Veritas™ 5250 Appliance 製品の説明ガイド
- Veritas 5250 Appliance について
- Veritas 2U12 65.5 TiB/72 TB ストレージシェルフ
- Veritas 5250 Appliance および Veritas 2U12 65.5 TiB/72 TB ストレージシェルフケーブル
- 付録 A. 技術仕様、環境/プロトコル標準、および準拠規格
Veritas 5250 Appliance の前面パネルのディスクドライブ構成
Veritas 5250 Appliance は、アプライアンスの前面パネルからアクセスできる 12 台の SAS ハードディスクドライブを搭載しています。アプライアンスのメインボードに埋め込まれた RAID コントローラを使って 12 台のディスクのうち 4 台を 2 つの RAID1 ミラーボリュームに構成します。これらのボリュームには、ボリューム 0 とボリューム 1 というラベルが付きます。
スロット 0 とスロット 1 にあるディスクドライブは RAID1、VOLUME0 のデバイスとして構成されます。これらのディスクドライブには、アプライアンスのオペレーティングシステムと NetBackup/Flex アプリケーションが含まれます。これらのディスクドライブは一度に 1 台ずつホットスワップできます。ただし、ディスクドライブが両方とも除去された場合はアプライアンスを操作できません。
スロット 2 とスロット 3 にあるディスクドライブは RAID1 の VOLUME1 デバイスとして構成されます。これらのディスクドライブに、すべてのログファイルが保存されます。
スロット 4 から 10 のディスクドライブにはユーザーのデータが保存されます。これらのディスクドライブは RAID 6 アレイとして構成され、ボリュームの各ディスクドライブで 2 つのパリティブロックによるブロックレベルのストライピングを使います。
アプライアンスは、スロット 11 のディスクドライブをホットスペアディスクとして使います。スロット 4 から 10 のディスクドライブのいずれかでエラーが発生すると、アプライアンスは RAID 6 の再構築操作を自動的に開始します。これにより、スロット 11 のホットスペアディスクドライブを使って RAID 6 アレイが再構築されます。失敗したディスクドライブを交換した後に、アプライアンスはスロット 11 のディスクドライブから新しい交換ディスクに情報をコピーします。コピー操作が終了すると、スロット 11 のディスクドライブは再びホットスペアディスクになります。
メモ:
ホットスペアドライブのサイズは、データドライブのサイズによって異なります。
警告:
ディスクドライブは、アプライアンスが出荷される前にあらかじめフォーマットされています。ディスクを元の場所から再配置しないでください。
表: Veritas 5250 Appliance の前面パネルのディスクドライブ構成
スロット |
RAID 構成 |
ディスクドライブのサイズ |
ディスクドライブの役割 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
0、1 |
RAID 1 |
1 TB または 2 TB |
ブート/スワップ | |||
2、3 |
RAID 1 |
1 TB または 2 TB |
ログファイル | |||
4 から 10 |
RAID 6 |
2 TB (利用可能な内部ストレージは 9.1 TiB) 8 TB (利用可能な内部ストレージは 36.4 TiB) |
ユーザーデータ | |||
11 |
RAID 6 |
2 TB 8 TB |
ホットスペア |