NetBackup™ バックアップ、アーカイブおよびリストアスタートガイド

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Product(s): NetBackup (10.0)

ファイルおよびディレクトリのバックアップまたはアーカイブ

バックアップでは、項目は別のドライブまたはストレージデバイスにコピーされます。元のファイルはソースドライブに残ります。

アーカイブの場合も、項目は別のドライブまたはストレージデバイスにコピーされます。バックアップが正常終了すると、元のファイルはソースドライブから削除されます。

次の項目をバックアップまたはアーカイブすることができます。

UNIX および Linux

  • ファイル

  • ディレクトリ

  • パーティション

Windows

  • ファイル

  • フォルダ

  • ボリューム

  • レジストリキー

  • システム状態コンポーネント

  • システムサービスコンポーネント

  • EFI システムパーティション (IA64 システムのみ)

  • シャドウコピーコンポーネント

    メモ:

    IA64 システムでは、シャドウコピーのバックアップにシステム状態コンポーネントと EFI システムパーティションが自動的に含まれます。システム状態コンポーネントのみをバックアップする場合には、正常にバックアップするために EFI システムパーティションも選択する必要があります。

次の手順を使用すると、ユーザー主導の (手動の) バックアップまたはアーカイブ操作を実行できます。

[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースの使用方法について詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。

バックアップ、アーカイブおよびリストアを使用してバックアップまたはアーカイブする方法

  1. 該当するプラットフォームに対して、次のとおりバックアップを開始します。

    UNIX および Linux

    [バックアップ (Backup Files)]タブをクリックします。

    メニューバーの下の領域には、NetBackup が現在どのように操作用に設定されているかに関する次の情報が表示されます。

    • NetBackup サーバー

    • ソースクライアント

    • 宛先クライアント

    • ポリシー形式

    次に、[バックアップ (Backup Files)]タブの例を示します。

    Windows

    [バックアップ (Backup)]ウィンドウを開くには、[ファイル (File)]、[バックアップするファイルおよびフォルダの選択 (Select Files and Folders to Backup)]の順にクリックするか、[バックアップの選択 (Select for Backup)]アイコンをクリックします。

    ウィンドウのタイトルバーには、NetBackup が現在どのように操作用に設定されているかに関する次の情報が表示されます。

    • サーバー

    • クライアント

    次に、バックアップ処理時間帯の例を示します。

  2. バックアップする項目を選択するには、画面で項目の左側にあるチェックボックスにチェックマークを付けます。

    個々の項目の隣にあるチェックマークは、それらの項目が選択されていることを示します。ディレクトリ (フォルダ) の隣のチェックマークは、ディレクトリのすべての項目が選択されていることを示します。ディレクトリの隣のスラッシュマークは、その中の一部の項目のみが選択されていることを示します。

  3. 選択した項目のバックアップ方法を設定するには、次の操作を実行します。

    UNIX および Linux

    [バックアップ (Backup)]ボタンをクリックします。

    次に、[バックアップ (Backup Files)]ダイアログボックスの例を示します。

    Windows

    [処理 (Actions)]、[バックアップ (Backup)]の順にクリックします。

    次に、[バックアップ (Backup Files)]ダイアログボックスの例を示します。

  4. [バックアップ (Backup Files)]ダイアログボックスで、次のオプションのいずれかを選択または指定します。

    NetBackup サーバー

    ドロップダウンメニューから別のサーバーを選択して、バックアップ操作が実行される NetBackup サーバーを変更できます。

    通常、別のマスターサーバーを指定する必要はありません。ただし、複数のマスターサーバーにバックアップを送信できる場合は、正しいマスターサーバーを指定していることを確認してください。

    リストからの削除 (Remove from list)(UNIX のみ)

    [通常バックアップ用にマークされたファイル (Files Marked for Normal Backup)] リストには、バックアップのためにマークを付けたすべての項目が表示されます。削除する項目がある場合、その項目をクリックした後、このオプションをクリックします。

    ファイルをアーカイブする (バックアップが正常に終了した後でファイルを削除する)(Archive files (delete files after successful backup))

    バックアップが正常に行われた後で、ソースドライブから自動的に項目を削除します。

    このバックアップまたはアーカイブと関連付けるキーワード句 (オプション)(Keyword phrase to associate with this backup or archive (optional))

    バックアップにキーワード句を関連付けるには、その情報をここに入力します。後でこれらのファイルのリストアを行う場合、バックアップされた項目をこのキーワード句で検索できます。

  5. [バックアップの開始 (Start Backup)]をクリックします。
  6. バックアップの進捗状況を表示するには、次の操作を実行します。

    Windows システムの場合:

    表示される[状態の表示 (View Status)]ダイアログボックスで、[はい (Yes)]をクリックします。

    UNIX システムの場合:

    表示される[タスクの進捗 (Task Progress)]タブで、[はい (Yes)]をクリックします。

    メモ:

    バックアップジョブの進捗ログはデフォルトのログファイルに格納されます。ジョブのデフォルトのログファイルのパスは[タスクの進捗 (Task Progress)]タブの[上記のタスク選択の結果 (Results of the Task Selection Above)]ペインに表示されます。

    バックアップが完了するまで数分かかる場合があります。バックアップ操作を開始した後、[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースを閉じて、他のタスクを実行できます。NetBackup はバックグラウンドで操作を継続します。