Central Administration Server (CAS) と Managed Backup Exec Server (MBES) 環境で Backup Exec 20.x にアップグレードする手順
重要: この技術情報の手順を実施する前に、先に 100044372 に記載の情報を確認しておいてください。
以下は、CASO (複数の MBES と CAS) 環境について、以前のバージョンからアップグレードを行う手順になります。
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CAS アップグレード
1. 現在の Backup Exec [2014, 15, 16] に対して、CAS および MBES 上で、すべてのアップデートを最新までインストールしているかを確認します。
2. Backup Exec サービスアカウントで、CAS サーバへログインします。
3. すべての Backup Exec サービス と BKUPEXEC の SQLサービスを停止します。
4. "X:\Program Files\Symantec\Backup Exec\" フォルダ、または、"X:\Program Files\Veritas\Backup Exec" (X は Backup Exec がインストールされたドライブを示します) から、Data および Catalogs フォルダのバックアップを取得します。
5. カスタムレポートが設定されている場合は、"X:\Program Files\Veritas\Backup Exec\Reports" のバックアップを取得する必要があります。
6. BKUPEXEC の SQL サービスとすべての Backup Exec サービスを開始します。
7. すべての MBES 上で、2. から 6. の手順を繰り返します。
8. 各 MBES を右クリックして、[通信を無効にする] を選択することにより、CAS の ストレージタブから、すべての MBES との通信を無効にします。
9. Backup Server 上で、Backup Exec 20.x インストーラのISOファイルをマウントします。
10. Browser.exe をダブルクリックします。(セキュリティ設定が原因で、'管理者として実行' を使用して Browser.exe を起動する必要がある場合もあります。)
11. アップグレードを実施するために、Backup Exec をクリックします。
12. "使用許諾契約書に同意します" をクリックして、次へ をクリックします。
13. ローカルインストールを選択して、"次へ" をクリックします。
14. 環境チェックが完了するまで待ちます。
15. ライセンスキーを入力して、"次へ" をクリックします。
16. Backup Exec サービスアカウント名とパスワードを入力して、"次へ" をクリックします。
17. "次へ" と進めていき、"インストール" をクリックすると、移行開始画面が始まります。
18. 移行が完了したら、"成功" が表示されますので、移行レポートを確認して、問題がなければ、"移行レポートに記録された変更点を確認しました" にチェックを入れて、"次へ" をクリックして進みます。
19. アップグレード処理が継続します。
20. アップグレードが完了したら、必要に応じて再起動を行います。
21. 再起動後、すべての設定が利用可能になります。
22. 再起動後、CAS が起動して、セットアップが設定済みの重複排除フォルダを検出した場合は、"オフライン" として表示されます。
23. 重複排除フォルダが、重複排除ストレージの新しいバージョン 10 への変換中であるアラートが現れます。
24. "C:\Program Files\Symantec\Backup Exec\Logs" の中のファイル "PDDE10ConversionLogs.log" がありますので、変換が成功したかどうかを確認するために、PDDE10ConversionLogs.log を確認します。
25. 重複排除フォルダの変換を成功で完了させるには、ホストされているドライブに対して、少なくとも 12% の空き領域が必要です。
26. 変換が完了したら、Backup Exec のすべてのサービスを再起動します。それにより、デバイスがオンラインになります。
27. 各サーバを右クリックして、アップデートを選択することにより、すべてのリモートエージェントをアップグレードします。この段階で、CASによってバックアップされたエージェントをアップグレードしてください。リモートサーバはアップグレード後、再起動する場合があります。そのため事前に、いつ、どのようにリモートエージェントをアップグレードすべきかを判断してください。
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MBE サーバのアップグレード
CAS がアップグレードされたら、次の手順にしたがって、1つずつMBE サーバをアップグレードする必要があります。
1. Backup Exec 20.x インストーラのISOファイルを MBE サーバにマウントします。
2. Browser.exe をダブルクリックします。(セキュリティ設定が原因で、'管理者として実行' を使用して Browser.exe を起動する必要がある場合もあります。)
3. アップグレードを実施するために、Backup Exec をクリックします。
4. "使用許諾契約書に同意します" をクリックして、次へ をクリックします。
5. ローカルインストールを選択して、"次へ" をクリックします。
6. 環境チェックが完了するまで待ちます。
7. ライセンスキーを入力して、"次へ" をクリックします。
8. Backup Exec サービスアカウント名とパスワードを入力して、"次へ" をクリックします。
9. "次へ" と進めていき、"インストール" をクリックすると、移行開始画面が始まります。
10. 移行が完了したら、"成功" が表示されますので、移行レポートを確認して、問題がなければ、"移行レポートに記録された変更点を確認しました" にチェックを入れて、"次へ" をクリックして進みます。
11. アップグレード処理が継続します。
12. アップグレードが完了したら、必要に応じて再起動を行います。
13. 再起動後、すべての設定が利用可能になります。
14. 再起動後、CAS が起動して、セットアップが設定済みの重複排除フォルダを検出した場合は、"オフライン" として表示されます。
15. 重複排除フォルダが、重複排除ストレージの新しいバージョン 10 への変換中であるアラートが現れます。
16. "C:\Program Files\Symantec\Backup Exec\Logs" の中のファイル "PDDE10ConversionLogs.log" がありますので、変換が成功したかどうかを確認するために、PDDE10ConversionLogs.log を確認します。
17. 重複排除フォルダの変換を成功で完了させるには、ホストされているドライブに対して、少なくとも 12% の空き領域が必要です。
18. 変換が完了したら、Backup Exec のすべてのサービスを再起動します。それにより、デバイスがオンラインになります。
19. 各サーバを右クリックして、アップデートを選択することにより、すべてのリモートエージェントをアップグレードします。この段階で、CASによってバックアップされたエージェントをアップグレードしてください。リモートサーバはアップグレード後、再起動する場合があります。そのため事前に、いつ、どのようにリモートエージェントをアップグレードすべきかを判断してください。