Backup Exec 20.4 に関するベストプラクティス

次のベストプラクティスは、Backup Exec でのホットプラグ対応のデバイスの使用に適用されます。

• ローテーションするホットプラグ対応のデバイスをバックアップする場合、増分 Granular Recovery Technology (GRT) 対応のバックアップを実行してはいけません。

• ローテーションするホットプラグ対応のデバイスに差分バックアップを送信する場合、差分バックアップが実行されると、サーバーに接続されている最後の完全なバックアップを含むホットプラグ対応のデバイスを保持する必要があります。

• お使いの環境にベンダーが同じディスク署名を割り当てたディスクがある場合、新しいホットプラグ対応のデバイスに他と同じディスク署名があるかどうかをチェックする必要があります。同一のディスク署名をチェックするには、一度に 1 つデバイスを設定します。デバイスを設定した後、Backup Exec 管理コンソールの［ストレージ］タブを表示し、前に設定したデバイスが現在オンラインであるかどうかをチェックします。その場合、デバイスに別のデバイスと同じディスク署名がある可能性が高くなります。DISKPART で UNIQUEID DISK コマンドを使用して、各ホットプラグ対応のデバイスを異なるディスク署名に手動で設定します。

  また、すべてのホットプラグ対応のデバイスを接続し、同時にオンラインで表示することができます。十分な空きポートがあれば、デバイスをサーバーに接続したり、デバイスをハブに接続したりすることができます。

• ディスクストレージごとに 1 つのホットプラグ対応のデバイスのみを設定します。1 つのディスクストレージ上にすべてのホットプラグ対応のデバイスを設定しないでください。

• ローテーション戦略で使用するホットプラグ対応のデバイスのみで、ストレージプールを作成します。バックアップを実行するとき、ストレージ先としてストレージプールを指定します。

• デバイスマネージャのディスクのプロパティで削除ポリシー用のデフォルトの Windows 設定を変更する場合、ホットプラグ対応のデバイスを安全に接続解除するには、［ハードウェアの安全な取り外し］の通知トレーアイコンを使用する必要があります。

  • Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2 の場合、デフォルト設定は［クイック削除］と呼ばれます。

  • Windows Server 2003/2008 の場合、デフォルト設定は［クイック削除のために最適化する］と呼ばれます。