NetBackup™ バックアップ、アーカイブおよびリストアスタートガイド

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Product(s): NetBackup (10.0)

ファイルおよびディレクトリのリストア

このトピックでは、バックアップしたものをリストアする方法を以下に説明します。

  • 通常バックアップまたはアーカイブバックアップから。

  • アレイベースのスナップショットからの個々の項目。

通常バックアップまたはアーカイブバックアップの手順には、次のタスクが含まれています。

  • リストアを行う項目を検索します。

  • 項目をリストアする宛先を選択します。

  • 適切なリストアオプションを選択します。

  • リストアのジョブ優先度を変更します (任意)。

他のリストア形式については、オンラインヘルプを参照してください。

ファイルとフォルダをリストアするには

  1. 次のようにリストアを開始します。

    UNIX および Linux

    • [リストア (Restore Files)]タブをクリックします。

      メニューバーの下の領域には、NetBackup が現在どのように操作用に設定されているかに関する次の情報が表示されます。

      • NetBackup サーバー

      • ソースクライアント

      • 宛先

      • ポリシー形式

    • [リストア形式 (Restore type)]ドロップダウンリストで、[通常バックアップ (Normal Backups)](デフォルト) または[アーカイブバックアップ (Archived Backups)]のいずれかを選択します。

    • [表示 (View)]、[更新 (Refresh)]の順にクリックします。

    次に、[リストア (Restore Files)]タブの例を示します。

    Windows の場合

    • [ファイル (File)]、[リストアするファイルおよびフォルダの選択 (Select Files and Folders to Restore)]の順にクリックし、[通常バックアップからリストア (from Normal Backup)]または[アーカイブバックアップからリストア (from Archived Backup)]のいずれかを選択します。

      NetBackup によってバックアップイメージが取得され、リストア可能なファイルのリストが作成されるまでに、時間がかかる場合があります。

      ウィンドウのタイトルバーには、NetBackup が現在どのように操作用に設定されているかに関する次の情報が表示されます。

      • サーバー

      • ソースクライアント

      • 宛先クライアント

    次に、リストアウィンドウの例を示します。

  2. リストアする項目を選択するには、画面で項目の左側にあるチェックボックスにチェックマークを付けます。

    個々の項目の隣にあるチェックマークは、それらの項目が選択されていることを示します。ディレクトリ (フォルダ) の隣のチェックマークは、ディレクトリのすべての項目が選択されていることを示します。ディレクトリの隣のスラッシュマークは、その中の一部の項目のみが選択されていることを示します。

  3. NetBackup でリストアを実行するために必要なリムーバブルメディア (テープなど) のリストをプレビューするには、次を実行します。

    • Windows システムの場合、[処理 (Actions)]、[メディアのプレビュー (Preview Media)]の順にクリックします。

    • UNIX システムの場合、[プレビュー表示 (Preview)]をクリックします。

    リストアする項目がディスクストレージユニット上に存在するバックアップイメージにある場合は、プレビューにメディアは表示されません。

    [OK]をクリックして、このダイアログボックスを閉じます。

  4. 選択した項目のリストア方法を設定するには、次を実行します。

    • UNIX システムの場合、[リストア (Restore)]をクリックします。

      次に、[マークされたファイルのリストア (Restore Marked Files)]ダイアログボックスの例を示します。

    • Windows システムの場合、[処理 (Actions)]、[マークされたファイルのリストアの開始 (Start Restore of Marked Files)]の順にクリックします。

      次に、[マークされたファイルのリストア (Restore Marked Files)]ダイアログボックスの例を示します。

  5. [マークされたファイルのリストア (Restore Marked Files)]ダイアログボックスで、リストアの要件を満たすために次のオプションを選択します。

    宛先 (Destination)

    次の宛先オプションのいずれかを選択します。

    • 元の位置にすべてをリストア (Restore everything to its original location) (デフォルト)

    • すべてを異なる位置にリストア (既存の構造を維持) (Restore everything to a different location (maintaining existing structure))

    • 個々のディレクトリやファイルを異なる場所にリストア (Restore individual directories and files to different locations)、個々のフォルダおよびファイルを異なる位置にリストア (Restore individual folders and files to different locations)

    • 新規仮想ハードディスクファイルを作成してリストア (Create and restore to a new virtual hard disk file) (Windows システムのみ)

      各オプションについて詳しくは、ヘルプを参照してください。

    リストアオプション (Restore Options)

    UNIX システムでは、次のリストアオプションから選択します。

    • 既存のファイルの上書き (Overwrite existing files)

    • クロスマウントポイントなしで、ディレクトリをリストア (Restore directories without crossing mount points)

    • アクセス制御属性なしでリストアする (Windows クライアントのみ) (Restore without access-control attributes (Windows clients only))

    • ハードリンクの名前の変更 (Rename hard links)

    • ソフトリンクの名前の変更 (Rename soft links)

    Windows システムでは、次のリストアオプションから選択します。

    • アクセス制御属性なしでリストアする (Windows クライアントのみ) (Restore without access-control attributes (Windows clients only))

    • 既存のファイルの上書き (Overwrite existing files)

    • 一時ファイル名を使用してファイルをリストア (Restore the file using a temporary filename)

    • ファイルをリストアしない (Do not restore the file) (デフォルト)

    各オプションについて詳しくは、ヘルプを参照してください。

    ジョブの優先度 (Job Priority)

    [デフォルトの優先度を上書きする (Override default priority)]チェックボックスをクリックして優先度番号を設定することによってこのリストアの優先度を変更できます。

    デフォルトは 90000 です。利用可能な範囲は 0 から 99999 です。数字が大きいほど優先度は高くなります。

    この機能について詳しくは、ヘルプを参照してください。

  6. [リストアの開始 (Start Restore)]をクリックします。
  7. リストアの進捗状況を表示するには、次を実行します。

    • Windows システムでは、表示される[状態の表示 (View Status)]ダイアログボックスで、[はい (Yes)]をクリックします。

    • UNIX システムでは、表示される[タスクの進捗 (Task Progress)]タブで、[はい (Yes)]をクリックします。

    メモ:

    バックアップジョブの進捗ログはデフォルトのログファイルに格納されます。ジョブのデフォルトのログファイルのパスは[タスクの進捗 (Task Progress)]タブの[上記のタスク選択の結果 (Results of the Task Selection Above)]ペインに表示されます。

    リストアが完了するまで数分かかる場合があります。リストア操作を開始した後、[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースを閉じて、他のタスクを実行できます。NetBackup はバックグラウンドで操作を継続します。