 2014 Express Edition x32 SP2 が導入されます。

お客様環境で事前に用意した既存のSQLインスタンスをご利用の場合は"青線"の項目を選びます。

注意:

  • 同じサーバーに他の SQL Server を導入済/導入予定の場合は、マイクロソフト社の推奨条件を確認して対応してください。例えば、異なる言語の SQL Server を同じサーバーにインストールした場合は、マイクロソフト社よりサポートが受けられなくなる可能性があります。また、SQL Server の異なるSPレベルの組み合わせで不具合が発生した事例があります。
  • Backup Exec データベースとしてサポートしている SQL Server のバージョンは、ソフトウェア互換リストをご確認ください。

 
  1. 日本語版 SQL Server 2014 Express Edition x32 SP2 のインストーラを指定します

同じサーバーに日本語 SQL Server が導入済みの環境で「ローカルに SQL Express インスタンスを作成して」を選択した場合は、Backup Exec は日本語版の SQL Server をインストールします。マイクロソフト社のサイトより、日本語版 SQL Server 2014 Express Edition x32 SP2 のインストラー「SQLEXPR_x86_JPN.EXE」を入手し、そのパスを指定します。

この画面は、SQL Server がインストールされていない場合、英語版の SQL Server がインストールされている場合、あるいは既存の SQL インスタンスを選択した場合は表示されません。

 

  1. インストールの概略が表示されます。

内容を確認し、「インストール」をクリックして インストールを開始します。

 

  1. インストールの進行状況が表示されます。そのまま完了までしばらくお 待ちください。 

表示されるインストール時間は概算のため、環境により 実際の時間とは異なります。

 

  1. インストールが完了すると次の画面が表示されます。

注意事項を確認し必要に応じてチェックボックスを変更します。続いて「完了」をクリックします。

注意:

  • データベース暗号化キーのエクスポートを促す警告が表示されています。後述の内容に従い、再起動後にエクスポートを実施してください。
  • インストール完了後は、Veritas Update の実施、もしくは手動での最新アップデートの適用を強く推奨します。最新版のインストールメディアをダウンロードして使用している場合はインストール後のアップデート作業を省略できます。

 

  1. アンケート調査画面が表示されますので、回答を入力後に「完了」をクリックします。アンケートをスキップすることもできます。

注意: 上の画面で「システムの再起動」にチェックした場合は、自動的に再起動されます。

 

  1. Backup Execデータベースの暗号化キーのエクスポート

インストール直後の Backup Exec 管理コンソールの 「ホーム」タブには、データベース暗号化キーに関する警告が表示されています。データベース暗号化キーをエクスポートするためには、下図にあるリンクをクリックしてください。

注意:

  • Backup Exec は各種情報の記録にデータベースを利用しており、セキュリティ対策としてデータベース内に保存されているログインアカウントなどの機密情報を暗号化しています。サーバー障害が発生し Backup Exec サーバーをリカバリする場合は、安全な場所に保存しておいた暗号化キーが必要になります。詳しくは次の記事をご参照ください

Exporting the Backup Exec Database encryption key
https://www.veritas.com/docs/100014505 (英語)

 

  1. 「設定」「データベースの保守とセキュリティ」画面が表示されます。

画面下部の「Backup Exec データベース暗号化キーの管理」がエクスポート操作箇所です。

 

  1. 「パス」の欄に暗号化キーの エクスポート先のパスを入力します。

パスを入力し「エクスポート」 ボタンをクリックします。

  1. エクスポートを確認します。

暗号化キーのエクスポート が成功した旨のメッセージ が表示されます。「OK」ボ タンをクリックして閉じます。 エクスプローラーで確認する と、拡張子 dek の暗号化 キーファイルが生成されて いることが確認できます。

注意: サーバー障害に備えて、dek ファイルは別のサーバーまたはUSBメモリなどの安全な場所に保管されることをお勧めします。

Backup Exec 管理コンソールの「ホーム」タブも、エクスポートされたことで表示が変わります。

 

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