Enterprise Vault.cloud™ CloudLink 管理者ガイド
- 本書について
- CloudLink について
- Exchange メールボックスの委任の同期について
- CloudLink のシステム要件
- CloudLink の設定手順
- CloudLink アプリケーションのインストールまたはアップグレード
- Microsoft Exchange を使用する場合の CloudLink の設定
- CloudLink 用 Exchange 2003 サーバーの設定
- CloudLink 用 Exchange Server 2007、2010、2013、2016 サーバーの設定
- Microsoft Exchange 用 CloudLink の設定
- Exchange 用 CloudLink タスクの作成
- タスクを実行する Active Directory のユーザー、グループ、または組織単位の選択
- Domino を使用する場合の CloudLink の設定
- Domino 用 CloudLink タスクの作成
- タスクとアーカイブアカウントの監視と管理
- 既知の問題と制限事項
CloudLink のアップグレード
CloudLink 4.0.3 にアップグレードすると、最新バージョンのメリットを活用できます。
続行する前に、以下を確認してください。
このリリースでは、Enterprise Vault.cloud の地域名が変更されています。
CloudLink 4.0.3 の変更点を参照してください。
現在、CloudLink 4.0.1 または 4.0.2 を使用している場合は、4.0.3 にアップグレードする必要はありません。
CloudLink 4.0.3 の変更点を参照してください。
現在、CloudLink 4.0 のオリジナルリリースまたはそれ以前のリリースを使用している場合は、アップグレードして最新リリースのメリットを活用することをお勧めします。
現在、CloudLink 3.4.0 以前を使用している場合は、新しいバージョンにアップグレードする前に、まず CloudLink 3.4.1 にアップグレードする必要があります。Veritasサポート Web サイトの次の記事から CloudLink 3.4.1 をダウンロードできます。
インストールされている既存の CloudLink をアップグレードするには、適切な手順を実行します。
警告:
アップグレードを中断またはキャンセルすると、CloudLink データベースが一貫性のない状態のままになる可能性があります。
CloudLink の標準的なアップグレード (32 ビット版から 32 ビット版、または 64 ビット版から 64 ビット版) を実行するには
- システムが新しいバージョンの CloudLink の必要な前提条件をすべて満たしていることを確認します。
CloudLink サーバーの必要条件を参照してください。
- Windows の[サービス]の MMC スナップインを開いて、ArchiveTools CloudLink Server サービスを停止します。
- Windows コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]オプションを使用して、CloudLink をアンインストールします。
- Veritasサポート Web サイトの次のページから、適切なバージョンの CloudLink 圧縮インストールファイルをダウンロードします。
- CloudLink zip ファイルからファイルを抽出します。
抽出したファイルで
setupfiles
フォルダに移動して、適切な MSI ファイルをダブルクリックします。32 ビット版のインストールの場合:
ArchiveTools.CloudLink.Package.msi
64 ビット版のインストールの場合:
ArchiveTools.CloudLink.64BitPackage.msi
- CloudLink セットアップウィザードの手順を実行します。インストールフォルダのパスの入力を求められたら、以前のバージョンの CloudLink の場所を入力します。
インストールが完了すると、Windows デスクトップに ArchiveTools CloudLink アイコンが表示されます。
- Windows の[サービス] の MMC スナップインを開いて、ArchiveTools CloudLink Server サービスを開始します。
- CloudLink を使用して Domino 環境を管理している場合は、CloudLink の設定で Notes ID のパスワードを再入力する必要があります。
32 ビット版から 64 ビット版の CloudLink にアップグレードするには
- システムが新しいバージョンの CloudLink の必要な前提条件をすべて満たしていることを確認します。
CloudLink サーバーの必要条件を参照してください。
- Windows の[サービス]の MMC スナップインを開いて、ArchiveTools CloudLink Server サービスを停止します。
- Windows コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]オプションを使用して、CloudLink をアンインストールします。
- Veritasサポート Web サイトの次の場所から、適切なバージョンの CloudLink インストールファイルをダウンロードします。
- CloudLink zip ファイルからファイルを抽出します。
- 抽出したファイルで
setupfiles
フォルダに移動して、ArchiveTools.CloudLink.64BitPackage.msi
ファイルをダブルクリックします。 - CloudLink セットアップウィザードの手順を実行します。
メモ:
アップグレード時に、新しいインストールフォルダのパスをメモしておきます。
インストールが完了すると、Windows デスクトップに ArchiveTools CloudLink アイコンが表示されます。
- 古い 32 ビット版 CloudLink インストールフォルダから新しい 64 ビット版 CloudLink インストールフォルダに
cloudlink.sdf
ファイルをコピーします。通常、32 ビット版 CloudLink インストールフォルダのパスは次のとおりです。C:\Program Files (x86)\ArchiveTools\CloudLink
- Windows の[サービス] の MMC スナップインを開いて、ArchiveTools CloudLink Server サービスを開始します。
- CloudLink を使用して Domino 環境を管理している場合は、CloudLink の設定で Notes ID のパスワードを再入力する必要があります。
アップグレード後に Domino 設定で Notes ID のパスワードを再入力するには
- CloudLink を起動します。たとえば、CloudLink デスクトップショートカットから起動します。
- 設定ウィンドウ枠の下方にある[Configuration]タブをクリックします。
- [Configuration Tasklist]ウィンドウ枠で、[Start Configuration TaskList]をクリックします。
- [Select Configuration Task(s)]ページで、必要な Domino 設定タスクを再度選択して[Next]をクリックします。
- [Specify CloudLink Service Account]ページで[Next]をクリックすると、[Specify Notes ID]設定手順が表示されます。
- [Notes ID Password]ボックスに、CloudLink で Domino ディレクトリや Domino ビューにアクセスする際に使用する Notes ID ファイルのパスワードを入力します。
- [Login]をクリックします。
- 正常にログインできると、ダイアログボックスに Notes ID ファイルに正常にアクセスできたことが示されます。ダイアログで[OK]をクリックします。
- [Next]をクリックして Notes ID のパスワードを保存します。
- [Next]をクリックして残りの設定手順を参照し、[Report Management]手順で[Finish]をクリックして更新された設定を保存します。