Veritas NetBackup™ Deduplication ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.2)
  1. NetBackup メディアサーバーの重複排除オプションの概要
    1.  
      NetBackup の重複排除オプションについて
  2. 配備の計画
    1.  
      MSDP の配置計画
    2.  
      NetBackup 命名規則
    3.  
      MSDP 重複排除ノードについて
    4.  
      NetBackup 重複排除の宛先について
    5.  
      MSDP ストレージの容量について
    6. MSDP ストレージと接続性の必要条件について
      1.  
        MSDP のファイバーチャネルおよび iSCSI の比較
    7. NetBackup メディアサーバー重複排除について
      1.  
        MSDP ストレージサーバーについて
      2.  
        MSDP 負荷分散サーバーについて
      3.  
        MSDP サーバーの必要条件について
      4.  
        MSDP のサポート外の構成について
    8. NetBackup Client Direct の重複排除について
      1.  
        MSDP クライアントの重複排除の必要条件と制限事項について
    9. MSDP リモートオフィスのクライアントの重複排除について
      1.  
        MSDP のリモートクライアントのデータセキュリティについて
      2.  
        リモートクライアントのバックアップスケジュールについて
    10.  
      NetBackup 重複排除エンジンのクレデンシャルについて
    11.  
      MSDP のネットワークインターフェースについて
    12.  
      MSDP ポートの使用について
    13.  
      MSDP の最適化された合成バックアップについて
    14.  
      MSDP と SAN クライアントについて
    15.  
      MSDP の最適化複製とレプリケーションについて
    16. MSDP のパフォーマンスについて
      1.  
        MSDP 重複排除率に対するファイルサイズの影響
    17.  
      MSDP のストリームハンドラについて
    18. MSDP の配置のベストプラクティス
      1.  
        完全修飾ドメイン名を使用する
      2.  
        MSDP の調整について
      3.  
        ストレージサーバーに初回の完全バックアップを送信する
      4.  
        MSDP ジョブ数を徐々に増やす
      5.  
        MSDP 負荷分散サーバーを徐々に導入する
      6.  
        MSDP クライアントの重複排除を徐々に実装する
      7.  
        MSDP の圧縮と暗号化を使う
      8.  
        MSDP の最適なバックアップストリーム数について
      9.  
        MSDP のストレージユニットグループについて
      10.  
        MSDP データの保護について
      11.  
        MSDP ストレージサーバーの構成を保存する
      12.  
        ディスクの書き込みのキャッシュ計画
  3. ストレージのプロビジョニング
    1.  
      MSDP 用のストレージのプロビジョニングについて
    2.  
      MSDP のストレージディレクトリやファイルを変更しない
    3.  
      MSDP ストレージの追加について
    4.  
      NetBackup MSDP のボリューム管理について
  4. 重複排除のライセンス
    1.  
      MSDP のライセンスについて
    2.  
      NetBackup MSDP のライセンス
  5. 重複排除の構成
    1.  
      MSDP サーバー側の重複排除の構成
    2.  
      MSDP クライアント側の重複排除の構成
    3.  
      MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについて
    4. 重複排除マルチスレッドエージェントの動作の構成
      1.  
        MSDP mtstrm.conf ファイルパラメータ
    5.  
      マルチスレッドエージェントによる重複排除プラグイン通信の構成
    6.  
      MSDP のフィンガープリントについて
    7.  
      MSDP フィンガープリントのキャッシュについて
    8. MSDP フィンガープリントのキャッシュ動作の構成
      1.  
        MSDP フィンガープリントキャッシュの動作オプション
    9.  
      リモートクライアント重複排除の MSDP フィンガープリントキャッシュのシードについて
    10.  
      クライアントでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
    11. ストレージサーバーでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
      1.  
        NetBackup seedutil オプション
    12.  
      MSDP での 250-TB のサポートの有効化
    13. KMS サービスを使用した MSDP 暗号化について
      1.  
        MSDP 用の KMS のアップグレード
    14. メディアサーバー重複排除プールのストレージサーバーの構成
      1.  
        MSDP のストレージパスのプロパティ
      2.  
        MSDP ネットワークインターフェースのプロパティ
    15.  
      PureDisk 重複排除プール用のストレージサーバーの構成
    16.  
      NetBackup の重複排除用ディスクプールについて
    17. 重複排除のディスクプールの構成
      1.  
        [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]プロパティ
    18.  
      250-TB MSDP サポート用データディレクトリの作成
    19.  
      250-TB メディアサーバー重複排除プールへのボリュームの追加
    20. [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]ストレージユニットの構成
      1.  
        [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]ストレージユニットのプロパティ
      2.  
        MSDP ストレージユニットの推奨事項
    21.  
      MSDP クライアント側重複排除のクライアント属性の構成
    22.  
      クライアントについての MSDP クライアント側の重複排除の無効化
    23.  
      MSDP の圧縮について
    24.  
      MSDP の暗号化について
    25.  
      MSDP 圧縮および暗号化設定表
    26.  
      MSDP バックアップの暗号化の構成
    27.  
      MSDP の最適化複製とレプリケーションの暗号化の構成
    28.  
      MSDP のローリングデータの変換メカニズムについて
    29.  
      ローリングデータ変換のモード
    30.  
      MSDP 暗号化の動作と互換性
    31.  
      最適化された合成バックアップの MSDP の構成
    32.  
      MSDP の複製およびレプリケーションに対する個別ネットワークパスについて
    33.  
      MSDP 複製とレプリケーションに対する個別ネットワークパスの構成
    34. 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について
      1. 同じドメイン内での MSDP の最適化複製のメディアサーバーについて
        1.  
          同じドメイン内での MSDP のプッシュ型の複製について
        2.  
          同じドメイン内での MSDP のプル型の複製について
    35. 同じ NetBackup ドメインでの MSDP 最適化複製の構成
      1. NetBackup の最適化複製またはレプリケーション動作の設定
        1.  
          コマンドラインの使用による NetBackup 構成オプションの設定
    36.  
      異なるドメインへの MSDP レプリケーションについて
    37. 異なる NetBackup ドメインへの MSDP レプリケーション設定
      1.  
        1 対多の自動イメージレプリケーションモデル
      2.  
        自動イメージレプリケーションモデルのカスケード
      3.  
        複製用のドメインの関係について
      4.  
        自動イメージレプリケーションのレプリケーショントポロジーについて
      5. 自動イメージレプリケーションのレプリケーショントポロジーの表示
        1.  
          MSDP レプリケーション用ボリュームプロパティのサンプル出力
      6.  
        自動イメージレプリケーションの信頼できるマスターサーバーについて
      7.  
        信頼できるマスターサーバーの追加時に使用する証明書について
      8.  
        NetBackup CA が署名した (ホスト ID ベースの) 証明書を使用した信頼できるマスターサーバーの追加
      9.  
        外部 CA が署名した証明書を使用した信頼できるマスターサーバーの追加
      10.  
        信頼できるマスターサーバーの削除
      11.  
        NetBackup でクラスタ化されたマスターサーバーのノード間認証を有効化
      12.  
        ソースとターゲットの MSDP ストレージサーバー間で安全に通信を行うための NetBackup CA と NetBackup ホスト ID ベースの証明書の構成
      13.  
        ソース MSDP ストレージサーバーとターゲット MSDP ストレージサーバー間での安全な通信のための外部 CA の構成
      14. リモートドメインへの MSDP レプリケーションに対するターゲットの構成
        1.  
          MSDP レプリケーションのターゲットオプション
        2.  
          自動イメージレプリケーションに限定された権限を持つ NetBackup Deduplication Engine ユーザーの構成
    38.  
      MSDP 最適化複製とレプリケーション帯域幅の構成について
    39.  
      ストレージライフサイクルポリシーについて
    40.  
      自動イメージレプリケーションに必要なストレージライフサイクルポリシーについて
    41. ストレージライフサイクルポリシーの作成
      1.  
        [ストレージライフサイクルポリシー (Storage Lifecycle Policy)]ダイアログボックスの設定
    42.  
      MSDP バックアップポリシーの構成について
    43.  
      バックアップポリシーの作成
    44. 耐性ネットワークのプロパティ
      1.  
        耐性が高い接続のリソース使用量
    45.  
      耐性のある接続の指定
    46.  
      MSDP 負荷分散サーバーの追加
    47.  
      NetBackup クライアントでの可変長の重複排除について
    48.  
      MSDP pd.conf 構成ファイルについて
    49. MSDP pd.conf ファイルの編集
      1.  
        MSDP pd.conf ファイルのパラメータ
    50.  
      MSDP contentrouter.cfg ファイルについて
    51.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の保存について
    52.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の保存
    53.  
      MSDP ストレージサーバーの構成ファイルの編集
    54.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の設定
    55.  
      MSDP ホストの構成ファイルについて
    56.  
      MSDP ホストの構成ファイルの削除
    57.  
      MSDP レジストリのリセット
    58. MSDP カタログの保護について
      1.  
        MSDP シャドーカタログについて
      2.  
        MSDP カタログバックアップポリシーについて
    59.  
      MSDP シャドーカタログパスの変更
    60.  
      MSDP シャドーカタログスケジュールの変更
    61.  
      MSDP カタログのシャドーコピー数の変更
    62. MSDP カタログバックアップの設定
      1.  
        MSDP の drcontrol オプション
    63.  
      MSDP カタログバックアップポリシーの更新
    64.  
      MSDP の FIPS 準拠について
    65.  
      MSDP の複数のインターフェースをサポートするための NetBackup クライアント側の重複排除の構成
  6. NetBackup CloudCatalyst を使用したクラウドに対する重複排除の構成
    1. NetBackup CloudCatalyst を使用した重複排除データのクラウドへのアップロード
      1. 最適化複製を使用して MSDP ストレージサーバーから CloudCatalyst ストレージサーバーにデータをコピーする場合 (推奨される使用例)
        1.  
          単一の CloudCatalyst ストレージサーバーへの MSDP ストレージサーバーのファンイン
      2.  
        CloudCatalyst ストレージサーバーに直接バックアップを作成する場合
    2.  
      CloudCatalyst の必要条件と制限事項
    3.  
      CloudCatalyst ストレージサーバーとしての Linux メディアサーバーの構成
    4. クラウドに対する重複排除のための CloudCatalyst ストレージサーバーの構成
      1.  
        NetBackup CloudCatalyst Appliance の構成方法
      2.  
        Linux メディアサーバーを CloudCatalyst ストレージサーバーとして構成する方法
      3.  
        MSDP ストレージサーバーからの重複排除のターゲットとしての CloudCatalyst ストレージサーバーの構成
      4.  
        IAM ロールまたは CREDS_CAPS クレデンシャルブローカータイプでの CloudCatalyst ストレージサーバーの管理
      5.  
        NetBackup CloudCatalyst 用のストレージライフサイクルポリシーの構成
    5.  
      CloudCatalyst の esfs.json 構成ファイルについて
    6.  
      CloudCatalyst キャッシュについて
    7.  
      CloudCatalyst 使用時のクラウドに対するデータトラフィックの制御
    8.  
      CloudCatalyst のソース制御またはターゲット制御最適化複製の構成
    9.  
      最適化複製のソースとしての CloudCatalyst ストレージサーバーの構成
    10.  
      CloudCatalyst クラウドストレージの廃止
    11.  
      NetBackup CloudCatalyst のワークフロープロセス
    12.  
      CloudCatalyst のディザスタリカバリ
    13.  
      CloudCatalyst を使用したクラウドでの自動ディザスタリカバリについて
  7. 重複排除アクティビティの監視
    1.  
      MSDP 重複排除率と圧縮率の監視
    2. MSDP ジョブの詳細の表示
      1.  
        MSDP ジョブの詳細
    3.  
      MSDP ストレージの容量と使用状況のレポートについて
    4.  
      MSDP コンテナファイルについて
    5.  
      MSDP コンテナファイル内のストレージ使用状況の表示
    6.  
      MSDP ディスクレポートの表示
    7.  
      MSDP プロセスの監視について
    8.  
      自動イメージレプリケーションジョブに関するレポート
  8. 重複排除の管理
    1. MSDP サーバーの管理
      1.  
        MSDP ストレージサーバーの表示
      2.  
        MSDP ストレージサーバーの状態の判断
      3.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の表示
      4.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の設定
      5.  
        MSDP ストレージサーバーのプロパティの変更
      6.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の消去
      7.  
        MSDP ストレージサーバー名またはストレージパスの変更について
      8.  
        MSDP ストレージサーバーの名前またはストレージパスの変更
      9.  
        MSDP 負荷分散サーバーの削除
      10.  
        MSDP ストレージサーバーの削除
      11.  
        MSDP ストレージサーバーの構成を削除する
    2. NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの管理
      1.  
        重複排除クレデンシャルがあるメディアサーバーの確認
      2.  
        NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの追加
      3.  
        NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの変更
      4.  
        負荷分散サーバーからのクレデンシャルの削除
    3. メディアサーバー重複排除プールの管理
      1.  
        メディアサーバー重複排除プールの表示
      2.  
        メディアサーバー重複排除プールの状態の判断
      3.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の表示
      4.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の設定
      5. メディアサーバー重複排除プールのプロパティの変更
        1.  
          自動イメージレプリケーションのボリューム変更を解決する方法
      6.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の消去
      7.  
        MSDP ディスクボリュームの状態の判断
      8.  
        MSDP ディスクボリュームの状態の変更
      9.  
        NetBackup ディスクプールのインベントリ
      10.  
        メディアサーバー重複排除プールの削除
    4.  
      バックアップイメージの削除
    5.  
      MSDP キュー処理について
    6.  
      MSDP トランザクションキューの手動処理
    7.  
      MSDP データの整合性検査について
    8. MSDP データの整合性検査の動作の構成
      1.  
        MSDP データ整合性検査の構成パラメータ
    9.  
      MSDP ストレージの読み込みパフォーマンスの管理について
    10. MSDP ストレージのリベースについて
      1.  
        MSDP サーバー側リベースのパラメータ
    11.  
      MSDP のデータ削除処理について
    12.  
      MSDP ストレージパーティションのサイズ調整
    13.  
      MSDP のリストアのしくみ
    14.  
      MSDP のクライアントへの直接リストアの構成
    15.  
      リモートサイトのファイルのリストアについて
    16.  
      ターゲットマスタードメインでのバックアップからのリストアについて
    17.  
      リストアサーバーの指定
  9. MSDP のリカバリ
    1.  
      MSDP カタログのリカバリについて
    2.  
      シャドーコピーからの MSDP カタログのリストア
    3.  
      MSDP ストレージサーバーのディスクエラーからのリカバリ
    4.  
      MSDP ストレージサーバーのエラーからのリカバリ
    5.  
      NetBackup カタログリカバリ後の MSDP ストレージサーバーのリカバリ
  10. MSDP ホストの置換
    1.  
      MSDP ストレージサーバーのホストコンピュータの交換
  11. MSDP のアンインストール
    1.  
      MSDP のアンインストールについて
    2.  
      MSDP の無効化
  12. 重複排除アーキテクチャ
    1.  
      MSDP サーバーコンポーネント
    2.  
      メディアサーバーの重複排除バックアップ処理
    3.  
      MSDP クライアントコンポーネント
    4.  
      MSDP クライアント側の重複排除バックアップ処理
  13. トラブルシューティング
    1. 統合ログについて
      1.  
        vxlogview コマンドを使用した統合ログの表示について
      2.  
        vxlogview を使用した統合ログの表示の例
    2. レガシーログについて
      1.  
        MSDP の NetBackup ログファイルディレクトリの作成
    3.  
      NetBackup MSDP ログファイル
    4. MSDP インストールの問題のトラブルシューティング
      1.  
        SuSE Linux で MSDP インストールが失敗する
    5. MSDP 構成の問題のトラブルシューティング
      1.  
        MSDP ストレージサーバーの構成の失敗
      2.  
        MSDP データベースのシステムエラー (220)
      3.  
        MSDP の[サーバーが見つかりませんでした (Server not found)]エラー
      4.  
        MSDP 構成中のライセンス情報エラー
      5.  
        ディスクプールウィザードで MSDP ボリュームが表示されない
    6. MSDP 操作上の問題のトラブルシューティング
      1.  
        MSDP サーバーに十分なメモリがあることを確認する
      2.  
        MSDP バックアップまたは複製ジョブの失敗
      3.  
        MSDP クライアントの重複排除が失敗する
      4.  
        ボリュームのマウントが解除されると MSDP ボリュームが停止状態になる
      5.  
        MSDP のエラー、遅延応答、ハングアップ
      6.  
        MSDP ディスクプールを削除できない
      7.  
        MSDP メディアのオープンエラー (83)
      8.  
        MSDP メディアの書き込みエラー (84)
      9.  
        MSDP 正常に処理されたイメージはありませんでした (191)
      10.  
        MSDP ストレージの空きのない状態
      11.  
        MSDP カタログバックアップのトラブルシューティング
    7.  
      MSDP ディスクのエラーとイベントの表示
    8.  
      MSDP イベントのコードとメッセージ
    9. CloudCatalyst の問題のトラブルシューティング
      1. CloudCatalyst のログ
        1.  
          esfs_filesystem のエラーメッセージ
      2. クラウドストレージサーバーの構成ウィザードの使用中に発生する問題
        1.  
          目的のメディアサーバーを選択できない
        2.  
          重複排除オプションを選択できない
        3. ストレージサーバー作成状態のエラー
          1.  
            ログインクレデンシャルや証明書が失敗したことを示すメッセージ
          2.  
            クレデンシャル追加エラー
      3. ディスクプールの問題
        1.  
          タイムアウトによるディスクプール作成時の問題
        2.  
          CloudCatalyst ストレージサーバーごとに 1 つのディスクプール
      4. クラウドストレージサーバーの構成中の問題
        1.  
          クレデンシャルを追加するメディアサーバーが[メディアサーバー (Media Servers)]タブに表示されない
        2.  
          メディアサーバーに対する「失敗したクレデンシャルの追加 (Add credentials failed)」のメッセージ
      5.  
        状態 191: 正常に処理されたイメージはありませんでした
      6.  
        ローカルキャッシュディレクトリがいっぱいの場合のメディアの書き込みエラー (84)
      7.  
        CloudCatalyst ストレージサーバーの停止後に ESFS を再起動できない問題
      8.  
        vxesfsd プロセスの再起動
      9.  
        vxesfsd の再起動の問題
      10. CloudCatalyst トラブルシューティングツール
        1.  
          esfs_cleanup.sh スクリプト
        2.  
          esfs_check 一貫性チェックツール
        3.  
          setlsu_ioctl ツール
        4.  
          cred_ioctl ツール
    10.  
      Windows OS が搭載された AWS EC2 インスタンスを使用するための管理者パスワードを取得できない
  14. 付録 A. MSDP ストレージへの移行
    1.  
      PureDisk から NetBackup MSDP への移行
    2.  
      別のストレージ形式から MSDP への移行

CloudCatalyst の esfs.json 構成ファイルについて

NetBackup CloudCatalyst では、esfs.json ファイルに含まれる構成オプションをさまざまな操作に使用します。構成オプションには、クラウドストレージにアップロードされているファイルをローカルキャッシュから削除 (退去) するタイミングを決定するオプションが含まれます。一部のオプションは、NetBackup 管理者が構成できます。esfs.json ファイルの場所は、ローカルキャッシュディレクトリの場所によって異なります。

クラウドストレージサーバーの構成ウィザードの一環として、管理者がローカルキャッシュディレクトリを構成します。ローカルキャッシュディレクトリ (次のトピックでは local_cache_dir) は、自動的にインストールされる、CloudCatalyst の操作に重要な他のディレクトリの場所を決定します。

  • マウントパス (/storage): local_cache_dir/storage

    Veritas NetBackup Extendable Storage File System のプロセス (vxesfsd) は、マウントパスで実行されます。

  • キャッシュパス (/cache): local_cache_dir/cache/etc/esfs.json

    このディレクトリは、esfs.json ファイルの場所です。

esfs.json ファイルのオプションの構成

NetBackup CloudCatalyst の構成オプションは、表: esfs.json ファイルの構成項目に記載されています。

esfs.json 構成の構成項目を変更するには

  1. esfs.json ファイルで 1 つ以上の構成項目を変更します。このファイルは次の場所にあります。

    local_cache_dir/cache/etc/esfs.json

  2. ファイルを保存して閉じます。
  3. vxesfsd が実行されている場合は、次のようにマウントパスを入力して esfs_reconfig コマンドを実行します。

    /usr/openv/esfs/bin/esfs_reconfig local_cache_dir/storage

    vxesfsd の停止中に esfs.json が変更された場合、変更内容は次回 vxesfsd を起動したときに反映されます。

  4. 新しい構成を反映する前に vxesfsd の再起動が必要となる項目もあります。

    そのような項目を表: esfs.json ファイルの構成項目に示します。

    • vxesfsd を停止する前に、任意のユーザーの現在の作業ディレクトリを含め、現在 vxesfsd を使用しているプロセスがないことを確認してください。

      NetBackup Deduplication Manager (spad) と NetBackup Deduplication Engine (spoold) は vxesfsd を使用するため、どちらかが動作している場合は停止する必要があります。

    • vxesfsd を起動する前に、マウントポイントにデータが存在しないことを確認してください。マウントポイントにデータが存在する場合、vxesfsd は起動に失敗します。

      vxesfsd プロセスの再起動を参照してください。

表: esfs.json ファイルの構成項目

構成項目

デフォルト設定

説明

vxesfsd の再起動が必要かどうか

ログ

Path

/usr/openv/

netbackup/logs

この設定は、vxesfsd プロセスのログが作成されるディレクトリを示します。

ログには以下が含まれます。

  • esfs_database

  • esfs_filesystem

  • esfs_monitor

  • esfs_storage

  • esfs_storagemanager

必要

  

Size

10485760

この値 (バイト単位) は、1 つのログファイルの最大許容サイズを制御します。その値に近いサイズに達したログファイルは閉じられ、別のログファイルが開かれます。

不要

Level

1

この値は、ログレベルおよびログに含まれる情報を決定します。

  • 1: エラーのみ

  • 2: 警告とエラー

  • 3: すべてのログエントリ

メモ:

[ホストプロパティ (Host Properties)]の[グローバルログレベル (Global logging level)]はこの設定に影響しません。

不要。変更は次回の再起動まで有効にならない可能性があります。

モニター

HighWatermark

90

この値は、CloudCatalyst キャッシュパーティションの最大使用領域を制御します。この値は、キャッシュパーティションで使用されている領域の割合を表します。HighWatermark に達すると、CloudCatalyst はキャッシュへの書き込みを一時停止します。CloudCatalyst 操作 (CloudCatalyst サーバーへのバックアップ操作や複製操作など) は、キャッシュの退去により領域が利用可能になるまで一時停止されます。この値を LowWatermark とともに指定すると、キャッシュの退去を開始するタイミングも決定できます。

使用領域が HighWatermarkLowWatermark の中間点 (高ウォーターマーク + 低ウォーターマーク)/2 に達するとキャッシュの退去が開始され、LowWatermark に達するまで続行されます。

LowWatermark の値を非常に低く設定すると、キャッシュはほとんどクリアされます。つまり、ほぼすべての対象ファイルが退去されます。

メモ:

キャッシュがあるファイルシステムに、他のアプリケーションのデータを含めることはできません。

不要

LowWatermark

50

この値は、HighWatermark によって退去が始まった後、どの時点で vxesfsd による退去を停止するかを決定します。この値は、キャッシュパーティションで使われている領域の割合を表します。

不要

BackupDBTime

12

この値は、データベースのバックアップを作成する頻度 (時間) を決定します。

この値は、drcontrol ポリシーが作成されていても無関係です。drcontrol ポリシーを作成して、クラウドストレージサーバーの保護に使用することをお勧めします。この値は変更しないことをお勧めします。

メモ:

このデータベースは、NetBackup カタログまたは MSDP カタログではなく、クラウドストレージサーバーの特別なデータベースです。

不要

StorageManager

AsyncMaxConcurrentConnections

40

この値は、非同期 (アップロードや削除) 操作時におけるクラウドプロバイダへの同時接続の最大数を決定します。

必要

SyncMaxConcurrentConnections

40

この値は、同期 (ダウンロード) 操作時におけるクラウドプロバイダへの同時接続の最大数を決定します。

必要

BackupDBCopies

14

この値は、バックアップ用に作成されたデータベースの複製の最大保存数を決定します。

この値は変更しないことをお勧めします。

この値は、drcontrol ポリシーが作成されていても無関係です。drcontrol ポリシーを作成して、クラウドストレージサーバーの保護に使用することをお勧めします。

メモ:

このデータベースは、NetBackup カタログまたは MSDP カタログではなく、クラウドストレージサーバーの特別なデータベースです。

不要

FileSystem

MaxOpenFile

192114

この値は、一度に開くことができるファイルの最大数を決定します。

この値は変更しないことをお勧めします。

必要

ReadOnly

0

この値は、クラウドに現在格納されているファイルを変更できるかどうかを示します。

  • 0: ファイルは修正できます。(デフォルト)

  • 1: ファイルは読み取り専用です。

この設定は、ディザスタリカバリに使用されます。通常の使用では変更しないでください。

必要

ImageSharingEnabled

1

この値は、クラウドでのディザスタリカバリに使用されます。デフォルトではこのオプションは有効です。

必要