Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
ネットワークの監視と調整について
表: ネットワーク統計（ifstat 5 を使用して収集） では、システムが 98% 重複排除バックアップストリームを同時に 120 個実行しているときに、ifstat で収集したネットワーク統計を示します。
表: ネットワーク統計（ifstat 5 を使用して収集）
eth5 | eth4 | eth6 | eth7 | bond0 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HH:MM:SS | in | out | in | out | in | out | in | out | in | out |
17:26:21 | 564730.9 | 1302.0 | 1160000.0 | 2140.2 | 559536.6 | 1621.4 | 168878.4 | 1153.4 | 4710000.0 | 12498.8 |
17:26:26 | 460546.3 | 728.0 | 1150000.0 | 698.9 | 459263.6 | 1330.3 | 381489.9 | 1142.0 | 4770000.0 | 11797.7 |
17:26:31 | 227735.0 | 537.6 | 1150000.0 | 724.0 | 445882.1 | 951.5 | 444105.8 | 1069.2 | 4680000.0 | 9971.4 |
17:26:36 | 374109.8 | 962.3 | 889411.5 | 863.5 | 421187.4 | 450.1 | 423359.6 | 1091.7 | 4740000.0 | 8593.0 |
17:26:41 | 413063.0 | 826.2 | 827849.0 | 765.3 | 415254.8 | 454.0 | 414780.8 | 758.3 | 4710000.0 | 6980.5 |
17:26:46 | 416389.0 | 802.9 | 822851.8 | 309.1 | 413860.3 | 425.2 | 409673.9 | 393.7 | 4690000.0 | 5694.1 |
17:26:51 | 413397.2 | 644.5 | 866869.2 | 587.3 | 343333.5 | 439.7 | 407649.9 | 343.9 | 4650000.0 | 5744.9 |
17:26:56 | 428205.4 | 510.6 | 1150000.0 | 2804.2 | 224508.3 | 952.0 | 427518.5 | 592.0 | 4550000.0 | 9509.6 |
17:27:01 | 474236.7 | 1040.3 | 1090000.0 | 2321.1 | 473665.8 | 1309.5 | 472919.9 | 832.9 | 4680000.0 | 12125.6 |
メモ:
表示を簡略化するために、出力の列の一部が削除されました。
上記の表は、選択した NIC ポートのアプライアンスのネットワークスループットを示しています。 アプライアンスにデフォルトの balance-alb（最適な負荷分散）モードで 10 x 10 Gbps NIC がバインドされています。 各 NIC インターフェースで、in 列にネットワークから 1 秒間に受信したキロバイト数が表示され、out 列に 1 秒間に送信されたキロバイト数が表示されます。 Eth4 はプライマリスレーブであり、いくつかの 48 ポートスイッチモデルでは、他のスレーブ NIC ポートよりも負荷が高くなる傾向があります。 太字で強調表示されているデータポイントは、NIC ポートの容量に空きがほとんどないことを示しています。 この状況では、パケット消失の可能性があります。 コマンド「netstat - s |grep retransmit」を実行して、再送信の回数を定期的に確認することができます。 0 以外の値で問題ありませんが、この値が大きくなると、ネットワークの混雑の問題が発生している可能性があります。
以下に標準的な調整に関する推奨事項を示します。
追加 NIC ポートを追加するか有効にします。
特にプライマリスレーブ以外の他のすべてのポートで帯域幅に余裕がある場合は、結合モードを変更します。 デフォルトの balance-alb モードでは、一部のスイッチモデルでこの問題が発生する可能性があります。 内部テストで、802.3ad（LACP）結合モードによってこの問題を解決できることがわかりました。