Veritas Appliance 管理ガイド

Last Published:
Product(s): Appliances (2.0)
Platform: Appliance Management Server
  1. 概要
    1.  
      概要
    2.  
      Appliance Management Server 2.0 で導入された変更
    3.  
      操作上の注意事項
    4.  
      Appliance Management Console について
    5.  
      Appliance Management Server について
    6.  
      アプライアンス管理エージェントについて
    7.  
      AMS とエージェントのトポロジについて
  2. AMS の管理
    1.  
      AMS の構成について
    2.  
      AMS としての NetBackup Appliance の構成
    3.  
      コンテナとしての AMS の構成
    4.  
      NetBackup Appliance での AMS の構成解除
    5.  
      コンテナとして構成された AMS の構成解除
    6.  
      NetBackup Appliance での AMS ユーザー役割について
    7.  
      NetBackup Appliance でのユーザーまたはユーザーグループへの AMS 役割の付与
    8.  
      AMS コンテナへのユーザーまたはユーザーグループの追加
    9.  
      AMS ログの収集について
  3. Appliance Management Console の使用
    1.  
      Appliance Management Console へのログオン
    2.  
      [ホーム (Home)]ページの使用
    3.  
      AMS でのパスワードの変更
    4.  
      ダウンロードに使用する帯域幅の制限
    5.  
      Appliance Management Console からのログアウト
  4. アプライアンスの管理
    1.  
      アプライアンスの詳細の表示
    2.  
      アプライアンスの再ブート
    3.  
      アプライアンスのパフォーマンスグラフの表示
    4.  
      アプライアンスのパフォーマンスデータのエクスポート
    5.  
      アプライアンスの容量使用率の表示
    6.  
      複数のアプライアンスの容量使用率の表示
    7.  
      Appliance Management Console へのアプライアンスの追加
    8.  
      Appliance Management Console からのエージェントの削除
    9. アプライアンスソフトウェアのアップグレードについて
      1.  
        複数のアプライアンスアップグレードのガイドライン
      2.  
        NetBackup Appliance ソフトウェアのアップグレード
    10.  
      NetBackup Appliance でのファームウェアの更新
    11.  
      NetBackup Appliance でのハードウェアテストの実行
    12. EEB およびその他のアドオンの管理
      1.  
        アドオンのインストール
      2.  
        アドオンのアンインストール
    13. ステージングパッケージについて
      1.  
        パッケージのステージングに関する考慮事項
      2.  
        インストールまたはアップグレードのためのパッケージのステージング
    14. NetBackup Appliance での管理サービスについて
      1.  
        サービスを管理するための必要条件
      2.  
        サービスの開始、停止、再起動
    15.  
      NetBackup Appliance へのメンテナンスリリースパッケージのインストール
  5. アクティビティとイベントの監視
    1.  
      アクティビティモニターについて
    2.  
      アクティビティモニターへのアクセス
    3.  
      イベントの監視
    4.  
      NetInsights コンソールへのアクセス
  6. リポジトリの管理
    1.  
      リポジトリの管理について
    2.  
      パッケージまたはファイルをリポジトリに追加する場合のガイドライン
    3.  
      リポジトリへのアクセス
    4.  
      リポジトリへのパッケージまたはファイルの追加
    5.  
      パッケージまたはファイルのリポジトリからの削除
  7. NetBackup Appliance への管理更新プログラムの適用
    1.  
      以前のバージョンの AMS とエージェントでサポートされるアップデートとダウンロード
    2.  
      AMS アップデートの管理
    3.  
      自動または手動のエージェントアップデートの実行
  8. NetBackup Virtual Appliance での AMS の実行
    1.  
      NetBackup Virtual Appliance での AMS
    2.  
      NetBackup を構成せずに、仮想アプライアンスでスタンドアロン AMS を構成する
    3.  
      仮想アプライアンスでプライマリサーバーまたはメディアサーバーおよび AMS を構成する
    4.  
      Appliance Management Console のログインとユーザーパスワードの変更
  9.  
    索引

NetBackup Appliance ソフトウェアのアップグレード

アップグレードを開始する前に、以下の操作を完了していることを確認してください。

  • 『Veritas NetBackup Appliance アップグレードガイド』の説明に従って、アップグレード前に必要な操作を完了している

  • 適切なアップグレードパッケージをリポジトリに追加している

    リポジトリの管理についてを参照してください。

次の手順を実行して、アプライアンスソフトウェアをアップグレードします。

アプライアンスソフトウェアをアップグレードするには

  1. [ホーム (Home)]ページで、アップグレードするアプライアンスを選択します。選択したすべてのアプライアンスで、同じソフトウェアバージョンを使用している必要があります。アプライアンスの選択が完了したら、[管理 (Manage)]、[ソフトウェアのアップグレード (Upgrade software)]の順に選択します。
  2. [ソフトウェアのアップグレード (Upgrade software)]ページ (手順 1: アプライアンス選択の確認 ) で、[ホーム (Home)]ページで選択したアプライアンスの情報を確認します。一覧が正しい場合は、[次へ (Next)]をクリックします。

    変更する場合は、[ホーム (Home)]ページに戻って変更します。このページに戻って選択内容を確認し、[次へ (Next)]をクリックします。

  3. 更新されたページ (手順 2: アップグレードパッケージの選択) の[選択可能なパッケージ (Applicable packages)]列で、適切なアップグレードパッケージを選択して[次へ (Next)]をクリックします。

    メモ:

    パッケージは 1 つしか選択できません。

  4. 更新されたページ (手順 3: 準備の確認) で、[準備の確認 (Check readiness)]をクリックしてプレフライトアップグレードチェックを開始します。

    メモ:

    [戻る (Back)]や[次へ (Next)]をクリックしないでください。また、このタスク中にページを更新しないでください。

    [状態 (Status)]列で、各アプライアンスのプレフライトチェックの進捗状況と結果を確認します。各アプライアンスの状態の詳細を表示するには、アプライアンス名の隣にある下矢印をクリックしてその行を展開します。

    プレフライトチェックが完了すると、この列に各アプライアンスの結果が表示されます。他の処理が必要な場合は、[追加要件 (Additional requirements)]列に示されることもあります。次のような結果になります。

    • 成功 (Successful)

      アプライアンスの準備の確認が正常に完了したため、アップグレードが可能です。

    • 成功 (Successful)、詳しくは[次へ]をクリックしてください (Click Next for details)

      アプライアンスの準備の確認が正常に完了しましたが、アップグレードの前に他のタスクを実行する必要があります。

    • 失敗 (Failed)

      アプライアンスの準備の確認に失敗したため、アップグレードできません。

      [次へ (Next)]をクリックします。

  5. 更新されたページ (手順 4: 追加要件) で、追加要件の情報を確認します。
    • 証明書またはトークン、あるいはその両方が必要なアプライアンスの場合は、このページに示される、必要なアイテムの表の上部に取得手順が表示されます。手順は次のとおりです。

      プライマリサーバーの NetBackup コマンドラインにログインして、次の手順を実行してください。

      • 1 - 次のコマンドを実行して証明書を表示します: nbcertcmd -listCACertDetails

      • 2 - SHA1 指紋が両方のインターフェースで一致することを確認します。

      • 3 - 次のコマンドを実行してトークンを生成します: nbcertcmd

      • 4 - NetBackup コマンドラインからトークンをコピーして下に貼り付けます。

        トークンを必要とする各アプライアンスに有効なトークンを入力します。

        メモ:

        有効なトークンは、プライマリサーバーからのみ取得でき、変更できません。任意のアプライアンスに無効なトークンが入力された場合、エラーが表示され、[信頼して続行する (Trust and continue)]をクリックできなくなります。

    • アプライアンスのプライマリサーバーのソフトウェアバージョンを 3.1.1 以前からアップグレードする場合は、Veritas Smart Meter 機能のカスタマ登録キーを取得する必要があります。キーを取得するには、以下のように画面上の指示に従います。

      • Veritas Smart Meterサイトに VEMS クレデンシャルを使用してログインし、[登録キー (Registration Keys)]ページに移動してカスタマ登録キーファイルをダウンロードします。

      • ダウンロードしたファイルをテキストエディタで開き、Smart Meter カスタマ登録キーの[要件 (入力) (Requirements (input))]列に内容全体をコピーして貼り付けます。

    このページに情報を入力したら、[信頼して続行する (Trust and continue)]をクリックします。

  6. 更新されたページ (手順 5: アップグレードの開始) で、[アップグレードの開始 (Start upgrades)]をクリックします。

    アクティビティモニターが表示され、選択したアプライアンスすべてのアップグレードの進捗状況を確認できます。手順ごとの進捗状況を表示するには、次のようにアップグレード中にアプライアンスの行を展開します。

    Step 1 of 8: hh:mm:ss, Performing the preflight check---
    Step 2 of 8: hh:mm:ss, Performing the pre-upgrade self-test---
    Step 3 of 8: hh:mm:ss, Creating the pre-upgrade checkpoint---
    Step 4 of 8: hh:mm:ss, Performing the pre-upgrade tasks---
    Step 5 of 8: hh:mm:ss, Upgrading the appliance software---
    Step 6 of 8: hh:mm:ss, Upgrading NetBackup---
    Step 7 of 8: hh:mm:ss, Performing the post-upgrade tasks---
    Step 8 of 8: hh:mm:ss, Performing the post-upgrade self-test---
  7. アプライアンスの状態が[一時停止 (Paused)]と表示される場合、そのアプライアンスの行を展開すると、続行方法に関する詳細全体が表示されます。IPMI コンソールにログインし、次のオプションのいずれかを選択するためのメッセージが表示されます。
    • A キーを押してセルフテストを再試行します。

    • R キーを押してアプライアンスを以前のソフトウェアバージョンにロールバックします。

      A キーを押し、セルフテストが再度失敗した場合、R キーを押して以前のバージョンにロールバックするか、テクニカルサポートにお問い合わせください。

      メモ:

      IPMI コンソールにログインしてこれらを選択しないと、ロールバックは 1 時間後に自動的に発生します。