NetBackup™ Web UI RHV 管理者ガイド
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- RHV サーバーの管理
- RHV 仮想マシンの保護
- RHV 仮想マシンのリカバリ
- RHV VM の保護とリカバリのトラブルシューティング
- RHV の API とコマンドラインオプション
VM のリカバリ中にサポートされる仮想ディスク形式およびディスクプロビジョニングについて
RHV は、仮想ディスクの次の割り当て方法をサポートしています。
事前割り当て (シックプロビジョニング)
事前割り当ては、RAW ディスクが完全に割り当てられることを示します。
シンプロビジョニング
シンプロビジョニングされたディスクは、次のいずれかの形式です。
RAW スパース (NFS などのファイルストレージのデフォルト)
QCOW2 (FC SAN、iSCSI などのブロックストレージのデフォルト)
ブロックストレージに作成されるシンプロビジョニングされた仮想ディスクは常に QCOW2 形式です。
NetBackup で選択するディスクプロビジョニングオプションに基づき、次の表で説明するように仮想ディスクが作成されます。
表: RHV VM リカバリ用の仮想ディスクのプロビジョニング
リストア時に選択したディスクプロビジョニングオプション | バックアップ中の元のディスク形式 | ||
---|---|---|---|
RAW スパース | 事前割り当て済みの RAW | QCOW2 | |
元またはデフォルト | RAW スパース (ブロックストレージ上の QCOW2) | 事前割り当て済みの RAW | RAW スパース (ブロックストレージ上の QCOW2) |
シン | RAW スパース (ブロックストレージ上の QCOW2) | RAW スパース (ブロックストレージ上の QCOW2) | RAW スパース (ブロックストレージ上の QCOW2) |
シック | 事前割り当て済みの RAW | 事前割り当て済みの RAW | 事前割り当て済みの RAW |
VM テンプレートは、RAW または QCOW2 形式のディスクを持つことができます。
ストレージの割り当てには、シン (依存) またはクローン (独立) を指定できます。
クローン (独立) 割り当てでは、テンプレートディスクの内容が VM ディスクにコピーされます。
シン (依存) 割り当てでは、テンプレートディスクは VM のベースディスクと呼ばれます。
シン割り当てを使用して、同じテンプレートから複数の VM を配備すると、VM はテンプレートディスクを共有します。