NetBackup™ Web UI Nutanix AHV 管理者ガイド
- 概要
- AHV クラスタの管理
- AHV クレデンシャルの管理
- AHV 仮想マシンの保護
- AHV 仮想マシンのリカバリ
- AHV の操作のトラブルシューティング
- AHV の API とコマンドラインオプション
AHV クラスタと NetBackup ホスト間の安全な通信の構成
NetBackup では、AHV クラスタ証明書をそのルートまたは中間認証局 (CA) の証明書を使用して検証できるようになりました。
仮想化サーバーでは PEM
証明書形式のみがサポートされます。
次の手順は、バックアップホストとして動作する NetBackup メディアサーバーとすべての AHV アクセスホストに適用できます。
AHV クラスタと AHV アクセスホスト間の安全な通信を構成するには:
- Linux システムから openssl s_client -connect <Nutanix Cluster FQDN>:9440 -showcerts < /dev/null コマンドを使用して、Nutanix 証明書を取得します。
- 結果の最後までスクロールし、次の行から始まる最後の証明書をコピーします。
-----BEGIN CERTIFICATE----- <Certificate> -----END CERTIFICATE-----
メモ:
BEGIN CERTIFICATE と END CERTIFICATE の前後にある 5 つのダッシュを必ずコピーしてください。
- この情報をテキストファイルに貼り付けて、ファイル名を
<証明書のファイル名>.pem
に変更し、バックアップホストのパスにコピーします。推奨されるパスは次のとおりです。Linux の場合:
/usr/openv/netbackup
Windows の場合:
<インストールドライブ>\Program Files\Veritas\Netbackup
Linux の場合: バックアップホストの
bp.conf
に、PEM ファイルのパスとしてECA_TRUST_STORE_PATH=/usr/openv/netbackup/<証明書ファイル名>.pem
と入力します。Windows の場合: コマンド <Install drive>\Program Files\Veritas\Netbackup\bin\nbsetconfig を実行します。
- nbsetconfig コマンドを使用して、アクセスホストで次の NetBackup 構成オプションを構成します。
構成オプションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
ECA_TRUST_STORE_PATH
信頼できるすべてのルート CA 証明書を含む証明書ファイルのファイルパスを指定します。
このオプションは、ファイルベースの証明書に固有です。Windows 証明書ストアを使用している場合、このオプションは構成しないでください。
外部 CA の証明書失効リスト (CRL) が保存されているディレクトリのパスを指定します。
この外部 CA のオプションをすでに構成してある場合は、AHV の CRL を CRL キャッシュに追加します。
このオプションを構成していない場合は、まず、必要なすべての CRL を CRL キャッシュに追加します。次に、オプションを設定します。
VIRTUALIZATION_HOSTS_SECURE_CONNECT_ENABLED
このオプションは、AHV、RHV、VMware の安全な通信に影響します。このオプションを指定しないと、作業負荷とプラグインごとに、安全な通信または安全でない通信が個別に決められます。
詳しくは、各作業負荷の管理者ガイドを参照してください。
Veritas は、ECA_TRUST_STORE_PATH オプションを使用して安全な通信を有効にすることをお勧めします。
このオプションを無効にすると、セキュリティ証明書検証をスキップできます。
CRL で仮想化サーバー証明書の失効状態を検証できます。
デフォルトでは、このオプションは無効になっています。
外部 CA のサポートについて詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。