Veritas NetBackup™ インストールガイド
- インストールの準備
- 一般的なインストールの情報
- インストール操作に関する注意事項および制限事項
- SORT の情報
- Veritas NetInsights コンソールの情報
- NetBackup ライセンス
- UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
- 管理インターフェースについて
- NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
- NetBackup の構成
- NetBackup ソフトウェアのアップグレード
- NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
- 参照先
NetBackup のバージョン間の互換性について
マスターサーバー、メディアサーバー、およびクライアントの間で、バージョンが異なる NetBackup を実行できます。この旧バージョンのサポートによって、NetBackup サーバーを 1 つずつアップグレードして、全体的なシステムパフォーマンスに与える影響を最小限に抑えることができます。
Veritas ではサーバーとクライアントの特定の組み合わせのみがサポートされています。バージョンが混在する環境では、特定のコンピュータが最新のバージョンである必要があります。具体的には、バージョンの順序を OpsCenter サーバー、マスターサーバー、メディアサーバー、クライアントのようにします。たとえば、9.0 OpsCenter サーバー > 8.3.0.1 マスターサーバー > 8.3 メディアサーバー > 8.0 クライアントというシナリオがサポートされます。
NetBackup バージョンはすべて 4 桁の長です。NetBackup 9.0 リリースは 9.0.0.0 リリースです。同様に、NetBackup 8.3 リリースは NetBackup 8.3.0.0 リリースです。サポート目的では、4 番目の数字は無視されます。8.3 マスターサーバーは 8.3.0.1 メディアサーバーをサポートします。同様に、8.3.0.1 マスターサーバーは 8.3 OpsCenter サーバーをサポートします。サポートされない例は、8.3 OpsCenter サーバーと 9.0 マスターサーバーです。
NetBackup カタログはマスターサーバー上に存在します。したがって、マスターサーバーはカタログバックアップのクライアントであると見なされます。NetBackup 構成にメディアサーバーが含まれている場合は、マスターサーバーと同じ NetBackup バージョンを使ってカタログバックアップを実行する必要があります。
NetBackup 8.1 でも、マスターサーバーを最初にアップグレードするという従来の必要条件に従うことが重要です。その後、8.1 クライアントをサポートするために必要なすべてのメディアサーバーをアップグレードします。Veritas クライアントをアップグレードする前に、すべてのメディアサーバーをアップグレードすることをお勧めします。すべてのマスターサーバーとすべてのメディアサーバーを NetBackup 8.1 にアップグレードしたら、クライアントを 8.1 にアップグレードします。NetBackup 8.1 より前のメディアサーバーでは、8.1 のクライアントのバックアップやリストアを実行できません。
NetBackup バージョン間の互換性について詳しくは、Veritas の SORT の Web サイトを参照してください。
Veritas は EOSL 情報をオンラインで確認することをお勧めします。