Veritas NetBackup™ トラブルシューティングガイド

DR_PKG_MARKER_FILE 環境変数について

災害の発生前にマスターサーバーで外部 CA が構成され、DR インストールが失敗した場合は、このユーティリティを使用して外部 CA の構成設定を再構成できます。このフックを使用すると、DR パッケージのリカバリ後およびサービスの再起動前に DR インストールを待機できます。これにより、必要に応じて、外部 CA の構成設定を修正または再構成する時間が与えられます。

外部 CA が署名した証明書について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

Windows でのディザスタリカバリパッケージのリストアを参照してください。

UNIX でのディザスタリカバリパッケージのリストアを参照してください。

外部 CA の構成設定に必要な変更を加えるまで NetBackup インストーラのインストールプロセスを保留するには、タッチファイルで DR_PKG_MARKER_FILE という環境変数を設定する必要があります。この環境変数を設定した後で、DR インストールを開始できます。DR インストールでは、ファイルシステム上に存在するタッチファイルが検出されるかぎり、インストールの終盤まで NetBackup サービスの起動を待機します。この間に、外部 CA の構成設定を変更できます。変更が終了したら、インストーラがインストールプロセスを再開できるように、DR_PKG_MARKER_FILE 環境変数を含むタッチファイルを削除する必要があります。