Veritas™ System Recovery 22 Manager
リカバリポイントを作成する上でのアドバイス
リカバリポイントを作成する場合は、以下の注意事項を参考にしてください。
スケジュールされたバックアップを開始または実行するために、Veritas System Recovery Manager が開いている必要はありません。そのため、バックアップジョブを作成してリソースターゲットに割り当てた後、コンソールを終了できます。ただし、管理するクライアントコンピュータの電源をオンにし、Windows を起動しておく必要があります。
すべてのバックアップジョブは、後でターゲットを編集または適用するために Veritas System Recovery Manager コンソールに保存されます。
リカバリーポイントをプライマリハードディスク C 以外の管理対象クライアントコンピュータのネットワーク共有またはローカルドライブに保存します。この方法は、クライアントのプライマリハードディスクに障害が発生した場合に、システムを確実に復旧させるのに役立ちます。
リカバリポイントの作成中に、管理対象クライアントコンピュータのディスクのデフラグプログラムを実行しないでください。このプログラムを実行すると、リカバリポイントの作成に要する時間が大幅に延びます。また、クライアントコンピュータ上でシステムリソースに関する予期しない問題が発生する可能性があります。
複数のドライブが相互に依存している場合、またはデータベースサービスなどのプログラムによりグループとして使われている場合は、それらすべてのドライブを同じバックアップジョブに含める必要があります。[バックアップジョブを作成]ウィンドウで複数のドライブを選択して、複数のドライブを同時にバックアップします。
複数のドライブを同じバックアップジョブに組み込むことで、実行する必要があるバックアップの合計数を減らすことができます。
リカバリポイントを Veritas System Recovery コンピュータに保存しないようにしてください。リカバリポイントの数またはサイズが増加すると、サーバーで通常の用途に利用できるディスク領域が少なくなります。リカバリポイントを別のドライブまたはネットワーク上の場所に保存すると、この問題は発生しません。また、リカバリポイントをクライアントコンピュータに保存する場合、セカンダリハードディスクに保存します。プライマリハードディスク(C)には保存しないでください。こうすることで、クライアントのプライマリハードディスクに問題が発生した場合でもシステムを修復できます。