Veritas NetBackup™ 重複排除ガイド

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Product(s): NetBackup (9.1)
  1. NetBackup メディアサーバー重複排除オプションの概要
    1.  
      NetBackup Deduplication のオプションについて
  2. クイックスタート
    1. メディアサーバー重複排除 (MSDP) ノードのクラウド階層について
      1.  
        MSDP ノードのクラウド階層の構成
    2.  
      自動イメージレプリケーション (A.I.R.) について
  3. 配備の計画
    1.  
      MSDP の配置計画
    2.  
      NetBackup 命名規則
    3.  
      MSDP 重複排除ノードについて
    4.  
      NetBackup 重複排除の宛先について
    5.  
      MSDP ストレージの容量について
    6. MSDP ストレージと接続性の必要条件について
      1.  
        MSDP のファイバーチャネルおよび iSCSI の比較
    7. NetBackup メディアサーバー重複排除について
      1.  
        MSDP ストレージサーバーについて
      2.  
        MSDP 負荷分散サーバーについて
      3.  
        MSDP サーバーの必要条件について
      4.  
        MSDP のサポート外の構成について
    8. NetBackup Client Direct の重複排除について
      1.  
        MSDP クライアントの重複排除の必要条件と制限事項について
    9. MSDP リモートオフィスのクライアントの重複排除について
      1.  
        MSDP のリモートクライアントのデータセキュリティについて
      2.  
        リモートクライアントのバックアップスケジュールについて
    10.  
      NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルについて
    11.  
      MSDP のネットワークインターフェースについて
    12.  
      MSDP ポートの使用について
    13.  
      MSDP の最適化された合成バックアップについて
    14.  
      MSDP と SAN クライアントについて
    15.  
      MSDP の最適化複製とレプリケーションについて
    16. MSDP のパフォーマンスについて
      1.  
        MSDP 重複排除率に対するファイルサイズの影響
    17. MSDP のストリームハンドラについて
      1.  
        Oracle ストリームハンドラ
      2.  
        Microsoft SQL Server ストリームハンドラ
    18. MSDP の配置のベストプラクティス
      1.  
        完全修飾ドメイン名を使用する
      2.  
        MSDP の調整について
      3.  
        ストレージサーバーに初回の完全バックアップを送信する
      4.  
        MSDP ジョブ数を徐々に増やす
      5.  
        MSDP 負荷分散サーバーを徐々に導入する
      6.  
        MSDP クライアントの重複排除を徐々に実装する
      7.  
        MSDP の圧縮と暗号化を使う
      8.  
        MSDP の最適なバックアップストリーム数について
      9.  
        MSDP のストレージユニットグループについて
      10.  
        MSDP データの保護について
      11.  
        MSDP ストレージサーバーの構成を保存する
      12.  
        ディスクの書き込みのキャッシュ計画
  4. ストレージのプロビジョニング
    1.  
      MSDP 用のストレージのプロビジョニングについて
    2.  
      MSDP のストレージディレクトリやファイルを変更しない
    3.  
      NetBackup MSDP のボリューム管理について
  5. 重複排除のライセンス
    1.  
      MSDP のライセンスについて
    2.  
      NetBackup MSDP のライセンス
  6. 重複排除の構成
    1.  
      MSDP サーバー側の重複排除の構成
    2.  
      MSDP クライアント側の重複排除の構成
    3.  
      MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについて
    4. 重複排除マルチスレッドエージェントの動作の構成
      1.  
        MSDP mtstrm.conf ファイルパラメータ
    5.  
      マルチスレッドエージェントによる重複排除プラグイン通信の構成
    6.  
      MSDP のフィンガープリントについて
    7.  
      MSDP フィンガープリントのキャッシュについて
    8. MSDP フィンガープリントのキャッシュ動作の構成
      1.  
        MSDP フィンガープリントキャッシュの動作オプション
    9.  
      リモートクライアント重複排除の MSDP フィンガープリントキャッシュのシードについて
    10.  
      クライアントでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
    11. ストレージサーバーでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
      1.  
        NetBackup seedutil オプション
    12.  
      MSDP での 250-TB のサポートの有効化
    13. NetBackup KMS サービスを使用した MSDP 暗号化について
      1.  
        MSDP 用の KMS のアップグレード
      2.  
        ローカル LSU での KMS 暗号化を有効にする
    14.  
      外部 KMS サーバーを使用した MSDP 暗号化について
    15. メディアサーバー重複排除プールのストレージサーバーの構成
      1.  
        MSDP のストレージパスのプロパティ
      2.  
        MSDP ネットワークインターフェースのプロパティ
    16.  
      NetBackup の重複排除用ディスクプールについて
    17. 重複排除のディスクプールの構成
      1.  
        [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]プロパティ
    18.  
      250-TB MSDP サポート用データディレクトリの作成
    19.  
      250-TB メディアサーバー重複排除プールへのボリュームの追加
    20. [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]ストレージユニットの構成
      1.  
        [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]ストレージユニットのプロパティ
      2.  
        MSDP ストレージユニットの推奨事項
    21.  
      MSDP クライアント側重複排除のクライアント属性の構成
    22.  
      クライアントについての MSDP クライアント側の重複排除の無効化
    23.  
      MSDP の圧縮について
    24.  
      MSDP の暗号化について
    25.  
      MSDP 圧縮および暗号化設定表
    26.  
      MSDP バックアップの暗号化の構成
    27.  
      MSDP の最適化複製とレプリケーションの暗号化の構成
    28.  
      MSDP のローリングデータの変換メカニズムについて
    29.  
      ローリングデータ変換のモード
    30.  
      MSDP 暗号化の動作と互換性
    31.  
      最適化された合成バックアップの MSDP の構成
    32.  
      MSDP の複製およびレプリケーションに対する個別ネットワークパスについて
    33.  
      MSDP 複製とレプリケーションに対する個別ネットワークパスの構成
    34. 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について
      1. 同じドメイン内での MSDP の最適化複製のメディアサーバーについて
        1.  
          同じドメイン内での MSDP のプッシュ型の複製について
        2.  
          同じドメイン内での MSDP のプル型の複製について
    35. 同じ NetBackup ドメインでの MSDP 最適化複製の構成
      1. NetBackup の最適化複製またはレプリケーション動作の設定
        1.  
          コマンドラインの使用による NetBackup 構成オプションの設定
    36.  
      異なるドメインへの MSDP レプリケーションについて
    37. 異なる NetBackup ドメインへの MSDP レプリケーション設定
      1. NetBackup 自動イメージレプリケーションについて
        1.  
          1 対多の自動イメージレプリケーションモデル
        2.  
          自動イメージレプリケーションモデルのカスケード
        3.  
          複製用のドメインの関係について
        4.  
          自動イメージレプリケーションのレプリケーショントポロジーについて
        5. 自動イメージレプリケーションのレプリケーショントポロジーの表示
          1.  
            MSDP レプリケーション用ボリュームプロパティのサンプル出力
      2.  
        自動イメージレプリケーションの信頼できるプライマリサーバーについて
      3.  
        信頼できるマスターサーバーの追加時に使用する証明書について
      4.  
        NetBackup CA が署名した (ホスト ID ベースの) 証明書を使用した信頼できるマスターサーバーの追加
      5.  
        外部 CA が署名した証明書を使用した信頼できるプライマリサーバーの追加
      6.  
        信頼できるプライマリサーバーの削除
      7.  
        NetBackup でクラスタ化されたプライマリサーバーのノード間認証を有効化
      8.  
        ソースとターゲットの MSDP ストレージサーバー間で安全に通信を行うための NetBackup CA と NetBackup ホスト ID ベースの証明書の構成
      9.  
        ソース MSDP ストレージサーバーとターゲット MSDP ストレージサーバー間での安全な通信のための外部 CA の構成
      10. リモートドメインへの MSDP レプリケーションに対するターゲットの構成
        1.  
          MSDP レプリケーションのターゲットオプション
        2.  
          自動イメージレプリケーションに限定された権限を持つ NetBackup Deduplication Engine ユーザーの構成
    38.  
      MSDP 最適化複製とレプリケーション帯域幅の構成について
    39.  
      MSDP クラウドの最適化複製とレプリケーションのパフォーマンスチューニングについて
    40.  
      ストレージライフサイクルポリシーについて
    41.  
      自動イメージレプリケーションに必要なストレージライフサイクルポリシーについて
    42. ストレージライフサイクルポリシーの作成
      1.  
        [ストレージライフサイクルポリシー (Storage Lifecycle Policy)]ダイアログボックスの設定
    43.  
      MSDP バックアップポリシーの構成について
    44.  
      バックアップポリシーの作成
    45. 耐性ネットワークのプロパティ
      1.  
        耐性が高い接続のリソース使用量
    46.  
      耐性のある接続の指定
    47.  
      MSDP 負荷分散サーバーの追加
    48.  
      NetBackup クライアントでの可変長の重複排除について
    49.  
      MSDP pd.conf 構成ファイルについて
    50. MSDP pd.conf ファイルの編集
      1.  
        MSDP pd.conf ファイルのパラメータ
    51.  
      MSDP contentrouter.cfg ファイルについて
    52.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の保存について
    53.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の保存
    54.  
      MSDP ストレージサーバーの構成ファイルの編集
    55.  
      MSDP ストレージサーバーの構成の設定
    56.  
      MSDP ホストの構成ファイルについて
    57.  
      MSDP ホストの構成ファイルの削除
    58.  
      MSDP レジストリのリセット
    59. MSDP カタログの保護について
      1.  
        MSDP シャドーカタログについて
      2.  
        MSDP カタログバックアップポリシーについて
    60.  
      MSDP シャドーカタログパスの変更
    61.  
      MSDP シャドーカタログスケジュールの変更
    62.  
      MSDP カタログのシャドーコピー数の変更
    63. MSDP カタログバックアップの設定
      1.  
        MSDP の drcontrol オプション
    64.  
      MSDP カタログバックアップポリシーの更新
    65.  
      MSDP の FIPS 準拠について
    66.  
      MSDP の複数のインターフェースをサポートするための NetBackup クライアント側の重複排除の構成
    67.  
      MSDP のマルチドメインのサポートについて
    68.  
      MSDP マルチドメイン VLAN のサポートについて
    69. 変更不可および削除不可のデータの NetBackup WORM ストレージサポートについて
      1.  
        変更不可および削除不可のデータを構成するための NetBackup コマンドラインオプションについて
  7. MSDP クラウドのサポート
    1. MSDP クラウドのサポートについて
      1.  
        構成のオペレーティングシステム要件
      2.  
        制限事項
    2.  
      NetBackup Web UI でのメディアサーバー重複排除プール (MSDP) ストレージサーバーの作成
    3.  
      クラウドストレージユニットの作成
    4.  
      クラウド LSU のクラウドクレデンシャルの更新
    5.  
      クラウド LSU の暗号化構成の更新
    6.  
      クラウド LSU の削除
    7.  
      クラウド LSU を使用したクラウドへのデータのバックアップ
    8.  
      クラウド LSU を使用したデータクラウドの複製
    9.  
      クラウド LSU を使用するための AIR の構成
    10.  
      下位互換性のサポートについて
    11.  
      cloud.json、contentrouter.cfg、spa.cfg 内の構成項目について
    12.  
      クラウドサポートのツールの更新について
    13. クラウド LSU のディザスタリカバリについて
      1.  
        一般的なディザスタリカバリ手順
    14. MSDP クラウドを使用したイメージ共有について
      1.  
        イメージ共有を使用して VM イメージを Azure の VHD に変換する前の考慮事項
      2.  
        Azure での VM イメージの VHD への変換
    15.  
      Microsoft Azure Archive 内のバックアップからのリストアについて
    16. MSDP クラウド変更不可 (WORM) ストレージのサポートについて
      1.  
        クラウド変更不可ストレージユニットの作成
      2.  
        MSDP クラウド管理コマンドラインツールについて
      3.  
        パフォーマンスチューニング
      4.  
        クラウドの変更不可ボリュームを作成するための AWS ユーザー権限
      5.  
        変更不可ストレージのバケットポリシーについて
  8. 重複排除アクティビティの監視
    1.  
      MSDP 重複排除率と圧縮率の監視
    2. MSDP ジョブの詳細の表示
      1.  
        MSDP ジョブの詳細
    3.  
      MSDP ストレージの容量と使用状況のレポートについて
    4.  
      MSDP コンテナファイルについて
    5.  
      MSDP コンテナファイル内のストレージ使用状況の表示
    6.  
      MSDP ディスクレポートの表示
    7.  
      MSDP プロセスの監視について
    8.  
      自動イメージレプリケーションジョブに関するレポート
  9. 重複排除の管理
    1. MSDP サーバーの管理
      1.  
        MSDP ストレージサーバーの表示
      2.  
        MSDP ストレージサーバーの状態の判断
      3.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の表示
      4.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の設定
      5.  
        MSDP ストレージサーバーのプロパティの変更
      6.  
        MSDP ストレージサーバーの属性の消去
      7.  
        MSDP ストレージサーバー名またはストレージパスの変更について
      8.  
        MSDP ストレージサーバーの名前またはストレージパスの変更
      9.  
        MSDP 負荷分散サーバーの削除
      10.  
        MSDP ストレージサーバーの削除
      11.  
        MSDP ストレージサーバーの構成を削除する
    2. NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの管理
      1.  
        重複排除クレデンシャルがあるメディアサーバーの確認
      2.  
        NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの追加
      3.  
        NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの変更
      4.  
        負荷分散サーバーからのクレデンシャルの削除
    3. メディアサーバー重複排除プールの管理
      1.  
        メディアサーバー重複排除プールの表示
      2.  
        メディアサーバー重複排除プールの状態の判断
      3.  
        OpenStorage ディスクプールの状態の変更
      4.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の表示
      5.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の設定
      6. メディアサーバー重複排除プールのプロパティの変更
        1.  
          自動イメージレプリケーションのボリューム変更を解決する方法
      7.  
        メディアサーバー重複排除プールの属性の消去
      8.  
        MSDP ディスクボリュームの状態の判断
      9.  
        MSDP ディスクボリュームの状態の変更
      10.  
        NetBackup ディスクプールのインベントリ
      11.  
        メディアサーバー重複排除プールの削除
    4.  
      バックアップイメージの削除
    5.  
      MSDP キュー処理について
    6.  
      MSDP トランザクションキューの手動処理
    7.  
      MSDP データ整合性チェックについて
    8. MSDP データ整合性チェックの動作の構成
      1.  
        MSDP データ整合性検査の構成パラメータ
    9.  
      MSDP ストレージの読み込みパフォーマンスの管理について
    10. MSDP ストレージのリベースについて
      1.  
        MSDP サーバー側リベースのパラメータ
    11.  
      MSDP のデータ削除処理について
    12.  
      MSDP ストレージパーティションのサイズ調整
    13.  
      MSDP のリストアのしくみ
    14.  
      MSDP のクライアントへの直接リストアの構成
    15.  
      リモートサイトのファイルのリストアについて
    16.  
      ターゲットマスタードメインでのバックアップからのリストアについて
    17.  
      リストアサーバーの指定
  10. MSDP のリカバリ
    1.  
      MSDP カタログのリカバリについて
    2.  
      シャドーコピーからの MSDP カタログのリストア
    3.  
      MSDP ストレージサーバーのディスクエラーからのリカバリ
    4.  
      MSDP ストレージサーバーのエラーからのリカバリ
    5.  
      NetBackup カタログリカバリ後の MSDP ストレージサーバーのリカバリ
  11. MSDP ホストの置換
    1.  
      MSDP ストレージサーバーのホストコンピュータの交換
  12. MSDP のアンインストール
    1.  
      MSDP のアンインストールについて
    2.  
      MSDP の無効化
  13. 重複排除アーキテクチャ
    1.  
      MSDP サーバーコンポーネント
    2.  
      メディアサーバーの重複排除バックアップ処理
    3.  
      MSDP クライアントコンポーネント
    4.  
      MSDP クライアント側の重複排除バックアップ処理
  14. ユニバーサル共有の構成と使用
    1.  
      ユニバーサル共有について
    2.  
      ユニバーサル共有を構成するための MSDP の独自の (BYO) サーバーの構成と使用
    3.  
      ユニバーサル共有を構成するための MSDP の独自の (BYO) サーバーにおける前提条件とハードウェア要件
    4.  
      ユニバーサル共有のユーザー認証の構成
    5.  
      NetBackup Web UI から作成したユニバーサル共有のマウント
    6.  
      ユニバーサル共有の保護ポイントの作成
  15. トラブルシューティング
    1. 統合ログについて
      1.  
        vxlogview コマンドを使用した統合ログの表示について
      2.  
        vxlogview を使用した統合ログの表示の例
    2. レガシーログについて
      1.  
        MSDP の NetBackup ログファイルディレクトリの作成
    3.  
      NetBackup MSDP ログファイル
    4. MSDP インストールの問題のトラブルシューティング
      1.  
        SuSE Linux で MSDP インストールが失敗する
    5. MSDP 構成の問題のトラブルシューティング
      1.  
        MSDP ストレージサーバーの構成の失敗
      2.  
        MSDP データベースのシステムエラー (220)
      3.  
        MSDP の[サーバーが見つかりませんでした (Server not found)]エラー
      4.  
        MSDP 構成中のライセンス情報エラー
      5.  
        ディスクプールウィザードで MSDP ボリュームが表示されない
    6. MSDP 操作上の問題のトラブルシューティング
      1.  
        MSDP サーバーに十分なメモリがあることを確認する
      2.  
        MSDP バックアップまたは複製ジョブの失敗
      3.  
        MSDP クライアントの重複排除が失敗する
      4.  
        ボリュームのマウントが解除されると MSDP ボリュームが停止状態になる
      5.  
        MSDP のエラー、遅延応答、ハングアップ
      6.  
        MSDP ディスクプールを削除できない
      7.  
        MSDP メディアのオープンエラー (83)
      8.  
        MSDP メディアの書き込みエラー (84)
      9.  
        MSDP 正常に処理されたイメージはありませんでした (191)
      10.  
        MSDP ストレージの空きのない状態
      11.  
        MSDP カタログバックアップのトラブルシューティング
      12.  
        ストレージプラットフォーム Web サービス (spws) が起動しない
      13.  
        ディスクボリューム API またはコマンドラインオプションが機能しない
    7.  
      MSDP ディスクのエラーとイベントの表示
    8.  
      MSDP イベントのコードとメッセージ
    9.  
      Windows OS が搭載された AWS EC2 インスタンスを使用するための管理者パスワードを取得できない
    10. 複数ドメインの問題のトラブルシューティング
      1.  
        別のドメインから OpenStorage サーバーを構成できない
      2.  
        OpenStorage サーバーを構成すると MSDP ストレージサーバーが停止する
      3.  
        MSDP サーバーが複数の NetBackup ドメインで使用されている場合に過負荷になる
  16. 付録 A. MSDP ストレージへの移行
    1.  
      別のストレージ形式から MSDP への移行
  17.  
    索引

cloud.json、contentrouter.cfg、spa.cfg 内の構成項目について

cloud.json ファイルは、<STORAGE>/etc/puredisk/cloud.json にあります。

このファイルには次のパラメータがあります。

パラメータ

詳細

デフォルト値

UseMemForUpload

true に設定すると、アップロードキャッシュディレクトリが tmpfs としてメモリにマウントされます。これは特に、ディスク速度がボトルネックになっている高速クラウドで役立ちます。また、ローカル LSU とのディスクの競合を減らすこともできます。システムメモリが十分である場合、値は true に設定されます。

利用可能なメモリが十分にある場合、デフォルト値は true です。

true

CachePath

キャッシュのパス。MSDP ボリュームの領域使用状況に応じて、MSDP ボリュームに作成されます。ローカル LSU が書き込むことができない領域を予約します。通常、一部のボリュームが他のボリュームよりも大幅に少ない場合を除き、このパスを変更する必要はありません。複数のクラウド LSU を同じディスクボリュームに分散させることができます。パフォーマンスを考慮して、別のボリュームに分散させるためにこのオプションの変更が必要になる場合があります。このパスは、MSDP 以外のボリュームに格納するように変更できます。

なし

UploadCacheGB

アップロードキャッシュの最大領域使用量です。アップロードキャッシュは、CachePath の下の「upload」という名前のサブディレクトリです。パフォーマンスを考慮して、次より大きい値に設定する必要があります。

(最大並列書き込みストリーム数) * MaxFileSizeMB * 2。

したがって、100 の並列実行ストリームの場合、約 13 GB で十分です。

メモ:

cloud.json ファイルの UploadCacheGB の初期値は、contentrouter.cfg ファイルの CloudUploadCacheSize の値です。

新しいクラウド LSU を追加すると、UploadCacheGB の値は CloudUploadCacheSize と等しくなります。後で、cloud. jsonファイルでこの値を変更できます。

12

DownloadDataCacheGB

これは、データファイル (主に SO BIN ファイル) の最大領域使用量です。このキャッシュを大きくするほど、より多くのデータファイルをキャッシュに格納できます。そうすれば、リストアの実行時にクラウドからこれらのファイルをダウンロードする必要はありません。

メモ:

cloud.json ファイルの DownloadDataCacheGB の初期値は、contentrouter.cfg ファイルの CloudDataCacheSize の値です。

新しいクラウド LSU を追加すると、DownloadDataCacheGB の値は CloudDataCacheSize と等しくなります。後で、cloud. jsonファイルでこの値を変更できます。

500

DownloadMetaCacheGB

これは、データファイル (主に DO ファイルおよび SO BHD ファイル) の最大領域使用量です。このキャッシュを大きくするほど、より多くのメタファイルをキャッシュに格納できます。そうすれば、リストアの実行時にクラウドからこれらのファイルをダウンロードする必要はありません。

メモ:

cloud.json ファイルの DownloadMetaCacheGB の初期値は、contentrouter.cfg ファイルの CloudMetaCacheSize の値です。

新しいクラウド LSU を追加すると、DownloadMetaCacheGB の値は CloudMetaCacheSize と等しくなります。後で、cloud. jsonファイルでこの値を変更できます。

500

MapCacheGB

これは、MD5 形式の指紋の互換性のために使用される map ファイルの最大領域使用量です。このキャッシュを大きくするほど、より多くの map ファイルをキャッシュに格納できます。

メモ:

cloud.json ファイルの MapCacheGB の初期値は、contentrouter.cfg ファイルの CloudMapCacheSize の値です。

新しいクラウド LSU を追加すると、MapCacheGB の値は CloudMapCacheSize と等しくなります。後で、cloud. jsonファイルでこの値を変更できます。

5

UploadConnNum

アップロードする際のクラウドプロバイダへの最大同時接続数。この値を大きくすると、特に高遅延ネットワークに役立ちます。

60

DataDownloadConnNum

データをダウンロードする際のクラウドプロバイダへの最大同時接続数。この値を大きくすると、特に高遅延ネットワークに役立ちます。

40

MetaDownloadConnNum

メタデータをダウンロードする際のクラウドプロバイダへの最大同時接続数。この値を大きくすると、特に高遅延ネットワークに役立ちます。

40

MapConnNum

マップをダウンロードする際のクラウドプロバイダへの最大同時接続数。

40

DeleteConnNum

削除する際のクラウドプロバイダへの最大同時接続数。この値を大きくすると、特に高遅延ネットワークに役立ちます。

100

KeepData

データキャッシュにアップロードされたデータを保持します。UseMem が true の場合、この値は常に false になります。

false

KeepMeta

アップロードされたメタをメタキャッシュに保持します。UseMem が true の場合、この値は常に false になります。

false

ReadOnly

LSU は読み取り専用で、この LSU に対する書き込みと削除はできません。

false

MaxFileSizeMB

bin ファイルの最大サイズ (MB 単位)。

64

WriteThreadNum

データをデータコンテナに並列で書き込むためのスレッドの数。これにより、IO のパフォーマンスを向上させることができます。

2

RebaseThresholdMB

リベースしきい値 (MB)。コンテナのイメージデータがしきい値より少ない場合、このコンテナ内のすべてのイメージデータは、適切な局所性を実現するために重複排除には使用されません。指定可能な値: 0 から MaxFileSizeMB の半分まで、0 = 無効

4

contentrouter.cfg ファイルは、<STORAGE>/etc/puredisk/contentrouter.cfg にあります。

このファイルには次のパラメータがあります。

パラメータ

詳細

デフォルト値

CloudDataCacheSize

クラウド LSU を追加するときのデフォルトのデータキャッシュサイズ。

十分な空き領域が利用できない場合は、この値を小さくします。

500 GiB

CloudMapCacheSize

クラウド LSU を追加するときのデフォルトのマップキャッシュサイズ。

十分な空き領域が利用できない場合は、この値を小さくします。

5 GiB

CloudMetaCacheSize

クラウド LSU を追加するときのデフォルトのメタキャッシュサイズ。

十分な空き領域が利用できない場合は、この値を小さくします。

500 GiB

CloudUploadCacheSize

クラウド LSU を追加するときのデフォルトのアップロードキャッシュサイズ。

最小値は 12 GiB です。

12 GiB

MaxCloudCacheSize

最大クラウドキャッシュサイズをパーセントで指定します。これは、システムメモリの合計に基づき、スワップ領域は除外されます。

20

CloudBits

クラウドキャッシュの最上位エントリの数。この数は (2^CloudBits) です。この値を増やすと、キャッシュのパフォーマンスを向上させることができますが、余分にメモリを消費します。最小値 = 16、最大値 = 48。

MaxCloudCacheSize に基づく自動サイズ

DCSCANDownloadTmpPath

dcscan を使用してクラウド LSU を調べる際に、データがこのフォルダにダウンロードされます。詳しくは、クラウドサポートセクションの dcscan ツールを参照してください。

disabled

UsableMemoryLimit​

利用可能な最大メモリサイズをパーセントで指定します。

MaxCacheSize + MaxCloudCacheSize + クラウド内のメモリアップロードのキャッシュサイズは、UsableMemoryLimit​ の値以下にする必要があります。

80%

MaxSamplingCacheSize

ここではすべてのクラウド LSU の最大サンプリングキャッシュサイズをパーセントで指定します。UsableMemoryLimit + MaxSamplingCacheSize は 95% 以下である必要があります。

デフォルトでは、各クラウド LSU でサンプリングキャッシュとして 1% のメモリを使用します。そのため、6 番目のクラウド LSU を追加するときに、6 番目のクラウド LSU はメモリを割り当てることができません。この問題は、MSDP サービスを再起動して解決できます。MSDP を再起動すると、すべてのクラウド LSU はサンプルキャッシュ用にメモリを均等に再割り当てし、メモリの合計使用量が制限を超えないようにします。

この項目に LSUSamplingCacheSize 構成項目を追加することで、各クラウド LSU のデフォルト値 1% を更新できます。

5%

パーティションに、次よりも多い空き領域がない場合、新しいクラウド LSU の追加は失敗します。

CloudDataCacheSize + CloudMapCacheSize + CloudMetaCacheSize + CloudUploadCacheSize + WarningSpaceThreshold * partition size

crcontrol --dsstat 2 --verbosecloud コマンドを使用して、各パーティションの領域を確認します。

メモ:

各クラウド LSU にはキャッシュディレクトリがあります。すべての MSDP ボリュームのディスク容量の使用状況に応じて、選択した MSDP ボリュームにディレクトリが作成されます。クラウド LSU はそのボリュームからキャッシュ用にディスク容量を予約し、ローカル LSU はより多くのディスク領域を使用できません。

各クラウド LSU の初期予約ディスク容量は、<STORAGE>/etc/puredisk/cloud.json ファイルの UploadCacheGB, DownloadDataCacheGB, DownloadMetaCacheGB,MapCacheGB の値の合計です。キャッシュを使用すると、ディスク容量が減少します。

crcontrol --dsstat 2 --verbosecloud の出力には Cache オプションがあります。

# crcontrol --dsstat 2 --verbosecloud

=============== Mount point 2 ===============

Path = /msdp/data/dp1/1pdvol

Data storage

Raw Size Used Avail Cache Use%

48.8T 46.8T 861.4G 46.0T 143.5G 2%

Number of containers : 3609

Average container size : 252685915 bytes (240.98MB)

Space allocated for containers : 911943468161 bytes (849.31GB)

Reserved space : 2156777086976 bytes (1.96TB)

Reserved space percentage : 4.0%

Cache オプションは、このボリュームのクラウドによって現在予約されているディスク容量です。ディスク容量は、このボリュームにキャッシュディレクトリがあるすべてのクラウド LSU の予約済み領域の合計です。このボリューム上でローカル LSU に対して実際に利用可能な領域は Avail - Cache です。

spa.cfg ファイルは、<STORAGE>/etc/puredisk/spa.cfg にあります。

このファイルには次のパラメータがあります。

パラメータ

詳細

デフォルト値

CloudLSUCheckInterval

クラウド LSU の状態を確認する間隔 (秒単位)。

1800