Backup Exec 21.4 に関するベストプラクティス
- Backup Exec に関するベストプラクティス- Backup Exec のソフトウェア暗号化に関するベストプラクティス
- Backup Exec のインストールに関するベストプラクティス
- Backup Exec のテープ管理に関するベストプラクティス
- Backup Exec ディスクベースストレージに関するベストプラクティス
- Backup Exec データライフサイクル管理 (DLM) に関するベストプラクティス
- Backup Exec カタログに関するベストプラクティス
- Backup Exec バックアップに関するベストプラクティス
- Backup Exec で重要なシステムコンポーネントをバックアップするためのベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Microsoft Exchange Server に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Linux に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Microsoft SharePoint に関するベストプラクティス
- Backup Exec Central Admin Server Option に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Oracle on Windows and Linux Servers に関するベストプラクティス
- Backup Exec NDMP Option に関するベストプラクティス
- Backup Exec レポートに関するベストプラクティス
- Backup Exec と Veritas Update に関するベストプラクティス
- Backup Exec Simplified Disaster Recovery に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Enterprise Vault と Backup Exec Migrator に関するベストプラクティス
- Backup Exec Granular Recovery Technology に関するベストプラクティス
- Backup Exec Remote Media Agent for Linux に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for Microsoft Hyper-V に関するベストプラクティス
- Backup Exec Agent for VMware に関するベストプラクティス
- Backup Exec Deduplication Option に関するベストプラクティス
- Central Admin Server Option と Backup Exec Deduplication Option を使用するためのベストプラクティス
- ドライブローテーション戦略で USB デバイスなどのホットプラグ対応のデバイスを使用するためのベストプラクティス
- Backup Exec データベース暗号化キーに関するベストプラクティス
- Backup Exec クラウドコネクタの使用に関するベストプラクティス
 
Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server に関するベストプラクティス
ベストプラクティスには、Backup Exec Agent for Microsoft SQL Server (SQL Agent) を効果的に使用するためのヒントと推奨事項が含まれています。SQL Agent について詳しくは『Backup Exec 管理者ガイド』を参照してください。
- Microsoft SQL Server 全体をバックアップします。 - バックアップジョブに次を含めます。 - 完全な SQL データベースバックアップ 
- Windows のシステム状態 
- Microsoft SQL が存在するハードディスクドライブのシステムドライブバックアップ 
 - Microsoft SQL データベースが存在するハードディスクドライブのシステムドライブバックアップ 
 
- ウイルススキャンの対象からすべてのデータベースファイルを除外します。 
- データベースバックアップ、差分バックアップ、ログバックアップを使ってバックアップ時間帯を最大化します。これらのバックアップ方式を次の問題に対処するバックアップ戦略と組み合わせます。 - 前回のバックアップ時からデータ損失までの時間に障害が発生した場合、受け入れることができるデータ損失の量。 
- 処理される 1 日あたりトランザクション数。 
- リカバリが必要な場合にユーザーが期待する処理。たとえば、データ損失が発生した時点への完全なリカバリを期待しているかどうか。 
- SQL の完全バックアップ、差分バクアップ、ログバックアップの実行には SQL Agent のみを使う。サードパーティアプリケーションを使うと、Backup Exec では SQL Agent を使って新しい完全バックアップが作成されます。 
 
- ログファイルが無制限に増えるのを防ぐためにデータベースを完全リカバリモデル用に構成している場合は、トランザクションログバックアップを実行します。Backup Exec では、ログファイルの現在のサイズに基づいてジョブの成功(例外処理あり)に関する警告が生成されます。 
- シンプル復旧モデルでは、トランザクションのコピーがログファイルに保存されないため、トランザクションログによるバックアップは実行できません。 
- 重複排除デバイスを使うバックアップジョブではスナップショットテクノロジを使います。 
- 重複排除デバイスを使う大きいデータベースをリストアする場合は、SQL インスタンスが使うメモリの容量を減らすために SQL Management Studio を使ってください。 
- データベースの整合性を検証するために通常のデータベース一貫性チェックを実行することをお勧めします。一貫性チェックは SQL バックアップの前後と SQL リストアの後に実行します。バックアップしたデータベース、トランザクションログまたはファイルグループに存在したエラーは、そのバックアップのリストア後にも残ります。また、これらのエラーのために正常にリストアできないこともあります。Backup Exec を使って、データの論理的または物理的な一貫性をバックアップの前後に検査することができます。一貫性チェックで発見されたエラーは、すべて Backup Exec のジョブログに表示されます。 - 一貫性チェックを実行するには、次の SQL バックアップとリストアのオプションを指定する必要があります。 - バックアップ前の一貫性チェック - 物理チェックのみ 
- 一貫性チェックに失敗した場合もバックアップを続行する (Continue with backup if consistency check fails) 
- リストア後の一貫性チェック - 物理チェックのみ 
 
- 障害発生後に確実にリカバリするためには、定期的なテストリストアジョブを実行し、それらのジョブを障害対策に含めてください。 
- 障害発生後に重複排除デバイスから確実にリカバリするためには、ベースライン重複排除バックアップセットの後に作成されたバックアップセットをリストアします。 
- SQL インスタンスのバックアップに使う Windows ユーザー アカウントにシステム管理者権限があることを確認してください。 
- Backup Exec に次のレジストリキーへの権限があること確認してください。 - HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server 
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\MSSQL