SDR このコンピュータをリカバリするウィザードのヘルプ
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このコンピュータをリカバリするウィザードでのディスクの詳細設定
このコンピュータをリカバリするウィザードでは、ハードディスクドライブのボリュームが障害発生前と同じサイズにリストアされます。障害が発生したコンピュータのハードディスクドライブの容量が障害発生前のハードディスクドライブより大きい場合、未使用の割り当てられていない領域が発生することがあります。ディスクの詳細設定を実行して、容量の大きいハードディスクドライブに合わせてボリュームのサイズを変更できます。
ハードディスクドライブのボリュームを変更する必要がある例を次に示します。
障害発生前のコンピュータが、40 GB の容量のハードディスクドライブを 2 つの 20 GB のボリュームに分割していたとします。これを 90 GB のものと交換します。この場合、SDR ではディザスタリカバリ情報ファイルの情報に基づき、元の 40 GB のハードディスクドライブにあるパーティション情報を使って、ハードディスクドライブのパーティションテーブルを復元します。その結果、新しい 90 GB のハードディスクドライブでは、20 GB のパーティション 2 つで構成された 40 GB の領域のみが割り当てられます。
ディスクの詳細設定は、[このコンピュータをリカバリするウィザード]からアクセスできます。
メモ:
ディスクの詳細設定を実行する前に、Microsoft のディスクの管理について知っておく必要があります。
ディスクの詳細設定で実行できるディスクに関連する追加操作についての詳細を次の表に示します。
表: ディスクの詳細設定のタスク
タスク | 説明 |
---|---|
シンプルボリュームを作成 | シンプルボリュームとは、ファイルシステムを含むディスク上のパーティションです。 シンプルボリュームの作成を参照してください。 |
ボリュームをフォーマット | データをディスクボリュームに格納するためにはディスクボリュームをフォーマットする必要があります。 ボリュームのフォーマットを参照してください。 |
ボリュームのサイズを拡張 | 機能的ボリュームに隣接する未割り当て領域がディスクにある場合、ボリュームを拡張してその空きスペースを含めることができます。ボリュームを拡張するには、それが生であるか、Windows NTFS ファイルシステムでフォーマットされている必要があります。 ボリュームのサイズの拡張を参照してください。 |
ボリュームのサイズを縮小 | 同じディスク上の連続した未割り当てのディスクスペースに入るようにボリュームを縮小して、ボリュームのサイズを減らすことができます。 ボリュームを縮小する場合は、ボリュームを再フォーマットする必要はありません。通常のファイルは自動的にディスクに再配置され、新しい未割り当てのディスクスペースが作成されます。 ボリュームのサイズの縮小を参照してください。 |
スパンボリュームを作成 | スパンボリュームは複数の物理ディスクにまたがっています。ボリュームを複数の物理ディスクにスパンするか、未割り当てのディスクスペースにスパンして、スパンボリュームを作成できます。 スパンボリュームを作成するには、1 つの起動ボリュームと、少なくとも 2 つのダイナミックボリュームが必要です。 メモ: スパンボリュームは耐障害性ではありません。 スパンボリュームについてを参照してください。 |
ストライプボリュームを作成 | ストライプボリュームは、2 つ以上の物理ディスクにわたってデータをストライプ上に保存します。ストライプボリュームは耐障害性ではありませんが、Windows のすべてのボリュームについて最良のパフォーマンスを得ることができます。 ストライプボリュームの作成を参照してください。 |
ミラーボリュームを作成 | ミラーボリュームには、選択したボリュームに書き込まれたデータのコピーが作成されます。すべてのデータがミラーボリュームと選択したボリュームに書き込まれるため、ミラー化によって両方のボリュームの容量が 50 % 削減されます。 ミラーボリュームの作成を参照してください。 |
ボリュームプロパティを表示 | [現在のディスクレイアウト]ビューまたは[元のディスクレイアウト]ビューで、各ボリュームのプロパティを表示できます。 ボリュームプロパティの表示を参照してください。 |
割り当て済みのドライブ文字を変更 | ドライブ文字を特定の方法で構成する場合、すべてのボリュームについて、割り当てられたドライブ文字を変更できます。 割り当て済みのドライブ文字の変更を参照してください。 |
ボリュームの削除 | ボリュームを削除すると、そのボリュームからすべてのデータが消去されるため、このオプションを使う場合は慎重に行ってください。 ボリュームの削除を参照してください。 |
ベーシックディスクのダイナミックディスクへ変換 | ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換すると、複数のディスクにまたがるボリュームを作成できます。ダイナミックディスクを使用して、ミラーボリュームや RAID-5 ボリュームなどの耐障害性ボリュームを作成することもできます。ダイナミックディスクのすべてのボリュームはダイナミックボリュームと呼ばれます。 ベーシックディスクのダイナミックディスクへの変換を参照してください。 |
マスターブートレコード (MBR) ディスクの GUID パーティションテーブル (GPT) ディスクへの変換 | MBR ディスクは標準 BIOS インターフェースを使います。GPT ディスクは拡張可能な EFI (Extensible Firmware Interface) を使います。 ディスクにパーティションまたはボリュームが含まれていない場合、MBR ディスクを GPT ディスクに変換できます。 マスターブートレコード (MBR) ディスクの GUID パーティションテーブル (GPT) ディスクへの変換を参照してください。 |
GUID パーティションテーブル (GPT) ディスクのマスターブートレコード (MBR) ディスクへ変換 | GPT ディスクは拡張可能な EFI (Extensible Firmware Interface) を使います。マスターブートレコード (MBR) ディスクは標準 BIOS インターフェースを使用します。 ディスクにパーティションまたはボリュームが含まれていない場合、GPT ディスクを MBR ディスクに変換できます。 GUID パーティションテーブル (GPT) ディスクのマスターブートレコード (MBR) ディスクへの変換を参照してください。 |
元のディスクレイアウトのジオメトリを表示 | 元のディスクレイアウトは、バックアップジョブの間に存在した実際のハードディスクレイアウトを示します。簡易レイアウトビューでは、障害前に存在していた元のディスクジオメトリをそのまま使用することも、ボリュームサイズを変更してジオメトリを変えることもできます。既存ディスクのサイズに応じて、メガバイト、ギガバイト、またはテラバイト単位でボリュームサイズを変えることができます。 簡易レイアウトビューの[プレビュー]タブを使って、現在のディスクジオメトリを表示できます。ディスクジオメトリを変更してボリュームサイズを変更する場合、[プレビュー]タブをクリックして、提案した変更のジオメトリ表示を確認できます。 簡易ボリュームレイアウトビューに不整合なボリュームが表示される場合、[ハードディスクを消去して上記のボリュームレイアウトを再作成する]オプションを使用して、利用可能なハードディスクにボリュームレイアウトを自動的に作成できます。[ディスク詳細設定]オプションを使用して、ボリュームレイアウトを手動で作成することもできます。 |