Windows 用 APTARE IT Analytics インストールとアップグレードガイド

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Product(s): APTARE IT Analytics (10.6)
  1. Windows サーバーでの APTARE IT Analytics ポータルのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      ポータルインストールのメモリ要件
    3.  
      多言語サポートとロケールに関する注意事項 (Windows)
    4.  
      タスク 1: ポータルとデータベースの配備戦略 (Windows)
    5.  
      タスク 2: インストール前の構成 (Windows)
    6. タスク 3: Oracle アプリケーションバイナリのインストール (Windows)
      1.  
        Oracle のインストールのトラブルシューティング
    7.  
      タスク 4: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Windows)
    8.  
      タスク 5: ライセンスキーファイルの要求 (Windows)
    9.  
      タスク 6: ポータルへのログイン (Windows)
    10.  
      タスク 7: ライセンスキーファイルのインストール (Windows)
    11.  
      タスク 8: コールドバックアップの実行 (Windows)
    12.  
      サポート対象のサードパーティ製品とオープンソース製品
    13.  
      APTARE IT Analytics ポータルのアンインストール
  2. Windows での APTARE IT Analytics ポータルのアップグレード
    1.  
      概要
    2.  
      アップグレードパス
    3.  
      アップグレードの前に
    4. Oracle Database アプリケーションバイナリの 19c へのアップグレード (Windows)
      1.  
        Oracle Database アプリケーションバイナリのアップグレード (Windows)
    5. APTARE IT Analytics ポータルのアップグレード
      1.  
        共有サービス環境のアップグレード
      2.  
        アップグレードユーティリティインストーラの実行 (Windows)
      3.  
        アップグレードユーティリティの実行
      4. ポータルのアップグレード中の属性のマージ
        1.  
          ポータルのアップグレード中の属性の管理
    6.  
      データコレクタのアップグレード
    7.  
      トラブルシューティング: データコレクタの手動アップグレード
    8.  
      APTARE IT Analytics ポータルからのコレクタの更新
    9.  
      クラスタ化された NetBackup のアップグレード手順
    10.  
      エンタープライズオブジェクトを組み込むためのメソッドのアップグレード
  3. データベースサーバーの Oracle パッチ
    1.  
      Oracle 19c Windows 2022 年 4 月パッチのインストール
  4. 新しいサーバーへのアップグレードと移行
    1.  
      新しいサーバーへのアップグレードと移行

タスク 3: Oracle アプリケーションバイナリのインストール (Windows)

このセクションでは、Windows ポータルサーバーへの Oracle アプリケーションバイナリのインストールとアップグレードについて説明します。

購入契約の確認電子メールに記載された手順を参照し、追加のサポートが必要な場合、ベリタスのサポートにお問い合わせください。

Windows での Oracle アプリケーションバイナリの前提条件
  • Oracle 19c Windows のサポートは、特定のリリースに限定されます。サポート対象のバージョンについては、『認定構成ガイド』を参照してください。

  • Oracle 19c バイナリは、APTARE IT Analytics ポータルサーバーとして機能する Windows Server にインストールされます。このサーバーに、他の Oracle Database インスタンスはインストールできません。

  • Oracle では、管理者権限を持つアカウントを使用してログインする必要があります。

  • Oracle 19c にアップグレードするには、Oracle には以前のインストールに使用されたものと同じユーザーアカウントが必要です。これは多くの場合、Oracle サービスユーザーまたは Oracle ホームユーザーと呼ばれます。アップグレードプロセス中に、Oracle サービスユーザーの名前の入力を求められたら、このユーザー ID を入力します。さらに、このアカウントのパスワードの有効期限が切れないように設定されていることを確認してください。

  • Oracle サービスユーザーアカウントは、Active Directory アカウントにできます。

  • Oracle サービスユーザーは、標準ユーザーで、管理者グループに含まれていない必要があります。

  • Windows ユーザーアカウントは、Windows ローカルユーザー、Windows ドメインユーザー、または MSA (マネージドサービスアカウント) にできます。インストール中に新しいユーザーを作成する場合、作成できるのは Windows ローカルユーザーのみです。Windows ドメインユーザーまたは MSA は作成できません。

    メモ:

    ドメインアカウントを使用する場合、そのユーザーは Windows マシンに少なくとも 1 回ログインする必要があります。

  • Oracle の要件により、30 文字を超えるパスワードは使用できません。

  • インストールの完了後、Oracle ホームユーザーは変更できなくなります。Oracle ホームユーザーを変更するには、Oracle Database ソフトウェアを再インストールする必要があります。

Oracle バイナリのインストール
  1. 管理者としてポータルサーバーにログインします。Oracle では、管理者権限を持つアカウントを使用してログインする必要があります。

  2. 実行可能ファイルを Windows ポータルサーバーにダウンロードします。

  3. 実行可能ファイルをダブルクリックします。

    sc_dbinstaller_<versionNumber>_win.exe

    バージョン番号は、193000 のようなものです。

  4. InstallAnywhere インストールウィザードがファイルの抽出を開始します。

  5. ファイルが抽出されると、導入ウィンドウが表示されます。[次へ]をクリックして、インストールプロセスを開始します。

  6. EULA (エンドユーザー使用許諾契約) を読んで同意し、[次へ]をクリックします。

  7. インストールされる製品コンポーネントと、これらのコンポーネントに利用可能なディスク容量と必要なディスク容量をまとめたインストール前の概略を読みます。

    メモ:

    次の画面例に示す要件は、インストール画面に表示される要件と一致しない場合があります。現在の要件については、実際のインストール前の概略画面を参照してください。

  8. [インストール]をクリックして、Oracle アプリケーションバイナリのインストールを開始します。これにより、ファイルが Windows サーバーの C:\opt フォルダに配置されます。

    • 進行状況バーに、インストールされるコンポーネントとインストール全体の進行状況が表示されます。

    • コマンドプロンプトウィンドウが、既存の環境変数の除去中に一時的に表示されます。

    • Oracle アプリケーションバイナリが C:\ ドライブにインストールされます。ただし、データベース自体は、ポータルのインストール中に別のドライブに作成できます。

  9. Oracle サービスユーザーの有効なユーザーアカウントの名前を入力し、[次へ]をクリックします。

    • Oracle サービスをインストールするために、管理者権限のないユーザーアカウントが必要です。これは多くの場合、Oracle ホームユーザーと呼ばれ、Oracle サービスの所有者になります。コマンドプロンプトでユーザーを作成するには、次のように入力します。

      net user <userID> <password> /add

      Oracle サービスユーザーの名前の入力を求められたら、このユーザー ID を入力します。

  10. この時点で、Oracle Universal Installer がセッションを引き継ぎ、Windows コマンドプロンプトウィンドウでプロセスを開始します。Oracle Universal Installer が正常に完了するまで、InstallAnywhere ウィンドウ (コマンドプロンプトウィンドウの後ろに隠れています) では、それ以降の操作は利用できません。

  11. Oracle Universal Installer がプロセスを正常に完了したら、Enter キーを押します。

    コマンドプロンプトウィンドウが再び Oracle サービスを開始します。

  12. サービスの開始コマンドプロンプトウィンドウで、Oracle サービスユーザーとして指定したアカウントのパスワードを入力します。ウィンドウにキーストロークが表示されることはありません。

    Oracle サービスユーザーのパスワードを 2 回要求されますが、プロンプトは異なります。

    • Enter password for Oracle service user:
    • Enter <account name>'s password:

    間違ったパスワードを何度も入力すると、アカウントがロックされる場合があります。

    アカウントロックアウトを参照してください。

  13. InstallAnywhere ウィンドウに戻り、[完了]をクリックします。

この時点で、Oracle アプリケーションバイナリがサーバーにインストールされ、Oracle サービスが作成されています。

これで、APTARE IT Analytics Oracle アプリケーションコンポーネントのインストールは完了しました。次の手順は、APTARE IT Analytics ポータルソフトウェアコンポーネントのインストールです。