NetBackup™ Web UI RHV 管理者ガイド
- NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
- 監視と通知
- RHV サーバーの管理
- RHV 仮想マシンの保護
- RHV 仮想マシンのリカバリ
- RHV VM の保護とリカバリのトラブルシューティング
- RHV の API とコマンドラインオプション
RHV 仮想マシンを保護する前の考慮事項
同じ RHV VM は同時にバックアップできません。
仮想ディスクのない VM は保護できません。
テンプレートベースの VM (依存クローン) はすべて、同じバックアップホストを使用してバックアップするようにします。
たとえば、VM
VMRedHat1
、VMRedHat2
が依存クローンとしてRedHat7_Template
から作成され、VMVMWin1
、VMWin2
が依存クローンとしてWindows2016_Template
から作成されたとします。このような VM を保護するときは、テンプレート
RedHat7_Template
またはWindows2016_Template
に基づくすべての VM に、同じバックアップホストを使用します。VMRedHat1
とVMRedHat2
が同じバックアップホストを共有していることを確認します。VMWin1
とVMWin2
が同じバックアップホストを共有していることを確認します。VMRedHat1
、VMRedHat2
、VMWin1
、VMWin2
は、同じバックアップホストを共有できますが、これは必須ではありません。次の QCOW2 イメージ属性はサポートされていません。
圧縮済みのクラスタ
暗号化されたディスク
内部のスナップショットがある仮想ディスク
バックアップ中に NetBackup サービスがシャットダウンまたはクラッシュしたときに VM の仮想ディスクがロックされている場合、RHV の unlock_entity コマンドを使用して、ディスクのロックを解除します。ディスクのロックが解除されていないと、後続のバックアップが失敗する可能性があります。
RHV 仮想マシンのバックアップの実行時に発生するエラーを参照してください。
RHV の制限により、ファイルストレージ (NFS) で、QCOW2 ディスクは RAW ディスクとしてリストア (シンプロビジョニング) されます。
シン依存クローン VM は、独立クローン VM としてリストアされます。
テープまたは基本ディスクベースのストレージユニットなど、NetBackup Web UI で利用できないストレージを使用する場合、API またはコマンドラインオプションを使用して VM を保護できます。