Cluster Server 7.3.1 付属エージェントリファレンスガイド - Solaris
- 付属エージェントの概要
- ストレージエージェント
- ストレージエージェントの概要
- DiskGroup エージェント
- DiskGroupSnap エージェント
- Disk エージェント
- Volume エージェント
- VolumeSet エージェント
- Mount エージェント
- IMF 対応
- Mount エージェントの依存関係
- Mount エージェントのエージェント関数
- Mount エージェントの状態の定義
- Mount エージェントの属性
- Mount エージェントのリソースタイプ定義
- Mount エージェントに関する注意事項
- 高可用性のファイアドリル
- VxFS ファイルシステムロック
- IMF の使用に関する注意事項
- IPv6 の使用に関する注意事項
- ループバックファイルシステムのサポート
- Mount エージェントに対するレベル 2 の監視の有効化
- ZFS ファイルシステムとプールの作成例
- 非グローバルゾーン内での VxFS 直接マウントのサポート
- Mount エージェントの設定例
- Mount エージェントのデバッグログレベル
- Zpool エージェント
- VMwareDisksエージェント
- SFCache エージェント
- AzureDisk エージェント
- Network エージェント
- ネットワークエージェントについて
- IP エージェント
- NIC エージェント
- IPMultiNICB と MultiNICB エージェントについて
- IPMultiNICB エージェント
- MultiNICB エージェント
- MultiNICB エージェントのベースモードとマルチパスモード
- MultiNICB エージェントの Oracle トランキング
- MultiNICB エージェントの haping ユーティリティ
- MultiNICB エージェントの依存関係
- MultiNICB エージェントのエージェント関数
- MultiNICB エージェントの状態の定義
- MultiNICB エージェントの属性
- MultiNICB エージェントのベースモードとマルチパスモードのオプション属性
- MultiNICB エージェントのベースモードのオプション属性
- MultiNICB エージェントのマルチパスモードのオプション属性
- MultiNICB エージェントのリソースタイプの定義
- Solaris オペレーティングモード: MultiNICB エージェントのベースとマルチパス
- MultiNICB エージェントのベースモード
- MultiNICB エージェントのフェールオーバーとフェールバック
- MultiNICB エージェントのマルチパスモード
- Solaris 11 の MultiNICB エージェントと IPMultiNICB エージェントの設定
- MultiNICB エージェントのトリガスクリプト
- MultiNICB エージェントの設定例
- MultiNICB エージェントのデバッグログレベル
- DNS エージェント
- AzureIP エージェント
- AzureDNSZone エージェント
- ファイル共有エージェント
- サービスとアプリケーションのエージェント
- サービスエージェントとアプリケーションエージェントについて
- Apache HTTP サーバーエージェント
- Application エージェント
- CoordPoint エージェント
- Process エージェント
- ProcessOnOnly エージェント
- Zone エージェント
-
LDom エージェント
- プライマリドメインと論理ドメインの依存関係と障害ポリシーの設定
- IMF 対応
- 依存関係
- エージェント関数
- 状態の定義
- 属性
- リソースタイプの定義
- LDom エージェントの注意事項
- auto-boot? 変数について
- DomainFailurePolicy 属性の注意事項
- VCS を使った論理ドメインの移行
- グローバルクラスタ環境の DR のための LDom エージェントの設定
- IMF との LDom エージェントの使用
- 設定例 1
- 設定例 2
- ユーザー起動の LDom 移行をサポートするための設定
- VCS で開始された移行のための設定
- 設定例(仮想マシンサービスグループの動的なフェールオーバー)
- デバッグログレベル
- Project エージェント
- AlternateIO エージェント
- AzureAuth エージェント
- インフラとサポートのエージェント
- エージェントのテスト
- レプリケーションエージェント
AzureIP エージェント
AzureIP エージェントは、Azure 環境のネットワークリソースを管理します。ネットワークリソースは、次のとおりです。
プライベート IP: プライベート IP は、プライベートな数値のアドレスであり、デバイスが互いに通信するようにネットワークに接続します。Azure 仮想ネットワーク (VNet) 内の通信では、プライベート IP が使用されます。また、VPN ゲートウェイまたは ExpressRoute 回線を使用してネットワークを Azure まで拡張する場合は、オンプレミスネットワーク内の通信でもプライベート IP が使用されます。
パブリック IP: パブリック IP アドレスは、Azure のパブリック向けサービスを含む、インターネットとの通信に使用される数値アドレスです。
オーバーレイ IP: オーバーレイ IP は、サブネットにまたがるノードのために IP フェールオーバー機能を提供します。オーバーレイ IP を使用すると、同じ VNet 内の異なるサブネットに属する別のクラスタノードに IP アドレストラフィックをリダイレクトできます。オーバーレイ IP は、VNet CIDR (Classless Inter-Domain Routing) ブロックの外にある必要があります。
メモ:
VNet 間のトンネリングが使用されている場合、オーバーレイ IP は領域を超えては機能しません。
エージェントは Azure Python API を使用して、Azure VM 内の IP リソースを関連付けます。エージェントは次を実行します。
NIC の詳細の取得、IP 設定の作成、プライベート IP アドレスの関連付けおよび関連付け解除
パブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスの関連付けおよび関連付け解除
サブネット間でのフェールオーバーのためのオーバーレイ IP のルートテーブルエントリの管理