Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
アプライアンスを使った VMware バックアップ
次のガイダンスは、10 Gbps のエンドツーエンド帯域幅の接続、フルバックアップに 60 時間の時間帯、増分バックアップに 12 時間の時間帯に設定されている環境の例に基づいています。 このシナリオを使って、スケールに基づいて追加のソリューションを推定できます。
(vCenter サーバー、ESX、データストアパフォーマンスに応じて) 1 分の平均スナップショットの作成時間枠に基づいて、バックアップホストごとにサポートされるスナップショットの合計数 (平均) は 2500 (同時に平均値化されるデータストアごとに 1 つのスナップショット) です。 プロキシサーバーごとの VM ゲストの数は、ESX サーバー間の負荷分散ジョブによって増加します。
バックアップされるデータがおおよそ 500 TB までであることを考慮すると、60 時間のバックアップ時間帯が設定された 2500 台の VM ゲストの完全バックアップを実行するために必要な LAN ベースのメディアサーバーの数 (仮想マシン用の共有リソース) はおよそ 2 台から 4 台までです。 8 GB ファブリックエンドツーエンド環境の場合、必要なメディアサーバーの数は 3 台または 4 台に増加します。
日単位で 5% の変更率を考慮すると、12 時間のバックアップ時間帯内の 2500 台の VM ゲストの増分バックアップを実行するために必要なメディアサーバーの数はおよそです。 8 GB ファブリックエンドツーエンド環境の場合、ゲスト数はおよそ 2592 台まで増加します。
ESX ホストごとの 20 台の VM ゲストとクラスタごとの 16 台の ESX ホストの平均を考慮すると、バックアップホストごとにサポートされる ESX クラスタの数はおよそ 8 台です。
データストアごとのスナップショットの推奨数は 1 (64 K ブロックサイズで平均 512 IOP) です。
ESX サーバーごとのバックアップ要求の推奨数は 1 です。
前述の推奨に基づいた、指定された特定の時点でのクラスタごとのジョブの平均合計数は 48 です。 ただし、ベストプラクティスの推奨を基に、vCenter サーバーの負荷要因によりますが、指定された特定の時点に vCenter サーバーごとのスナップショットの数を 40 に制限することをお勧めします。
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