AIX および Solaris 用の RALUS のダウンロードおよびインストール手順

Article: 100054345
Last Published: 2022-11-10
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Product(s): Backup Exec

問題

この記事では、AIX および Solaris プラットフォーム用の Backup Exec Remote Agent for Linux and Unix Servers (RALUS) をダウンロードおよびインストールする手順を説明します。

 

解決策

以下のクイックリンクを使用して、インストール手順をナビゲートすることができます。

I.   システム要件とソフトウェアの互換性
II.  AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS インストールファイルのダウンロード
III. AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS のインストール
IV.  AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS のアンインストール
V.   AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS の既知の制限事項
 

I. システム要件とソフトウェアの互換性

Backup Exec がサポートする AIX および Solaris のバージョンについて Software Compatibility List ( SCL ) を参照します。
Backup Exec Compatibility List Home Page

注: アラカルトライセンスをお使いの場合は、RALUS は追加購入オプションです。Backup Exec メディアサーバーに RALUS のアラカルトライセンスをインストールすることで RALUS を使用できます。ブロンズ/シルバー/ゴールド型のライセンスをお使いの場合は、シルバーまたはゴールドエディションのライセンス範囲内で RALUS を使用できます。
 

II. AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS インストールファイルのダウンロード

1. ソフトウェアダウンロードセンターを開きます。

2. [製品] で Backup Exec を選択し、続いて [バージョン] を選択後に [参照] をクリックします。

3. ベースおよびアップグレードインストーラを展開し、Backup_Exec_<Version>_MultiPlatforms_Multilingual.zip をダウンロードします。

注: <Version> の部分は Backup Execのバージョンによって異なります。
ダウンロードセンターからファイルをダウンロードするためには、サイトにサインインする必要があります。

4. zip ファイルを解凍し抽出した isoファイルを更に解凍するか、マウントします。

5. X:\Unix\RALUS_RMALS-<Build>.tar.gz ファイルをインストール対象の Unix サーバーにコピーします。

注: <Build> の部分は Backup Execのバージョンによって異なります。
X:\ は iso ファイルをマウントしたドライブです。 


注: Backup Exec 21.1 のみ:

Backup Exec 21.1 では Hotfix としてインストールファイルが提供されています。
Backup Exec 21.1 Hotfix 657517 から RALUS_RMALS-1200.1217.tar.gz をダウンロードしインストール対象の Unix サーバーにコピーします。

 

III. AIX および Solaris プラットフォーム用のRALUS のインストール

AIX または Solaris 上に  RALUS をインストールするには、次の手順を実施します。

1. AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS インストールファイルのダウンロードを参照し、インストールファイルをインストール対象の Unix サーバーにコピーします。

2. ターミナル等を使用してインストール対象のサーバーに接続し、スーパーユーザー、ルート、または管理者権限でローカルにログオンします。

3. RALUS_RMALS-<Build>.tar.gz ファイルを以下のコマンドで解凍します。

注: Windows システムで RALUS インストールファイルを解凍し、そのファイルを Unix サーバーにコピーしないでください。これは、診断が困難なインストールエラーの原因となります。 .gz ファイルを Unix サーバーにコピーし、そこで以下に示すようにファイルを解凍することが重要です。

tar zvxf filename.tar.gz

または

tar -zxvf filename.tar.gz

z = gzip の圧縮処理を行う
x = アーカイブを展開
v = 詳細を表示する
f =  アーカイブファイルを指定する
注: 拡張子が ".gz" でない場合は、すでに解凍されていることを意味しますので、"tar xvf" コマンドで解凍します。

 

図1.

図2 のように2回のコマンドで解凍することもできます。

図2.

 

4. ls コマンドを使用し、解凍したファイルを確認します。(図3,4)

図3.

図4.

 

5. 図4 のディレクトリで ./installralus と入力し、<Enter> を押します。(図5)

図5.

 

6. Unix サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力し、<Enter> を押します。(図6)

図6.

 

7. RALUS は、初期システムチェックを行います。(図7)

初期システムチェックの完了を確認し <Enter> を押します。

図7.

 

8. RALUSは、梱包されている rpm を確認後に、Unix サーバーに rpm をインストールします。(図8)

<Enter> を押して続行します。

図8.

 

9. インストール要件のチェックが正常に完了することを確認します。(図9)

<Enter> を押して続行します。

図9.

  

10.     RALUS のインストールと構成が実施されます。(図10,11)

図10.

図11.

 

11. RALUS を起動するかどうかの質問に 「y」または<Enter>、あるいは「n」で応答し、最後に RALUS のインストールが正常に終了したことを確認します。(図12)

図12. 

 

12. 次のコマンドで RALUS サービスの状態の確認と、サービスの開始/停止が可能です。 (図13) 

/opt/VRTSralus/bin/VRTSralus.init status
/opt/VRTSralus/bin/VRTSralus.init start
/opt/VRTSralus/bin/VRTSralus.init stop
注: コマンドは Root アカウントで実施します。

図13.
 

 

RALUS 設定ファイル

ralus.cfg ファイルは、トラブルシューティングまたは設定目的で編集することができます。

このファイルは /etc/VRTSralus/ralus.cfg にあります。図14 に設定ファイルの詳細を示します。

図14.
 

 

IV. AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS のアンインストール

1. コマンドプロンプトで、インストールファイルを解凍したディレクトリに移動し、./uninstallralus と入力し <Enter> を押します。(図15)

図15.

 

2. Unix サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力し、<Enter> を押します。(図16)

図16.

 

3. アンインストール要件のチェックが正常に完了することを確認し、<Enter> を押します。(図17)

図17.

 

4. アンインストールが正常に完了したことを確認します。(図18)

図18.

 

V. AIX および Solaris プラットフォーム用の RALUS の既知の制限事項

1. AIX 6.1 において、ディレクトリの深さが 28 レベルを超える場合に既知の問題があります。この問題は現在調査中であり、将来のリリースで対処される予定です。

2. AIX 6.1 では、2GB を超えるファイルのバックアップとリストアのテストは行われていません。

3. AIX と Solaris でスナップショット機能 (AOFO: Advanced Open File Option) は使用できません。

 

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