NetBackup™ Web UI 管理者ガイド
- NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
- 監視と通知
- 第 I 部 ホストの構成
- 第 II 部 ストレージとバックアップの構成
- 第 III 部 クレデンシャルの管理
- 第 IV 部 セキュリティの管理
- セキュリティイベントと監査ログ
- セキュリティ証明書の管理
- ホストマッピングの管理
- ユーザーセッションの管理
- プライマリサーバーのセキュリティ設定の管理
- アクセスキー
- 認証オプションの設定
- 役割ベースのアクセス制御の管理
- RBAC の構成
- 第 V 部 役割ベースのアクセス制御の管理
- 第 VI 部 検出とレポートの管理
- 配備の管理
- Resiliency Platform の管理
- NetBackup SaaS Protection
- NetBackup Flex Scale
- Bare Metal Restore (BMR) の管理
- NetBackup Web UI のトラブルシューティング
NetBackup Web UI について
NetBackup Web ユーザーインターフェースは、次の機能を提供します。
Chrome や Firefox などの Web ブラウザからプライマリサーバーにアクセスする機能。Web UI でサポートされるブラウザについて詳しくは、NetBackup ソフトウェア互換性リストを参照してください。
NetBackup Web UI は、ブラウザによって動作が変わる場合があります。日付選択などの一部の機能は、一部のブラウザでは利用できないことがあります。こうした違いは、NetBackup の制限によるものではなく、ブラウザの機能によるものです。
重要な情報の概要を表示するダッシュボード。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC) により、管理者は NetBackup へのユーザーアクセスを構成し、セキュリティ、ストレージ管理、または作業負荷の保護などのタスクを委任できます。
NetBackup セキュリティ設定、証明書、API キー、ユーザーセッションの管理。
NetBackup ホストのプロパティの管理。
NetBackup Web UI のホストプロパティに関するマニュアルを参照してください。
資産の保護は、保護計画、ジョブ管理、資産の保護状態の可視性を通じて実現します。
また、ポリシー管理は、限られた数のポリシー形式でも利用できます。
検出機能とレポート機能により、マルウェアと異常が検出され、プライマリサーバーのバックアップデータのサイズを追跡する使用状況レポートが提供されます。また、Veritas NetInsights コンソールに簡単に接続して、NetBackup ライセンスを表示および管理できます。
メモ:
NetBackup Web UI は、1280x1024 以上の画面解像度で最適に表示されます。
NetBackup では、役割ベースのアクセス制御を使用して Web UI へのアクセス権を付与します。アクセス制御は、役割を通じて実行されます。
役割は、ユーザーが実行できる操作と、作業負荷資産、保護計画、またはクレデンシャルに必要なアクセス権を定義します。単一のユーザーに複数の役割を設定でき、ユーザーアクセスを完全かつ柔軟にカスタマイズできます。
RBAC は、Web UI と API でのみ利用可能です。
NetBackup のその他のアクセス制御方法は、拡張監査 (EA) を除いて、Web UI と API ではサポートされません。
NetBackup Web UI を使用すると、管理者はより簡単に NetBackup 操作とイベントを監視し、注意が必要な問題を特定できます。
ダッシュボードには、NetBackup のジョブ、証明書、トークン、セキュリティイベント、マルウェア検出、異常検出、および使用状況レポートの概要が表示されます。
表示されるダッシュボードウィジェットは、ユーザーの RBAC の役割と権限によって異なります。
ジョブが失敗したときに管理者が通知を受信するように電子メール通知を設定できます。NetBackup は、受信電子メールを受け取ることができる任意のチケットシステムをサポートします。
保護計画には、次の利点があります。
デフォルトの作業負荷管理者は、資産を保護するために使用する保護計画を選択できます。
必要な RBAC 権限を使用して、作業負荷管理者は、使用されているバックアップスケジュールやストレージを含む保護計画を作成して管理できます。
役割の権限についてを参照してください。
バックアップのスケジュールに加えて、保護計画には、レプリケーションと長期保持のスケジュールも含めることができます。
利用可能なストレージから選択するときに、そのストレージで利用可能な追加機能を確認できます。
作業負荷管理者の役割を持つユーザーは、保護計画を作成し、クレデンシャルを管理し、SLO を満たす保護計画に資産をサブスクライブし、保護状態を監視できます。Web UI は次の作業負荷の保護計画をサポートします。
Cassandra
クラウド
Kubernetes
Microsoft SQL Server
Nutanix AHV
OpenStack
Oracle
Red Hat Virtualization (RHV)
SaaS
VMware
NetBackup Web UI を使用すると、作業負荷管理者の役割を持つユーザーが、その作業負荷に適用可能な VM、データベース、その他の資産タイプを簡単にリカバリできるようになります。
インスタントアクセス機能をサポートする作業負荷の場合、ユーザーはスナップショットをマウントして、VM のファイルやデータベースにすぐにアクセスできます。