Enterprise Vault.cloud™ ジャーナリングガイド

Last Published:
Product(s): Veritas Alta Archiving (Version Not Specified)
  1. ジャーナリングの概要
    1.  
      ジャーナリングと Enterprise Vault.cloud について
    2.  
      ジャーナリングメッセージのサイズ制限
    3.  
      ジャーナリングメッセージとウイルス対策ソリューション
    4.  
      ジャーナリングの設定手順の概要
  2. Exchange 2013 および 2016 の設定
    1.  
      Exchange 2013 と 2016 のジャーナリングの設定
    2.  
      Exchange 2013 および 2016 のジャーナリングの前提条件
    3.  
      手順 1: ジャーナリングコンタクトの作成
    4.  
      手順 2: SMTP 送信コネクタの作成
    5.  
      手順 3: ジャーナリングのアクティブ化
    6.  
      手順 4: リモートドメインでの配信不能レポート (NDR) の無効化
  3. Exchange 2013 および 2016 の無効化
    1.  
      Exchange 2013 と 2016 のジャーナリングの無効化
    2.  
      手順 1: ジャーナリングの非アクティブ化
    3.  
      手順 2: SMTP 送信コネクタの削除
    4.  
      手順 3: ジャーナリングコンタクトの削除
    5.  
      手順 4: リモートドメインでの配信不能レポート (NDR) の有効化
  4. Exchange 2010 の設定
    1.  
      Exchange 2010 のジャーナリングの設定
    2.  
      Exchange 2010 のジャーナリングの前提条件
    3.  
      手順 1: ジャーナリングコンタクトの作成
    4.  
      手順 2: SMTP 送信コネクタの作成
    5.  
      手順 3: ジャーナリングのアクティブ化
    6.  
      手順 4: 配信不能レポート (NDR) の無効化
  5. Exchange 2010 の無効化
    1.  
      Exchange 2010 のジャーナリングの無効化
    2.  
      手順 1: アドレススペースのドメインの削除
    3.  
      手順 2: ジャーナリングの非アクティブ化
    4.  
      手順 3: SMTP 送信コネクタの削除
    5.  
      手順 4: ジャーナリングコンタクトの削除
  6. Exchange 2007 の設定
    1.  
      Exchange 2007 のジャーナリングの設定
    2.  
      Exchange 2007 のジャーナリングの前提条件
    3.  
      手順 1: ジャーナリングコンタクトの作成
    4.  
      手順 2: SMTP 送信コネクタの作成
    5.  
      手順 3: ジャーナリングのアクティブ化
    6.  
      手順 4: 配信不能レポート (NDR) の無効化
  7. Exchange 2007 の無効化
    1.  
      Exchange 2007 のジャーナリングの無効化
    2.  
      手順 1: アドレススペースのドメインの削除
    3.  
      手順 2: ジャーナリングの非アクティブ化
    4.  
      手順 3: SMTP 送信コネクタの削除
    5.  
      手順 4: ジャーナリングコンタクトの削除
  8. Exchange 2003 標準の設定
    1.  
      Exchange 2003 の標準ジャーナリングの設定
    2.  
      手順 1: カスタム受信者の作成
    3.  
      手順 2: SMTP コネクタの設定
    4.  
      手順 3: ジャーナリングのアクティブ化
    5.  
      手順 4: 配信不能レポート (NDR) の無効化
    6.  
      手順 5: SMTP キューの増加監視の警告の追加
  9. Exchange 2003 標準の無効化
    1.  
      Exchange 2003 の標準ジャーナリングの無効化
    2.  
      手順 1: SMTP キューの増加監視の警告の削除
    3.  
      手順 2: ジャーナリングの非アクティブ化
    4.  
      手順 3: SMTP コネクタの削除
    5.  
      手順 4: ジャーナリングコンタクトの削除
  10. Exchange 2003 エンベロープの設定
    1.  
      Exchange 2003 のエンベロープジャーナリングの設定
    2.  
      手順 1: ジャーナリングの詳細設定モードの有効化 (エンベロープジャーナリング)
    3.  
      手順 2: ジャーナリングメールボックス用の新しいメールボックスストアの作成
    4.  
      手順 3: カスタム受信者の作成
    5.  
      手順 4: ジャーナリングユーザーメールボックスの作成
    6.  
      手順 5: OWA を使用したジャーナリングメールボックスでのサーバー側の転送ルールの設定
    7.  
      手順 6: SMTP コネクタの設定
    8.  
      手順 7: ジャーナリングのアクティブ化
    9.  
      手順 8: ジャーナルの受信者のメールボックスのクリーンアップ
    10.  
      手順 9: メールボックスマネージャでの受信者ポリシー実行のスケジュール設定
    11.  
      手順 10: 配信不能レポート (NDR) の無効化
    12.  
      手順 11: SMTP キューの増加監視の警告の追加
  11. Exchange 2003 エンベロープの無効化
    1.  
      Exchange 2003 のエンベロープジャーナリングの無効化
    2.  
      手順 1: SMTP キューの増加監視の警告の削除
    3.  
      手順 2: インターネットメッセージ形式のドメインの削除
    4.  
      手順 3: メールボックスの管理スケジュールをオフにする
    5.  
      手順 4: ジャーナリングメールボックスのクリーニング用メールボックスの管理ポリシーの削除
    6.  
      手順 5: ジャーナリングの非アクティブ化
    7.  
      手順 6: SMTP コネクタの削除
    8.  
      手順 7: ジャーナリングメールボックスの削除
    9.  
      手順 8: ジャーナリングコンタクトの削除
    10.  
      手順 9: 追加のメールボックスストアの削除
    11.  
      手順 10: ジャーナリングの詳細設定をオフにする
  12. Office 365
    1.  
      Office 365 のジャーナリングの設定
    2.  
      Office 365 のジャーナリングの前提条件
    3.  
      Office 365 の RMS 暗号化メッセージのアーカイブに関する追加の前提条件
    4.  
      Office 365 のジャーナリング用の送信コネクタの設定
    5.  
      Office 365 のジャーナリングルールの設定
    6.  
      Office 365 のジャーナリングの無効化
  13. Domino メール
    1.  
      Domino メールのジャーナリングの設定
    2. Domino メールのジャーナリングの前提条件
      1.  
        設定文書
      2.  
        ユーザーのインターネット電子メールアドレス
      3.  
        サーバーメールのルール
      4.  
        TLS プロトコルの使用
    3.  
      Domino サーバーのジャーナリングの設定
  14. Google G Suite Enterprise Gmail
    1.  
      Google G Suite Gmail のジャーナリングの設定
    2.  
      Google G Suite Gmail のジャーナリングの前提条件
    3.  
      Google 管理コンソールでのジャーナリングの設定
    4.  
      Google G Suite Gmail のジャーナリングの無効化
  15. ジャーナリングの追加情報
    1. ジャーナリングのベストプラクティス
      1.  
        一般的なジャーナリングのベストプラクティス
      2.  
        Exchange 2013 および 2016 のジャーナリングのベストプラクティス
      3.  
        Exchange 2007 および 2010 のジャーナリングのベストプラクティス
      4.  
        Exchange 2003 のジャーナリングのベストプラクティス
    2. ジャーナリングのトラブルシューティング
      1.  
        Exchange 2010 および 2007 のジャーナリングのトラブルシューティング
      2.  
        Exchange 2003 のジャーナリングのトラブルシューティング
    3. ジャーナリングの検証ガイド
      1.  
        テスト電子メールの送信
      2.  
        アーカイブレポートの表示
      3.  
        ジャーナリングキューの監視

Domino サーバーのジャーナリングの設定

Domino サーバーのジャーナリングを設定するには

  1. Lotus Notes Administrator を開きます。
  2. [設定]タブを選択します。
  3. [サーバー]ノードを展開し、[設定]を選択します。
  4. リストから[設定]文書を選択し、[設定の編集]をクリックします。

    メモ:

    複数の設定文書がある場合は、各文書で次の手順を繰り返す必要があります。

  5. 表示される新規または既存の[設定]ウィンドウで、[ルーター/SMTP]、[基本]の順に選択します。
  6. [アドレス参照]フィールドを[フルネームのみ]に設定します。

    注意:

    この値が[フルネームのみ]に設定されないと、ユーザーへの電子メールメッセージが、企業の割り当てられていないレガシーアカウントに分類される可能性があります。

  7. [ルーター/SMTP]、[詳細]、[ジャーナリング]の順に選択します。
  8. [ジャーナリング]ページの[基本]セクションで、次の情報を入力します。

    ジャーナリング

    [有効]を選択します。

    フィールド暗号化除外リスト

    「Form; From; Principal; PostedDate」と入力します。

    方法

    [メール受信データベースへ送信]を選択します。

    メールの宛先

    Veritasのサービスとサポートから提供されたジャーナリングアドレスを入力します。

    ジャーナルの受信者

    [有効]を選択します。

  9. [MIME]、[変換オプション]、[アウトバウンド]の順に選択します。
  10. [メッセージコンテント]フィールドを[Notes からプレーンテキストと HTML に変換]に設定します。
  11. [メッセージング]、[設定]、[サーバー文書]の順に選択して、[MIME]タブに続いて[詳細]、[アウトバウンドメール詳細オプション]の順にクリックします。[インターネットメールサーバーのメール内の Notes 独自アイテムを送信]を[無効]に設定します。
  12. [ヘッダーの次の Notes アイテムを常に送信]で、次の内容をスペースなしの単一の文字列として入力します。
    $JournalRecipients,$JournalRecipientsExpanded_1,$JournalRecipientsExpanded_2,
    $JournalRecipientsExpanded_3,$JournalRecipientsExpanded_4,$JournalRecipientsExpanded_5,
    $JournalRecipientsExpanded_6,$JournalRecipientsExpanded_7

    このエントリには、受信者が最大で $JournalRecipientsExpanded_n まで増えた場合にも十分な項目数が含まれるようにする必要があります。この n は、メッセージ受信者の最大数を 32,000 で割った数と等しくなります。

    このエントリにより、グループが拡大した分と本来目的とする受信者が、Enterprise Vault.cloud に適切に送信されるようにします。

  13. グローバルドメイン文書 (GDD) の[変換]タブの設定を使用して、インターネットアドレス (プライマリ電子メールアドレス) がないユーザー用に、SMTP インターネットアドレスを構築します。

    CloudLink でインターネットアドレスが正しく構築されるようにするには、[変換]タブで次のフィールドを定義する必要があります。

    • [ローカルの第 1 インターネットドメイン]: ローカルの第 1 インターネットドメイン名

    • [含まれる Domino ドメイン]: [なし]

    • [Domino ドメイン位置]: ['@' の左]

    注意:

    指定したように変換が設定されないと、インターネットアドレスがないユーザーのインターネットアドレスが適切に設定されない可能性があります。インターネットアドレスが適切に設定されないと、Enterprise Vault.cloud はドメインを認識できません。

    GDD について詳しくは、次の記事を参照してください。

    http://www-10.lotus.com/ldd/dominowiki.nsf/dx/​understanding-the-global-domain-document-

    GDD の設定は、適切な操作のために必要であると見なされています (IBM のベストプラクティス)。

  14. [ルーター/SMTP]、[制限と制御]、[ルール]の順に選択します。
  15. [新規ルール]をクリックして、新しいジャーナリングルールを作成します。[新規ルール]ウィンドウが表示されます。

    メモ:

    ジャーナリングルールにより、どの電子メールメッセージが Enterprise Vault.cloud にジャーナリングされるかが決まります。指定した情報は、すべての電子メールメッセージをジャーナリングするルールを作成するためのものです。

  16. すべての電子メールメッセージをジャーナリングする条件を作成します。
    • [条件を指定]フィールドで[オン]を選択します。

    • 最初のドロップダウンリストで[すべての文書]を選択し、[追加]をクリックします。

  17. 自分のメールアーカイブの電子メールアドレスに送信されたメッセージが再度ジャーナリングされないようにするために、条件の例外を作成します。
    • [作成]フィールドで[例外]を選択します。

    • 最初のドロップダウンリストから[宛先]を選択します。

    • 2 番目のドロップダウンリストから[次と一致する時]を選択します。

    • [チェックする値]フィールドに、メールアーカイブの電子メールアドレスを入力し、[追加]をクリックします。

  18. [アクションを指定]セクションにあるドロップダウンリストで、[このメッセージをジャーナルする]を選択します。
  19. [アクションの追加]をクリックします。
  20. [OK]をクリックして、ルールを保存します。
  21. [保存して閉じる]をクリックして、設定文書を保存します。
  22. .ini ファイルに次のパラメータを設定して、BCC を維持します。

    RouterKeepRelayedBCCsIntact=1

  23. サーバーコンソールで次のコマンドを入力して送信し、ルーターを再起動します。

    restart task router