Veritas Appliance 管理ガイド
- 概要
- AMS の管理
- Appliance Management Console の使用
- アプライアンスの管理
- アプライアンスソフトウェアのアップグレードについて
- EEB およびその他のアドオンの管理
- ステージングパッケージについて
- NetBackup Appliance での管理サービスについて
- アクティビティとイベントの監視
- リポジトリの管理
- NetBackup Appliance への管理更新プログラムの適用
- NetBackup Virtual Appliance での AMS の実行
Appliance Management Console へのアプライアンスの追加
AMS で管理するアプライアンスを複数追加できます。これらのアプライアンスは、Appliance Management Console で追加できます。プライマリサーバーまたはメディアサーバーとして構成されている NetBackup 3.1 以降または Flex 2.0 以降のアプライアンスのみを追加できます。
アプライアンスを追加するには、エージェントと管理サーバーの間で相互認証を実行する必要があります。NetBackup Appliance を追加するには、Appliance Management Console からアクセスキーをコピーし、各エージェントのシェルメニューに貼り付ける必要があります。Flex Appliance の場合は、Appliance Management Console からパラメータをコピーし、Flex Appliance コンソールに貼り付ける必要があります。これらのプロセスにより、AMS とエージェント間の通信が保護されます。
NetBackup のアクセスキーと Flex のパラメータについて、次の点を確認してください。
複数のエージェントに同じアクセスキーまたはパラメータを使用できます。
アクセスキーは[再生成 (Regenerate)]をクリックしない限り、期限切れになりません。
必要に応じてアクセスキーおよびコマンドを常に再生成できます。アクセスキーを再生成すると、以前のアクセスキーとコマンドは有効でなくなります。
Appliance Management Console にアプライアンスを追加する前に、次の検討事項を確認してください。
1 台の AMS にのみアプライアンスを追加する必要があります。2 台以上の別々の管理サーバーに対するアプライアンスの追加は、サポートされていません。
アプライアンスをすでに AMS で管理している場合に、同じ AMS に再び同じアプライアンスを追加しても、エラーメッセージは表示されません。AMS とエージェントは、正常に動作し続けます。
AMS でエージェントを管理している場合に、特定のエージェントを出荷時の設定にリセットしたとします。この場合、エージェントは引き続き AMS の[ホーム (Home)]ページに表示されますが、そのエージェントで実行される操作は失敗します。
NetBackup Appliance をエージェントとして追加するには
- AMS で NetBackup Appliance Web コンソールのログインページを開きます。AMS 役割を持つユーザーとしてログオンし、Appliance Management Console にアクセスします。
Appliance Management Console へのログオンを参照してください。
- [ホーム (Home)]ページで、[追加 (Add)]をクリックします。
- [アプライアンスの追加 (Add Appliance)]ページには、コマンド全体またはアクセスキーのみをコピーするオプションがあります。次のいずれかを実行します。
[コマンドのコピー (Copy Command)]をクリックして、コマンド全体をコピーします。
または
[アクセスキーのコピー (Copy Access Key)]をクリックして、アクセスキーのみをコピーします。このオプションを使用する場合は、手順 4 でエージェントのシェルメニューにコマンドを入力する必要があります。
新しいアクセスキーを生成する場合は、[再生成 (Regenerate)]をクリックできます。アクセスキーを再生成すると、以前のアクセスキーとコマンドは有効でなくなります。
- エージェントアプライアンスで NetBackup Appliance シェルメニューにログオンします。アクセスキーとコマンド全体のどちらをコピーしたのかに応じて、次のいずれかの操作を行います。
[コマンドのコピー (Copy Command)]をクリックした場合は、[アプライアンス (Appliance)]メニューを参照し、右クリックしてコマンドを貼り付けます。手順 5 に進みます。
[アクセスキーのコピー (Copy Access Key)]をクリックした場合は、[アプライアンス (Appliance)]メニューを参照します。
次のコマンドを入力してアプライアンスをエージェントとして構成します。
Management Agent Register <server><access key>
ここで、<server> は AMS のホスト名または IP アドレスです。シェルメニューにアクセスキーを貼り付けます。
- エージェントのシェルメニューに次の情報が表示されます。
[INFO] Preparing to set this appliance as an agent... [INFO] Establishing a secure connection with the AMS... [INFO] This appliance is now set as an agent and registered to the AMS <hostname>.
- Appliance Management Console に移動し、ブラウザを更新します。エージェントは、[ホーム (Home)]ページのアプライアンスのリストに存在するはずです。
Flex Appliance をエージェントとして追加するには
- [AMS ホーム (AMS Home)]ページから[追加 (Add)]を選択します。
- [Flex Appliance]を選択し、ページに表示されるパラメータをコピーします。
- Flex Appliance コンソールにサインインし、[システムトポロジー (System Topology)]ページに移動します。[設定 (Settings)]ドロップダウンメニューから、[管理サーバー (Management server)]をクリックします。
- [登録 (Register)]をクリックして、AMS にアプライアンスを登録します。
- [パラメータの貼り付け (Paste Parameters)]をクリックして、AMS からコピーしたパラメータを貼り付けます。次に、[登録 (Register)]をクリックします。
- [AMS ホーム (AMS Home)]ページに戻り、アプライアンスが追加されていることを確認します。