Enterprise Vault™ Compliance Accelerator 管理者ガイド

Last Published:
Product(s): Enterprise Vault (14.2)
  1. Compliance Accelerator の概要
    1.  
      Compliance Accelerator の主な機能
    2.  
      Compliance Accelerator のコンポーネントについて
    3.  
      Compliance Accelerator の処理
    4.  
      Compliance Accelerator によるアイテムのランダムサンプリングについて
    5.  
      Compliance Accelerator のインテリジェントレビュー機能について
    6.  
      Compliance Accelerator の重複排除機能について
    7. 製品のマニュアル
      1.  
        Veritas サポート Web サイトのホワイトペーパー
  2. Compliance Accelerator クライアントの概要
    1.  
      Compliance Accelerator クライアントについて
    2.  
      Compliance Accelerator クライアントを開く
    3.  
      Compliance Accelerator クライアントの使い方
  3. 従業員と従業員グループの設定
    1.  
      従業員と従業員グループについて
    2.  
      従業員プロファイルの作成
    3.  
      Active Directory 属性または Domino ディレクトリ属性への従業員プロパティのマップ
    4.  
      従業員の詳細の編集
    5.  
      従業員グループの作成
    6. 従業員へのロールの割り当て
      1.  
        事前定義済み Compliance Accelerator ロールについて
      2.  
        Compliance Accelerator の権限について
      3.  
        Compliance Accelerator ロールの作成
      4.  
        Compliance Accelerator ロールのプロパティの編集
      5.  
        従業員またはグループへの Compliance Accelerator ロールの割り当て
      6.  
        Compliance Accelerator ロールの削除
  4. 部門を使った操作
    1.  
      部門について
    2.  
      部門の作成
    3.  
      監視対象の従業員とグループの部門への追加
    4.  
      従業員とグループに対する監視ポリシーの編集
    5.  
      従業員またはグループの部門間での移動
    6.  
      部門の移動
    7.  
      部門レビューア、コンプライアンススーパーバイザ、代行の割り当て
    8. チャイニーズウォール型セキュリティの実装
      1.  
        チャイニーズウォールの有効化
      2.  
        部門ユーザーの管理
    9. 例外従業員の管理
      1.  
        例外従業員の指定
      2.  
        例外従業員へのより多くの例外レビューアの割り当て
      3.  
        例外従業員の別の部門への移動
      4.  
        例外状態の解除
      5.  
        例外レビューアの割り当て解除
    10. パーティションへの部門のグループ化
      1.  
        部門パーティションの作成
    11. 属性を使った部門の分類
      1.  
        部門属性の設定
      2.  
        部門への属性の割り当て
  5. アイテムの検索
    1. Compliance Accelerator を使った検索について
      1.  
        特定の種類の Skype for Business コンテンツの検索の制限事項
    2.  
      Compliance Accelerator 検索の作成と実行
    3.  
      検索基準オプションについて
    4.  
      効果的な検索の実行に関するガイドライン
    5.  
      Compliance Accelerator 検索の一時停止と再開
    6.  
      [検索の監視]タブについて
    7.  
      例外従業員のアイテムの検索
    8.  
      検索対象のアーカイブの選択
    9. Compliance Accelerator 検索スケジュールの作成
      1.  
        新しい検索スケジュールの設定
      2.  
        検索の反復スケジュールの例
    10.  
      カスタム メッセージの種類の設定
    11. ホットワードを使用したアイテムの検索
      1.  
        検索するホットワードの定義
      2.  
        ホットワードの追加
      3.  
        既存のホットワードの編集
      4.  
        ホットワードの削除
      5.  
        ホットワードセットの追加
      6.  
        既存のホットワードセットの編集
      7.  
        ホットワードセットの削除
      8.  
        事前定義済みホットワードのインポート
      9.  
        ホットワードの分析の有効化
      10.  
        ホットワード分析のエラー処理
    12.  
      Compliance Accelerator の電子メールアドレス処理の設定
    13.  
      Compliance Accelerator を使ってアーカイブされた Skype for Business コンテンツの検索
  6. 手動によるアイテムのレビュー
    1. Compliance Accelerator を使ったレビューについて
      1.  
        特定の種類の Skype for Business コンテンツのレビューの制限事項
    2.  
      [レビュー]ペインについて
    3.  
      レビュー中のアイテムのホットワード統計情報の表示
    4.  
      [自己レビューの禁止]オプションで例外従業員のレビューアクティビティを制限する方法
    5.  
      [レビュー]ペインのアイテムのフィルタ処理
    6.  
      アイテムへのレビューマークの割り当て
    7.  
      コメントのアイテムへの追加
    8.  
      アイテムの履歴の表示
    9.  
      アイテムの印刷可能バージョンの表示
    10.  
      元のアイテムのダウンロード
    11.  
      クリップボードへのアイテムリストのコピー
    12.  
      レビューペインの概観の変更
    13.  
      [レビュー]ペインのユーザー設定の設定
    14. アイテムのエスカレーション
      1.  
        他のエスカレーションメッセージレビューアへのエスカレーションアイテムの割り当て
      2.  
        エスカレーションアイテムのクローズ
    15.  
      再利用するためのレビューコメントの格納
  7. リサーチフォルダを使った作業
    1.  
      リサーチフォルダについて
    2.  
      リサーチフォルダの作成
    3.  
      リサーチフォルダのプロパティの編集
    4.  
      アイテムのリサーチフォルダへのコピー
    5.  
      リサーチフォルダのアイテムのレビュー
    6.  
      リサーチフォルダからのアイテムのエクスポート
    7.  
      リサーチフォルダへのアクセス権の付与
    8.  
      部門レビューセットへのリサーチフォルダ内アイテムのコミット
    9.  
      リサーチフォルダからのアイテムの削除
    10.  
      フォルダの削除
  8. アイテムのエクスポート
    1. アイテムのエクスポートについて
      1.  
        特定の種類のコンテンツのエクスポートの制限事項
    2. エクスポート実行
      1.  
        RMS で保護されているアイテムを復号する方法
    3.  
      同時エクスポート実行数の制限について
    4.  
      エクスポート実行を最適化する方法
    5.  
      例外従業員のレビューセットからのアイテムのエクスポート
    6.  
      エクスポート ID を Microsoft Outlook で表示
  9. レポートの作成と表示
    1.  
      Compliance Accelerator レポートについて
    2.  
      Compliance Accelerator レポートの作成
    3. 利用可能な Compliance Accelerator のレポート
      1.  
        [コンプライアンススーパーバイザの担当]レポート
      2.  
        [部門ロールの詳細]レポート
      3.  
        [部門ロールの概略]レポート
      4.  
        [部門ごとの差分サンプリングの概略]レポート
      5.  
        [ユーザーごとの実効ロール]レポート
      6.  
        [部門/従業員ごとの message type レビューの証拠]レポート
      7.  
        [部門ごとのアイテムの経過時間]レポート
      8.  
        [メッセージの統計の概略]レポート
      9.  
        [メッセージの概略]レポート
      10.  
        [部門ごとの監視対象 ID]レポート
      11.  
        [部門ごとの問題があるアイテム]レポート
      12.  
        [部門ごとの担当]レポート
      13.  
        [レビューアごとの担当]レポート
      14.  
        [部門ごとのレビューアクティビティの概略]レポート
      15.  
        [部門ごとのレビューアのアクティビティ]レポート
      16.  
        [レビューアのアクティビティの詳細]レポート
      17.  
        [レビューアのマップ]レポート
      18.  
        [未レビューの部門]レポート
      19.  
        [未管理の部門]レポート
    4.  
      既存のレポートの表示
    5.  
      レポートの削除
    6. OData Web サービスを使った Compliance Accelerator データセットの表示について
      1.  
        利用可能な Compliance Accelerator データセット
      2.  
        Compliance Accelerator データベースへのアクセス
      3.  
        Microsoft Excel での OData サービスの使用
      4.  
        Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS)での OData サービスの使用
  10. 付録 A. Compliance Accelerator のカスタマイズ
    1.  
      従業員の詳細の同期に使う Windows ドメインの指定
    2.  
      レビュー処理の状態のカスタマイズ
    3. Compliance Accelerator システム設定オプションの設定
      1.  
        アドホック検索の設定オプション
      2.  
        診断の設定オプション
      3.  
        文書の変換の設定オプション
      4.  
        エクスポートまたは提出物生成の設定オプション
      5.  
        全般設定オプション
      6.  
        ホームページの設定オプション
      7.  
        ホットワード分析の設定オプション
      8.  
        アイテムのプリフェッチキャッシュの設定オプション
      9.  
        アイテムのプリフェッチキャッシュ (詳細) の設定オプション
      10.  
        ポリシーの統合の設定オプション
      11.  
        プロファイルの同期の設定オプション
      12.  
        ランダムキャプチャの設定オプション
      13.  
        レビューの設定オプション
      14.  
        検索の設定オプション
      15.  
        セキュリティの設定オプション
      16.  
        システム設定オプション
      17.  
        ボルトのディレクトリの同期の設定オプション
    4.  
      レビューペインの列のカスタマイズ
  11. 付録 B. XML ファイルからの設定データのインポート
    1.  
      設定データのインポートについて
    2.  
      サンプル XML ファイル
    3.  
      Dataload.xml ファイルの形式
    4.  
      設定データのインポート
    5. ImportExport コマンドについて
      1.  
        ImportExport の構文
      2.  
        ImportExport コマンドの例
  12. 付録 C. トラブルシューティング
    1.  
      Compliance Accelerator クライアントのレビューペインで特定のアイテムをプレビューするときにセキュリティ警告が表示されることがある
    2.  
      アイテムのランダムサンプリングの問題
    3.  
      Windows 8 以降で Compliance Accelerator クライアントを開くときの表示の問題
    4.  
      Internet Explorer 10 以降で Compliance Accelerator Web サイトを開くときの表示の問題
    5.  
      Compliance Accelerator クライアントで表示されないボルトストア
    6.  
      Compliance Accelerator の検索で予期しない結果が返される
    7.  
      Compliance Accelerator からアイテムをエクスポートする際のエラー
    8.  
      インターネットメール(.eml)メッセージをレビューセットからエクスポートした後に、その TNEF エンコードの添付ファイルが読めなくなることがある
    9.  
      SQL Server コンピュータ名の変更後の同期エラー
    10.  
      Accelerator マネージャサービス起動時のパフォーマンスカウンタエラー
    11.  
      カスタマーデータベースを異なるサーバーに復元するときに SQL Service Broker で警告が発生する
    12. Compliance Accelerator のレポートに関する問題
      1.  
        レポートの初回印刷時に SQL Server のインストールを要求するメッセージが表示される
      2.  
        CSV としてエクスポートしたレポートを Microsoft Excel で正しく開けない場合がある
      3.  
        Acrobat 形式でレポートをエクスポートするときに日本語で文字化けが発生する
      4.  
        OData エラーのトラブルシューティング

エクスポートまたは提出物生成の設定オプション

次の設定を使って、ユーザーがオフラインでレビューするために Compliance Accelerator からアイテムをエクスポートするときの出力を設定します。

エクスポートされたファイルシステムアイテムに通し番号を追加

Enterprise Vault がファイルシステムアーカイブ (FSA) によってアーカイブした、エクスポートされた各アイテムのファイル名に、アイテムを識別する通し番号を追加するかどうかを指定します。

オプションは次のとおりです。

  • 0. 通し番号を省略します。

  • 1. ファイル名の先頭に通し番号を追加します。このオプションはデフォルトのオプションです。

  • 2. ファイル名の末尾に通し番号を追加します。

エクスポートされたファイルシステムアイテムに常に日付スタンプを追加

Enterprise Vault がファイルシステムアーカイブ (FSA) によってアーカイブした、エクスポートされた各アイテムのファイル名に、最終変更日のスタンプを追加するかどうかを指定します。 デフォルトでは、Compliance Accelerator は日付スタンプを追加します。

自動再試行: 最大再試行回数

何らかの理由で失敗したエクスポート実行を Compliance Accelerator が繰り返す試行の最大数を指定します。値を 0 (ゼロ) に設定すると、Compliance Accelerator は再実行を停止します。

自動再試行: 再試行までの最小時間 (分)

失敗したエクスポート実行または提出物生成実行を自動再試行する最小間隔を分単位で指定します。デフォルトでは、Compliance Accelerator は 5 分間隔で再試行します。

Compliance Accelerator は、この値に再試行の回数を掛けることに注意します。したがって、この値が 5 の場合、最初の再試行は、5 分後に行われ、その後の再試行は、10 分後、15 分後、といったように増加していきます。

カスタム変換拡張子

Compliance Accelerator の外部で表示するためにアイテムをエクスポートする場合に作成するファイル名の拡張子を指定します。たとえば、Microsoft Excel 形式のエクスポートファイルの拡張子には .xls を指定します。

カスタム変換ファイル

ファイルをカスタム形式でエクスポートするときに使うテンプレートファイル名を指定します。たとえば、アイテムを Microsoft Excel 形式でエクスポートするためのテンプレートファイルを作成している場合、ファイル名として ExcelReport.xslt と入力できます。

デフォルトのエクスポートフォルダ

エクスポートされたアイテムに使う Compliance Accelerator サーバーのデフォルトフォルダを指定します。デフォルトのエクスポートフォルダを指定しない場合、Compliance Accelerator は c:\Compliance Accelerator Export\customer_name フォルダを使用します。

フォルダパスには最大 100 文字まで入力できます。

デフォルトの提出物生成状態

エクスポート実行時にデフォルトの現在の状態として設定する状態を指定します。

次のいずれかの値を入力します。

  • 0. 該当なし。

  • 1. 保留

  • 2. レビュー済み

  • 3. 問題あり

PST と MSG に Unicode をデフォルトで使用

PST ファイルと MSG ファイルを Unicode (Outlook 2003 以降) と ANSI (Outlook 97 から 2002) のどちらの形式でエクスポートするかを指定します。デフォルトでは、Compliance Accelerator はアイテムを Unicode 形式でエクスポートします。

Domino エクスポートテンプレート

ファイルを Notes Database Template (NTF) ファイルにエクスポートするときにテンプレートとして使うファイルの名前を指定します。デフォルトのファイル名は accelexp.ntf です。

Domino ID ファイル

ファイルを NTF ファイルにエクスポートするときにローカルの Domino 認証で使う .id ファイルの名前を指定します。デフォルトのファイル名は Accelerator.id です。

Domino パスワード

ファイルを NTF ファイルにエクスポートするときにローカルの Domino 認証で使うパスワードを指定します。

提出物生成スレッドの有効化

すべてのエクスポート機能と提出物生成機能を有効と無効のどちらにするかを指定します。デフォルトでは、Compliance Accelerator はこの機能を有効にします。

HTML 変換ファイル

XSL スタイルシートをダウンロード、編集、アップロードできます。このスタイルシートは、Compliance Accelerator が HTML 形式で生成するすべてのエクスポートレポートのテンプレートとして使われます。

処理速度の遅いデバイスに格納されたアイテムの提出物生成の最大再試行回数

Compliance Accelerator がテープドライブなどのオフラインデバイスからアイテムを取り込む試行回数を指定します。1 から 1000 までの値を入力します。デフォルト値は 120 です。

処理速度の遅いデバイスに格納されたアイテムを再試行する最小間隔 (分)

オフラインデバイスからのアイテムの取り込みを試行する場合、Compliance Accelerator が何分間隔で再試行するかを指定します。1 から 300 までの値を入力します。デフォルト値は 5 です。

提出物生成レポートのスレッド数

Compliance Accelerator がエクスポート実行のレポートの生成に割り当てるスレッドの番号を指定します。デフォルトは 5 です。

提出物生成実行ごとの提出物生成スレッドの数

Compliance Accelerator によって各エクスポート実行または提出物生成実行に割り当てられている SQL 接続プール内のスレッド数を指定します。1 から 25 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 25 です。

[カスタマーごとの提出物生成スレッドの総数]設定も参照してください。

同時に行なうことができるエクスポート実行または提出物生成実行の最大数を判断するには、[カスタマーごとの提出物生成スレッドの総数]を[提出物生成実行ごとの提出物生成スレッドの数]で割ります。たとえば、前者の設定に 100 を指定し、後者の設定に 25 を指定した場合、最大で 4 つのエクスポート実行か提出物生成実行を同時に行なうことができます。それ以上のエクスポート実行または提出物生成実行を行なおうとした場合、Compliance Accelerator は必要な数のスレッドが利用可能になるまでキューにそれらを保持します。

RunDate による提出物生成の検索順序

エクスポート実行の基準を設定するときに Compliance Accelerator がリストする検索の順序を設定します。名前順または実行日順で検索をソートできます。デフォルトでは、Compliance Accelerator は名前順でソートします。

PST の[エクスポート ID]列の名前

Microsoft Outlook で、Compliance Accelerator エクスポート ID を表示する列のラベルを指定します。デフォルトのラベルは「通し番号」です。 個人用フォルダ (.pst) のファイルとして Compliance Accelerator からアイテムをエクスポートして、このファイルを Outlook にインポートすると、アイテムのエクスポート ID がこの列に表示されます。

PST フォルダ名

Compliance Accelerator からエクスポートした個人用フォルダ (.pst) ファイルをインポートした後でアイテムを配置する Outlook フォルダを指定します。

レポートのチャンクサイズ

各レポートファイルに一覧表示するエクスポートされたアイテム数を指定します。デフォルトは 25000 です。

エクスポート実行時に PST バージョンのオプションを表示

エクスポート実行を行う際に、Compliance Accelerator がユーザーに PST バージョン (Outlook 97 - 2002 (ANSI) または Outlook 2003 (Unicode)) を選択するように要求するメッセージを表示するかどうかを指定します。デフォルトでは、Compliance Accelerator はメッセージを表示しません。

TAB 変換ファイル

XSL スタイルシートをダウンロード、編集、アップロードできます。このスタイルシートは、Compliance Accelerator がタブ区切り形式で生成するすべてのエクスポートレポートのテンプレートとして使われます。

カスタマーごとの提出物生成スレッドの総数

エクスポート実行または提出物生成実行を行なうときに Compliance Accelerator が割り当てる、カスタマーあたりのスレッドの最大数を指定します。50 から 1000 までの値を入力します。デフォルト値は 100 です。

[提出物生成実行ごとの提出物生成スレッドの数]設定も参照してください。