Cluster Server 7.3.1 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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DiskGroup エージェントの属性
表: 必須属性
必須属性 |
説明 |
---|---|
DiskGroup |
Veritas Volume Manager で設定されたディスクグループの名前。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー |
表: オプションの属性
オプションの属性 |
説明 |
---|---|
MonitorReservation |
この値が 1 で SCSI-3 フェンシングが利用される場合、エージェントは、ディスクグループ上の SCSI 予約を監視します。予約がない場合は、monitor エージェント関数はそのリソースをオフラインにします。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 0 メモ: MonitorReservation 属性を 0 に設定し、クラスタ全体の属性である UseFence の値を SCSI3 に設定して SCSI 予約を使わずにディスクグループをインポートすると、monitor エージェント関数は、そのディスクグループリソースを含むサービスグループをオフラインにします。 |
PanicSystemOnDGLoss |
ディスクグループが無効になった場合または監視プログラムがタイムアウトした場合にノードをパニックにするかどうかを決定します。ストレージ接続を失うことにより、ディスクは無効になります。 正しく応答しない VxVM コマンドにより監視プログラムがタイムアウトすることがあります。 メモ: FaultOnMonitorTimeout に高い値を設定すると、システムの許容度を高めることができます。 この属性は次の値を受け入れます。
この属性の値が 0 で、ディスクグループが無効になれば、次の状態が発生します。
|
PanicSystemOnDGLoss (続き) |
メモ: PanicSystemOnDGLoss 属性は MonitorReservation 属性に依存しません。 メモ: PanicSystemOnDGLoss をゼロ以外の値に設定した場合に poweroff -nf コマンドを使うとシステムでパニックが起きます。このコマンドはシステムを停止します。管理者はシステムを起動する必要があります。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 0 |
StartVolumes |
この属性の値が 1 の場合、DiskGroup の online 関数は、ディスクグループをインポートした後、そのディスクグループに所属するすべてのボリュームを起動します。 メモ: Veritas Volume Manager のシステムレベルで autostartvolumes のデフォルトをオンに設定している場合は、ディスクグループを構成するすべてのボリュームをインポートディスクグループの一部として起動します。 データ形式と値の種類: ブール - スカラー デフォルト: 1 |
StopVolumes |
値が 1 の場合、DiskGroup の offline 関数はディスクグループをデポートする前に、そのディスクグループに所属するすべてのボリュームを停止させます。 データ形式と値の種類: ブール - スカラー デフォルト: 1 |
UmountVolumes |
この属性は、オープンボリュームが VCS 制御外でマウントされても、DiskGroup リソースを強制的にオフラインにできます。 この属性の値が 1 で、ディスクグループがボリュームをオープン済みである場合は、次の状態が発生します。
データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 0 |
Reservation |
SCSI-3 予約を有効にするかどうかを決定します。 この属性には、次の 3 つの値のいずれかを設定できます。
SCSI-3 予約を使ってディスクグループをインポートする場合は、ディスクグループのディスクが SCSI-3 PR(Persistent Reservation)に準拠していることを確認します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: ClusterDefault 例: "SCSI3" |
ClearClone |
この属性の値が 1 の場合、ディスクグループは「-c」オプションを使ってインポートされます。ディスクグループをインポートするときに、このオプションによりディスクグループのディスクから「clone」フラグと「udid_mismatch」フラグを消去し、必要に応じて UDID も更新します。 「-c」オプションについて詳しくは、VxVM のマニュアルページを参照してください。 メモ: ハードウェアクローンデバイスの場合、この属性を 1 に設定しないでください。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 0 |
DGOptions |
vxdg インポートコマンドのオプションを指定します。エージェントは、DiskGroup リソースをオンラインにするときにのみ、この属性を使用します。 詳しくは、vxdg(1m) マニュアルページを参照してください。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例: "-o noautostart -o updateid" |
表: 内部属性
属性 |
説明 |
---|---|
tempUseFence |
この属性は内部使用のみを目的として予約されています。 |
NumThreads |
リソースを管理するためにエージェントプロセスで使われるスレッド数です。 この属性で定義された数は、他の内部の目的で使うスレッドの数を含みません。 NumThreads 属性を高い値に設定すると、オンラインに移行する時間や、多数の DiskGroup リソースを監視する時間が短くなる場合があります。 データ形式と値のタイプ: 静的整数 - スカラー デフォルト: 1 メモ: DiskGroup リソースの数が多く、これらのリソースがオンラインに移行するのに長い時間がかかる場合は、NumThreads 属性の値を 1 より大きくすることを検討してください。 |