セキュリティ管理者向け NetBackup Web UI
スマートカードまたはデジタル証明書によるユーザー認証の構成
NetBackup は、デジタル証明書またはスマートカード (CAC と PIV を含む) による、Active Directory (AD) または LDAP ドメインユーザーに対する認証をサポートしています。この認証方法はマスターサーバーのドメインごとに 1 つの AD または LDAP ドメインのみサポートし、ローカルドメインのユーザーは使用できません。この認証方法を使用するそれぞれのマスターサーバードメインに対して、この構成を個別に実行する必要があります。
役割に基づくアクセス制御 (RBAC) 構成の一部としてまだ完了していない場合は、証明書の認証を構成する前に、次の手順を完了していることを確認してください。
NetBackup ユーザーに関連付けられた AD または LDAP ドメインを追加する。
AD または LDAP ドメインの追加を参照してください。
NetBackup ユーザー用の RBAC を構成する。
RBAC の構成を参照してください。
NetBackup でスマートカードまたはデジタル証明書によるユーザー認証を構成するには
- 右上で、[設定 (Settings)]、[スマートカード認証 (Smart card authentication)]の順に選択します。
- [スマートカード認証 (Smart card authentication)]をオンにします。
- [ユーザー認証ドメイン (User authentication domain)]を選択します。
- [証明書のマッピング属性 (Certificate mapping attribute)]を選択します。
- 必要に応じて、[OCSP URI]に入力します。
OCSP URI を指定しない場合は、ユーザー証明書内の URI が使用されます。
- [保存 (Save)]をクリックします。
- [CA 証明書 (CA certificates)]の右にある[追加 (Add)]をクリックします。
- [CA 証明書 (CA certificates)]を参照するかドラッグアンドドロップして、[追加 (Add)]をクリックします。
スマートカード認証には、信頼できるルート CA 証明書または中間 CA 証明書のリストが必要です。ユーザーのデジタル証明書またはスマートカードに関連付けられている CA 証明書を追加します。
証明書ファイルの種類は
.crt
、.cer
、.der
、.pem
、またはPKCS #7
形式で、サイズが 64 KB 未満である必要があります。 - [スマートカード認証 (Smart card authentication)]ページで構成情報を確認します。
- ユーザーがスマートカードにインストールされていないデジタル証明書を使用するには、事前にブラウザの証明書マネージャに証明書をアップロードする必要があります。
詳しくはブラウザのマニュアルで手順を参照するか、証明書管理者にお問い合わせください。
- ユーザーがサインインするときに、[証明書またはスマートカードでサインイン (Sign in with certificate or smart card)]のオプションが表示されるようになりました。
ユーザーにまだこのサインインオプションを使用させない場合は、[スマートカード認証 (Smart card authentication)]をオフにします(たとえば、ホストにすべてのユーザーの証明書がまだ構成されていない場合)。スマートカード認証を無効にした場合でも、構成した設定は保持されます。