Simplified Disaster Recovery (SDR) 起動ディスクの作成方法

Article: 100050809
Last Published: 2024-05-30
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Product(s): Backup Exec

問題

Simplified Disaster Recovery (SDR) 起動ディスクの作成方法

 

解決策

目次:

A. Microsoft Windows Assessment and Deployment Kit (ADK) のインストール

A1. 復旧対象が Windows Server 2016 以前の場合

作業中の Backup Exec サーバーが Windows Server 2016 以前で、かつインターネットに接続可能な場合は、このステップを省略し、手順Bで自動的にダウンロードとインストールをすることも可能です。

A2. 復旧対象が Windows Server 2019 以降の場合

復旧対象が Windows Server 2019 以降の場合は、Backup Exec サーバーがインターネットに接続可能な場合でも事前に ADK のダウンロードとインストールが必要です。

B. Simplified Disaster Recovery (SDR) 起動ディスクの作成
 

注: SDR 起動ディスクの作成は Remote Admin Console (RAC) をインストールした別のサーバーまたは PC で実施することも可能です。

使用している OS バージョンよりも新しいバージョンの ADK を使用する場合に、ADK のバージョンを正しく認識できない場合があります。この場合はより新しい OS バージョンのサーバーまたは PC で SDR 起動ディスクを作成してください。

SDR 起動ディスクの作成がサポートされている OS は Software Compatibility List (SCL) 内の次の項目を参照してください。

    [Backup Exec Feature Specific Compatibility]
        [Simplified Disaster Recovery (SDR)]
            [ISO Creation Supported by SDR]

 


A. Microsoft Windows Assessment and Deployment Kit (ADK) のインストール

A1. 復旧対象が Windows Server 2016 以前の場合

1. Download and install the Windows ADK  から ADK for Windows 10, version 1607 をダウンロードします。

図1.

 

2. ダウンロードした [adksetup.exe] を実行し、以下の画面で [次へ] をクリックします。

図2.

注: SDR 起動ディスクを作成する Backup Exec サーバーがインターネットにアクセスできない場合は、青枠にチェックを入れ、インストールファイルをダウンロードし、Backup Exec サーバーにコピーしてインストールすることも可能です。

 

3. Windows キット プライバシーの画面で [はい] または [いいえ] を選択します。[使用許諾契約] 画面では [同意する] をクリックします。

図3.

 

4. 機能選択画面で [Deployment Tools] と [Windows Preinstallation Environment (Windows PE)] を選択しインストールします。インストールが終わりましたら [閉じる] ボタンで画面を閉じます。

図4.

 

A2. 復旧対象が Windows Server 2019 以降の場合

1. Download and install the Windows ADK から ADK と Windows PE をダウンロードします。

Windows Server 2019 の場合は、
ADK for Windows 10 version 1809 と
Windows PE アドオン (ADK 用)、version 1809 をダウンロードします。

Windows Server 2022 の場合は、
ADK for Windows 2022 と
Windows Server 2022 用 ADK の Windows PE アドオン をダウンロードします。

図5.

 

2. ダウンロードした [adksetup.exe] を実行し、以下の画面で [次へ] をクリックします。

図6.

注: SDR 起動ディスクを作成する Backup Exec サーバーがインターネットにアクセスできない場合は、青枠にチェックを入れ、インストールファイルをダウンロードし、Backup Exec サーバーにコピーしてインストールすることも可能です。

 

3. Windows キットプライバシーの画面で [はい] または [いいえ] を選択し、[使用許諾契約] 画面で [同意する] をクリックします。

図7.

4. [Deployment Tools] を選択し、[インストール] をクリックします。インストールが完了しましたら [閉じる] ボタンでウィザードを閉じます。

図8.

 

5. ダウンロードした [adkwinpesetup.exe] を実行し、[Next] をクリックしていきます。Windows キットプライバシーの画面は [Yes] または [No] を選択します。

図9.

注: SDR 起動ディスクを作成する Backup Exec サーバーがインターネットにアクセスできない場合は、青枠にチェックを入れ、インストールファイルをダウンロードし、Backup Exec サーバーにコピーしてインストールすることも可能です。

 

6. [License Agreement] 画面で [Accept] をクリックし、次の画面で [Install] ボタンをクリックします。

図10.

 

7. インストールが終わりましたら [Close] ボタンで画面を閉じます。

図11.

 


B. Simplified Disaster Recovery (SDR) 起動ディスクの作成

1. 画面左上の Backup Exec ボタン > [構成と設定] > [障害回復ディスクの作成] の順に開き、[次へ] をクリックします。

図12.

 

2. [新しい Simplified Disaster Recovery ディスクイメージ (.iso) の作成] を選択して、[次へ] クリックします。

図13.

 

3. 復旧対象システムに合わせて32 または 64 ビットを選択し、必要に応じて [ネットワークサービスを自動的に開始] にチェックを入れ、 [次へ] をクリックします。

図14.

: 復旧対象に32ビットサーバーと64ビットサーバーがある場合は、32ビット用と64ビット用それぞれの起動ディスクを作成する必要があります。

 

4. 復旧対象のコンピュータ名を選択し、[次へ] をクリックします。これによりネットワークドライバやストレージドライバが SDR 起動ディスクに組み込まれます。ここで選択していないサーバーを復旧することも可能です。

図15.

 

5. 追加のネットワーク、ストレージドライバがある場合は、[ドライバの追加] ボタンをクリックして追加します。

図16.

 

6. SDR 起動ディスクは、ISO 形式のファイルとして作成されます。ISO ファイルをマウントしたときに表示されるボリュームラベルと、ISO ファイルの保存先、ファイル名を指定して [次へ] をクリックします。

図17.

 

7. 最後に概略を確認して [イメージの作成] をクリックします。SDR 起動ディスク (ISOファイル) の作成が開始されます。

図18.

 

8. 作成が完了すると以下のように表示されます。[次へ] をクリックします。

図19.

9. 作成された.ISOイメージファイルを DVD に書き込みます。
ISO ファイルを右クリックし、[ディスクイメージの書き込み]を選択します。他社DVD書き込みソフトのご利用も可能です。
 

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