Veritas System Recovery (VSR) を使用して、Windows 2012 R2 のバックアップまたは復元を行う方法

Article: 100035897
Last Published: 2022-09-13
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Product(s): System Recovery

※最新情報は、英語サイトを参照してください。https://www.veritas.com/support/en_US/article.100001643.html

問題

この記事は Windows 2012 R2 Server を対象としています。ただし、記載されている手順は、サポート対象のその他のオペレーティングシステム (Windows 7/8/8.1/10/2008/2008 R2/2012/2016/2019/2022 など) にも対応しています。

解決方法

バックアップ:

バックアップするシステムパーティションを選択すると、すべての「関連ドライブ」を含めることを求めるメッセージが表示されます (図 1)。関連ドライブを含めることが重要です。含めない場合、システムを完全には復元できません。

図 1:

復元用のディスクの準備:

復元先のディスクに既存のパーティションがある場合は、復元を開始する前に、ディスクをクリーンアップすることを推奨します。復元先のディスクが新しいディスクか、何も記録されていない場合、クリーンアップは不要です。

DiskPart (https://support.microsoft.com/kb/300415) を使用して、次の手順を実行します。

重要: この手順を実行すると、ディスクの内容すべてが削除されます。コマンドを実行する前に、正しいディスクをクリーンアップしようとしていることを確認します。

  • SRD (Veritas Recovery Disk) からブートします。
  • SRD のメインメニューで[分析]を選択します。
  • [コマンドシェルウィンドウのオープン]を選択します。
  • 「DISKPART」と入力して Enter キーを押します。
  • 「LIST DISK」と入力して Enter キーを押します。回復環境 (Windows PE) によって検出されたディスクが表示されます。
  • 「SELECT DISK <番号>」(「SELECT DISK 0」など) と入力して、復元先のディスクを選択します。
  • 「CLEAN」と入力して Enter キーを押し、ディスクをクリーンアップします。
  • 「EXIT」と入力して Enter キーを押し、DISKPART を終了します。

これで、SSR (Veritas System Recovery) での復元先ディスクとしての準備が整いました。

復元:

注意: 復元を実行する前に、SRD を作成する必要があります (https://www.veritas.com/docs/000023886)。

  • SRD のメインメニューで[コンピュータを修復]を選択します。
  • [次へ]をクリックします。
  • [リカバリポイントを表示]メニューで[システム]を選択します (図 2)。

図 2:

 

  • リカバリポイントがネットワーク上の場所に格納されている場合は、次の手順に進む前に、[ネットワークドライブのマップ]をクリックしてドライブをマップします。
   注: ネットワークが事前に開始されていない場合は、
     [ネットワーク] -> [ネットワークサービスを開始] を選択した後、
     [ネットワーク接続を設定] を選択してIP アドレスを指定してください。
  • [参照]をクリックして、リカバリポイントの格納場所を参照します。
  • システムインデックスファイル (<ファイル名>.sv2i) を選択し、[開く]をクリックします (図 3)。

図 3:

  • [次へ]をクリックします。
  • ディスクの初期化を求めるメッセージが表示された場合は、チェックマークを付けてから[OK]をクリックします (図 4)。

図 4:

  • ディスクが初期化されると、[修復するドライブ]画面が表示されます (図 5)。

図 5:

バックアップしたパーティションをすべて復元する場合は、この画面に表示されているいずれのパーティション (ドライブ) のチェックマークも外す必要がありません。この画面では、通常、何も変更する必要はありません。

注意: UEFI コンピュータの場合は、いずれのパーティションもアクティブにする必要はありません。この手順は、復元処理によって自動的に実行されます。

注意: UEFI コンピュータの場合は、"マスターブートレコードの復元" のチェックを外します。UEFIマシンでは マスターブートレコードがありません。

必要に応じて、[修復前にリカバリポイントを検証]は無効にできます (ネットワーク上の場所にリカバリポイントが格納されている場合は検証処理が遅くなる場合があります)。別のハードウェアに復元する場合は、[Restore Anyware を使用して別のハードウェアに修復]を有効にする必要があります。

 

  • [次へ]をクリックしてから[終了]をクリックし、復元を開始します (図 6)。

図 6:

復元処理の際に、追加ドライバを求めるメッセージが表示されることがあります。復元先のハードウェア用のドライバファイル (復元する Windows バージョンと互換性のあるもの) を使用します。このようなメッセージを無視したりキャンセルしたりすると、復元後にオペレーティングシステムがブートしなくなる可能性があります。

  • 復元が完了したら[閉じる]をクリックします。
  • [終了]をクリックしてコンピュータを再起動します。復元された Windows オペレーティングシステムがブートされます。別のハードウェアに復元した場合は、復元を完了するために、Windows でプラグアンドプレイ処理が実行されます。
 

適用対象

サポート対象のすべての Windows バージョン。

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