ベリタスアプライアンスの安全とメンテナンスガイド

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Product(s): Appliances (Version Not Specified)
Platform: Veritas 3340,Veritas 5340,Veritas 5230,Veritas 5150,Veritas 5240,Veritas 5250,Veritas 5350

ラックへのハードウェアの取り付け

次のガイドラインでは、ハードウェアを装置ラックに取り付けるための情報を提供します。

次のデバイスは EIA-310 に準拠しています。

  • Veritas Access 3340 Appliance

  • NetBackup 5230 Appliance

  • NetBackup 5240 Appliance

  • NetBackup 5330 Appliance

  • NetBackup 5330 プライマリストレージシェルフ

  • NetBackup 5330 拡張ストレージシェルフ

  • Veritas 5150 Appliance

  • Veritas 5250 Appliance

  • Veritas 5340 Appliance

  • Veritas 5350 Appliance

  • Veritas 2U12 49 TB ストレージシェルフ

  • Veritas 2U12 65 TiB/72 TB ストレージシェルフ

  • Veritas 3U16 24 TB ストレージシェルフ

  • Veritas 3U16 36 TB ストレージシェルフ

  • Veritas 5U84 プライマリストレージシェルフ

  • Veritas 5U84 拡張ストレージシェルフ

ラックのガイドライン

ラックの設置は、必ず次に示すガイドラインに従って行います。

  • 装置ラックの固定

    装置ラックは、落ちてこないように、動かない支持体に固定する必要があります。1 つ以上のユニットを同時にスライドからラック前方に引き出すと、ラックが倒れることがあります。また、ラックに設置されている他のデバイスの重さも考慮する必要があります。崩壊の危険があります。ラックが前方に傾くと、深刻な傷害につながる可能性があります。

  • 室温の点検

    装置ラックにデバイスが設置されているときは、室温を 5 ℃ (41 F) から 40 ℃ (104 F) までの範囲にする必要があります。室温が極端に変動すると、アプライアンスにさまざまな問題が起きる可能性があります。

  • 通気の点検

    適切な冷却効果を維持するために、装置ラックはデバイスの前面に十分な気流を確保する必要があります。また、アプライアンスに最大で毎時 2550 BTU (英国熱量単位) を排気できる換気装置がラックに付いている必要があります。ラックの選択と換気の方法は、装置が使われる環境に適合する必要があります。

  • AC 主電源の取り付け位置

    AC 電源コードはデバイスを遮断する主要手段と考えられるため、設置されるときはすぐに手が届く場所に取り付ける必要があります。個々の電源コードにすぐに手を伸ばして取り外すことができない場合は、ラックユニット全体に対して AC 電源遮断器を設置する必要があります。この主遮断器はすぐに手が届くところにある必要があり、ラックユニット全体の電源を制御していることをラベル表示する必要があります。

  • 設置したラックの接地

    感電による事故の可能性を避けるために、設置したラックには、安全に接地するための第 3 の導線を含める必要があります。デバイスの電源コードがラックの交流コンセントに差し込まれている場合は、ラックそのものに適切な接地を設ける必要があります。デバイスは、適切に接地された交流コンセントに差し込む必要があります。

  • 過電流保護

    電源には過電流保護回路が内蔵されています。電力消費が増大すれば、電力供給が遮断されます。NetBackup Appliance Web コンソールなどのハードウェア監視ユーティリティには、給電に問題があることを示す警告が表示されます。

    Access 3340 Appliance

    • AC 110 V から AC 220 V (2.6 A)

    NetBackup 5230/5330 Appliance (電源の入力電流によって異なる):

    • AC 100 V から AC 127 V (9.2 A)

    • AC 200 V から AC 240 V (4.4 A)

    NetBackup 5330 プライマリストレージシェルフと拡張ストレージシェルフ:

    • AC 200 V (7.56 A) から AC 240 V (6.3 A)

    NetBackup 5240 Appliance (電源の入力電流によって異なる):

    • AC 110 V (5.05 A)

    • AC 220 V (2.53 A)

    Veritas 5150 Appliance:

    • AC 110 V (3.64 A)

    • AC 220 V (1.82 A)

    Veritas 5250 Appliance:

    • AC 110 V (6.2 A)

    • AC 220 V (3.2 A)

    Veritas 5340 Appliance:

    • AC 110 V から AC 220 V (3.1 A)

    Veritas 5350 Appliance:

    • AC 110 V から AC 220 V (3.1 A)

    Veritas 2U12 49 TB ストレージシェルフ:

    • AC 110 V (5.86 A)

    • AC 220 V (2.93 A)

    Veritas 2U12 65 TiB/72 TB ストレージシェルフ:

    • AC 110 V (5.86 A)

    • AC 220 V (2.93 A)

    Veritas 3U16 24 TB ストレージシェルフと Veritas 3U16 36 TB ストレージシェルフ:

    • AC 100 V から AC 127 V

    • AC 200 V から AC 240 V

    Veritas 5U84 プライマリストレージシェルフと拡張ストレージシェルフ:

    • AC 200 V (6.67 A)

    Veritas ストレージシェルフ:

    • AC 100 V から AC 127 V

    • AC 200 V から AC 240 V

信号ケーブルの取りまとめ

信号ケーブルは、高電流ケーブルや高電圧ケーブルから少なくとも 30 mm の間隔を空けて、別にまとめておく必要があります。