File Analytics 向け APTARE IT Analytics Data Collector インストールガイド

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Product(s): APTARE IT Analytics (10.6)
  1. File Analytics のインストール前の設定
    1.  
      File Analytics のインストール前の設定
    2.  
      File Analytics データ収集の概要
    3.  
      File Analytics データ収集アーキテクチャ
    4.  
      File Analytics Data Collector ポリシー
    5.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (File Analytics)
    6.  
      CIFS 共有数 (CIFS Shares)
    7. ホストの検出と収集 File Analytics 精査
      1.  
        オペレーティングシステム別の File Analytics の精査構成
      2.  
        Windows サーバーおよび Linux サーバー
      3.  
        ホストインベントリの File Analytics 精査のベストプラクティス
    8. File Analytics データコレクタポリシーの追加
      1.  
        CIFS 共有構成のインポート
  2. Data Collector ソフトウェアのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      WMI プロキシサービスのインストール (Windows ホストリソースのみ)
    3.  
      WMI 接続のテスト
    4.  
      データコレクタソフトウェアのインストール: インターネットから
    5.  
      データコレクタソフトウェアのインストール: データコレクタサーバーからインターネットを利用できない
    6.  
      WIndows ポータルプラットフォームでの Data Collector ソフトウェアのインストール
    7.  
      Linux ポータルプラットフォームでの Data Collector ソフトウェアのインストール
  3. データ収集の検証
    1.  
      検証方法
    2.  
      Data Collector: ベンダー固有の検証方法
    3.  
      オンデマンドデータ収集の操作
    4.  
      CLI Checkinstall ユーティリティの使用
    5.  
      データコレクタの構成の一覧表示
  4. Data Collector のアンインストール
    1.  
      Linux でのデータコレクタのアンインストール
    2.  
      Windows でのデータコレクタのアンインストール
  5. 手動での Data Collector の開始
    1.  
      はじめに
  6. File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
    1.  
      File Analytics エクスポートフォルダのサイズの抽出
    2.  
      File Analytics のフォルダの深さの指定
    3.  
      データのエクスポート
  7. 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート

File Analytics データコレクタポリシーの追加

File Analytics に対して構成できるデータ収集タイプの 1 つが CIFS 共有の収集です。データコレクタは、指定した構成 (共有名やクレデンシャルなど) を取得した後、ファイルシステム構造をトラバースして、ネットワーク上のこれらの共有リソースを識別し、関連するメタデータを収集します。

ポリシーの追加前: データコレクタポリシーの追加先となるデータコレクタがポータル内に存在する必要があります。

特定のベンダーの特定の前提条件とサポート対象の構成については、『認定構成ガイド』を参照してください。

ポリシーを追加するには

  1. [管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]の順に選択します。現在構成されているポータルデータコレクタが表示されます。
  2. 必要に応じてコレクタを検索します。
  3. リストからデータコレクタを選択します。
  4. [ポリシーの追加 (Add Policy)]をクリックして、File Analytics ポリシーを選択します。
  5. パラメータを入力するか、選択します。必須パラメータにはアスタリスク (*) が付いています。

    フィールド

    説明

    コレクタドメイン (Collector Domain)

    コレクタのバックアップポリシーが追加されるコレクタのドメイン。これは読み取り専用フィールドです。デフォルトでは、新しいポリシーのドメインはコレクタのドメインと同じになります。このフィールドは、コレクタを追加するときに設定されます。

    ポリシードメイン (Policy Domain)

    [コレクタドメイン (Collector Domain)]は、データコレクタのインストール処理中に指定されたドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、データコレクタ用に構成されるポリシーのドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、[コレクタドメイン (Collector Domain)]と同じ値に設定する必要があります。ドメインは、ホストグループ階層の最上位を識別します。新しく検出されたホストはすべて、[ポリシードメイン (Policy Domain)]に関連付けられているルートホストグループに追加されます。

    通常は、1 つの[ポリシードメイン (Policy Domain)]のみがドロップダウンリストで利用可能になります。マネージドサービスプロバイダの場合、顧客ごとに独自のホストグループ階層を持つ一意のドメインが存在します。

    ドメイン名を見つけるには、ログイン名をクリックし、メニューの[マイプロファイル (My Profile)]を選択します。ドメイン名はプロファイル設定に表示されています。

    名前* (Name*)

    データコレクタポリシーのリストに表示される名前を入力します。

    スケジュール* (Schedule*)

    時計アイコンをクリックして、スケジュールを作成します。分、時、日、週、月単位の間隔でスケジュールを作成できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

    CRON 式の例:

    */30 * * * * は、30 分間隔を意味します。

    */20 9-18 * * * は、午前 9 時から午後 6 時までの間、20 分間隔を意味します。

    */10 * * * 1-5 は、月曜から金曜日までの 10 分間隔を意味します。

    コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、データコレクタの再起動時刻に対して相対的です。

    共有* (Shares*)

    [追加 (Add)]をクリックして、コレクタが精査する CIFS 共有を構成します。

    CIFS 共有の構成を変更するには、[編集 (Edit)]をクリックします。

    このウィンドウの[インポート (Import)]ボタンを使用すると、CIFS 共有の一括ロードが有効になります。

    CIFS 共有構成のインポートを参照してください。

    メモ (Notes)

    データコレクタポリシーのメモを入力または編集します。最大文字数は 1024 文字です。ポリシーのメモは、特定のベンダーのポリシー情報とともに保持され、[コレクタ管理 (Collector Administration)]ページにも検索可能な列として表示されます。

  6. [File Analytics 共有 (File Analytics Shares)]ウィンドウで、CIFS 共有の構成パラメータを入力または選択します。

    フィールド

    説明

    サンプル値

    ホスト/デバイス* (Host/Device*)

    CIFS 共有について精査中のデバイスのホスト IP アドレスまたはホスト名を入力します。NetApp アレイなどの非ホストデバイスを指定することもできます。

    172.1.1.1

    共有* (Share*)

    データコレクタが精査する CIFS 共有の名前を入力します。

    ホーム

    プロトコル* (Protocol*)

    現在、CIFS が唯一の選択肢です。

    認証 (Authentication)

    [匿名 (Anonymous)]または[クレデンシャルを使用 (Use Credentials)]をクリックします。

    クレデンシャルを使用している場合は、[追加 (Add)]をクリックして CIFS 共有のクレデンシャルを構成するか、既存のクレデンシャル定義を選択して[編集 (Edit)]を選択します。

  7. [クレデンシャル (Credentials)]ウィンドウにクレデンシャルを入力します。

    フィールド

    説明

    サンプル値

    名前* (Name*)

    定義しているクレデンシャルのセットを識別するための名前を割り当てます。

    アカウント* (Account*)

    ホストへのログインに使用するログインアカウント名を入力します。ポリシーに Windows ホストのグループが含まれる場合、Windows ドメインのユーザー ID を使用します。このユーザー ID には管理者権限が必要です。

    Linux ホストの場合、スーパーユーザーの root 権限が必要です。sudo、sesudo、pbrun など、アクセス制御コマンドを使用することもできます。これらのアクセスコマンドのいずれかを使用する場合、ユーザー ID に sudo、sesudo、または pbrun 権限があることを確認してください。一部の企業では、アクセス制御コマンドによる新しいユーザーの作成とコマンドへのアクセス権の付与が好まれます。

    root

    説明 (Description)

    クレデンシャルを識別するために役立つメモを入力します。

    パスワード (Password)

    アカウントのパスワードを入力します

    OS の種類* (OS Type*)

    Windows、Linux、NAS のいずれかを選択します。

    Windows ドメイン* (Windows Domain*)

    Windows ホストの場合のみ: Windows ドメイン名を指定します。ホストがドメインのメンバーではない場合、またはローカルユーザーアカウントを指定する場合は、ピリオド (.) を使用します。

    秘密鍵ファイル (Private Key File)

    Linux ホストの場合のみ: データコレクタサーバーと監視するホスト間で公開鍵/秘密鍵を構成した場合、データコレクタサーバー上の秘密鍵ファイルの場所を指定します。

    既知の hosts ファイル (Known Hosts File)

    Linux ホストの場合のみ: データコレクタサーバーと監視するホスト間で公開鍵/秘密鍵を構成した場合、データコレクタサーバー上の既知の hosts ファイルの場所を指定します。

  8. [OK]をクリックし、各ウィンドウの構成を閉じて保存します。