Backup Exec Remote Agent for Linux and UNIX Servers (RALUS) を Red Hat Linux プラットフォームにインストールするための手順

Article: 100036395
Last Published: 2021-03-25
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Product(s): Backup Exec

問題

Backup Exec Remote Agent for Linux and UNIX Servers (RALUS) を Red Hat Linux プラットフォームにインストールするための手順

 

解決策

Remote Agent for Linux and UNIX Servers を Red Hat Linux にインストールするには、次の手順に従います。

インストールを行う前に、RALUS と LINUX ホストの互換性について確認することをお勧めします。互換性を確認するには、次のページから Software Compatibility List (SCL) を参照してください。
https://www.veritas.com/docs/100040087.html

注1: アラカルトライセンスをお使いの場合は、RALUS は追加で購入できるオプションです。 Backup Exec サーバーに RALUS のシリアル番号をインストールすることで有効になります。

注2: Backup Exec 20.6 以降で Unix OS がサポートされるようになりました。詳しくは Software Compatibility List (SCL) を参照してください。

注3: Backup Exec 2010 以降では、RALUS インストールプログラムは Backup Exec のインストール ISO/DVD 内の Linux フォルダ または Unix フォルダに入っています。個別のダウンロードは不要になりました。

 

Remote Agent for Linux and UNIX Servers を Linux ホストにインストールするには:

1. ターミナルセッションを使用するか、スーパーユーザー権限、root 権限、管理者権限を使用してローカルでログオンし、ターゲットホストに接続します。

2. ターゲットホストで Backup Exec のインストール ISO/DVD をマウントするか、リモートサーバーにマウントした Backup Exec のインストール ISO/DVD から RALUS インストールプログラムをコピーします。

フォルダとファイル名の例 (Backup Exec 21.1 場合)

  • フォルダー: <ISO/DVDの先頭>/Unix
  • インストールプログラムのファイル名: RALUS_RMALS-1200.1204.tar.gz


3. tar コマンドを使用し、RALUS インストールプログラムのコンテンツを抽出します。

注意:  RALUS インストールプログラムを Windows システムで抽出し、抽出したファイルを Linux/Unix ホストにコピーすることはしないでください。インストールエラーの診断が難しくなります。以下に示すように、.tar.gz ファイルを Linux/Unix ホストで抽出することが重要です。

次のコマンドを実行します。

tar zvxf filename.tar.gz -C 抽出先のパス

  • z = 抽出前に Gunzip (圧縮解除) を実行します。tar.gz または .tgz で終わるファイルに使用します。
  • x = TAR ファイルのコンテンツを抽出します。
  • v = Verbose - tar の作成中または抽出中にコンテンツを表示します。
  • f =  抽出元インストールプログラムのファイル名です。
  • -C = 抽出先のパスを指定します。省略するとカレントディレクトリに抽出されます。

注意: ファイルの拡張子が .gz ではない場合、ファイルはすでに圧縮解除されているため、tar xvf コマンドを使用して抽出のみ行う必要があります。


図1.


4. 手順3で抽出したフォルダに移動し、「installralus」と入力して Enter キーを押します。(図2)

図2.


5. インストール画面が表示されます。(図3)

図3.

表示されているホスト名を確認し、 Enter キーを押します。


6. RALUS で最初のシステムチェックが実行されます。(図4)

図4.

Enter キーを押して続行します。

7. インストール対象の rpm パッケージが表示されます。(図5)

図5.

Enter キーを押して続行します。

8. インストール要件の確認が実施されます。(図6)

図6.

Enter キーを押して続行します。

9.  'beoper' グループが必要なことが表示されます。(図7)

図7.

Enter キーを押して続行します。


10.  'beoper' グループが見つからない場合は自動的に作成するかどうかの確認が表示されます。(図8)

図8.

Enter キーを押して続行します。

 

11.  'beoper' グループ作成時に特定のグループIDを使用するかどうかを指定します。(図9)

図9.

グループIDを自動で割り当ててよい場合は、Enter キーを押して続行します。

 

12.  'beoper' グループが作成され、'root' ユーザに 'beoper' グループを割り当てるかどうかの確認が表示されます。(図10)

図10.

Enter キーを押して続行します。

 

13.  'beoper' グループの割り当てが完了したことが表示されます。(図11)

図11.

Enter キーを押して続行します。

 

14.  パッケージのインストール状況が確認されます。(図12)

図12.

Enter キーを押して続行します。

 

15.  パッケージのインストール結果が表示されます。(図13)

図13.

Enter キーを押して続行します。

 

16. RALUS を自動的に起動するかどうかの質問が表示されます。(図14)

図14.

Enter キーを押して続行します。

 

17. Backup Exec サーバーのバックアップとリストアタブから RALUS をインストールしたサーバーの追加操作を実施し信頼の確立が必要なことが表示されます。(図15)

図15.

Enter キーを押して続行します。

 

18. RALUS のインストールが完了し、インストールログファイルのパスが表示されます。(図16)

図16.

 

 

19.Backup Exec サーバーに移動し、[バックアップとリストア] タブから [追加] 操作を実施します。(図17)

図17.


 

ユーティリティコマンド:

RALUS サービスを停止または起動するには、次のコマンドを使用します。

停止する場合: /etc/init.d/VRTSralus.init stop
起動する場合: /etc/init.d/VRTSralus.init start

次のコマンドも使用できます。

service VRTSralus.init restart
(このコマンドを使用すると、サービスは停止した後に起動します。)
 

RALUS 設定ファイル

次のように、ralus.cfg ファイルはトラブルシューティングまたは設定のどちらかの目的に合わせて編集できます。

ファイルは次の場所に保存されています。/etc/VRTSralus/ralus.cfg

設定ファイルの詳細:

SOFTWARE\VERITAS\Backup Exec\Agent Browser\TcpIp\AdvertisementPort=6101      アドバタイズ(環境通知)に使用するポート番号
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\Agents\Advertising Interval Minutes=60           アドバタイズ 時間間隔の変更
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\Agents\Agent Directory List 1=10.0.0.2             アドバタイズ先の Backup Exec サーバー。信頼の確立により追加されます。
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\Logging\RANT NDMP Debug Level=0             デバッグを実行する場合は値を 1 に設定します
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\Encoder=
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\SystemExclude1=/dev/*.*
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\SystemExclude2=/proc/*.*
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\SystemExclude3=/mnt/nss/pools/
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\SystemExclude4=/mnt/nss/.pools/
Software\VERITAS\Backup Exec\Engine\RALUS\SystemExclude5=/sys/*.*
 

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