Veritas NetBackup™ for Oracle 管理者ガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup (9.1)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup for Oracle の新機能
    2.  
      NetBackup for Oracle について
    3.  
      NetBackup for Oracle の機能
    4.  
      NetBackup for Oracle の用語
    5.  
      Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle の操作
    6.  
      クライアントでの RMAN 入出力のログ記録
    7.  
      スクリプトまたはテンプレートベースのポリシーを使用した NetBackup for Oracle 操作
    8.  
      Oracle RMAN について
    9.  
      Oracle リカバリカタログの概要
  2. NetBackup for Oracle クイックスタート
    1.  
      NetBackup for Oracle のインストール
    2.  
      Oracle データベースインスタンスの登録
    3.  
      Oracle データベースインスタンスグループの作成
    4.  
      Oracle ポリシーの作成
  3. NetBackup for Oracle のインストール
    1.  
      オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
    2.  
      NetBackup サーバーとクライアントの要件
    3.  
      NetBackup クラスタ内の SAP MaxDB、SAP Oracle、SAP HANA 向け NetBackup を使用するための必要条件
    4.  
      NetBackup for Oracle のライセンスについて
    5.  
      Oracle の正確なライセンスについて
    6. Oracle RMAN と NetBackup for UNIX のリンクについて
      1.  
        環境変数の検証および Oracle の停止
      2. Oracle RMAN と UNIX プラットフォーム上の NetBackup とのリンク設定
        1.  
          AIX (64 ビット版) の手動リンク
        2.  
          HP Itanium (64 ビット版) の手動リンク
        3.  
          Linux x86 (64ビット版) の手動リンク
        4.  
          IBM pSeries または zSeries の手動リンク
        5.  
          Solaris x86 (64ビット版) の手動リンク
        6.  
          Solaris SPARC (64 ビット版) の手動リンク
  4. Oracle のポリシー構成
    1. NetBackup for Oracle の構成の準備
      1.  
        Oracle ポリシー構成について
      2.  
        NetBackup SAN クライアントを使用する場合の Oracle ホームユーザー権限
      3.  
        NetBackup for Oracle のバックアップポリシー形式
      4.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)]の構成
    2. Oracle インテリジェントポリシーのインスタンス管理
      1.  
        NetBackup 検出サービスについて
      2.  
        Oracle データベースインスタンスリポジトリの表示
      3.  
        リポジトリに Oracle データベースインスタンスを手動で追加する
      4.  
        Oracle データベースインスタンスの登録
      5.  
        Oracle データベースインスタンスグループについて
      6.  
        インスタンスグループへのインスタンスの追加
      7.  
        インスタンスグループの自動登録
      8.  
        インスタンスの処理について
    3. Oracle インテリジェントポリシー (OIP) について
      1.  
        Oracle インテリジェントポリシー (OIP) の作成
      2.  
        Oracle インテリジェントポリシーに対する Oracle データベースアップグレードの影響
      3.  
        NetBackup for Oracle の自動バックアップスケジュール設定
      4.  
        Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle スケジュールプロパティについて
      5.  
        Oracle インテリジェントポリシー - ストレージおよび保持
      6.  
        Oracle インテリジェントポリシーマスターサーバーの動作について
      7.  
        [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブ
      8.  
        [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ
      9.  
        [Oracle]タブ
      10.  
        Oracle バックアップでの NetBackup Appliance 共有の使用について (Copilot)
      11.  
        共有を使った NetBackup Appliance での OIP 設定 (Copilot)
    4. スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
      1.  
        新しいスクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーの追加
      2.  
        ポリシー属性について
      3.  
        バックアップスケジュール、テンプレートおよびスクリプトについて
      4.  
        スケジュールプロパティについて
      5.  
        スクリプトベースまたはテンプレートベースのポリシー (ストレージおよび保持)
      6.  
        ポリシーへのクライアントの追加
      7. Oracle ポリシーへのバックアップ対象の追加について
        1.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのテンプレートの追加
        2.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのスクリプトの追加
      8. ランタイム環境の設定について
        1.  
          Oracle RMAN 環境について
        2.  
          NetBackup for Oracle によって設定される環境変数について
        3.  
          RMAN SEND コマンドの変数について
        4.  
          UNIX システムの bp.conf ファイルについて
      9. テンプレートおよびシェルスクリプトの作成について
        1.  
          NetBackup のバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースの起動
        2.  
          RMAN テンプレートおよびシェルスクリプト
        3.  
          NetBackup for Oracle RMAN テンプレート生成ウィザードを使用した RMAN テンプレートの作成
        4.  
          テンプレートからの RMAN スクリプトの作成
        5. RMAN スクリプトの手動での作成について
          1.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトについて
          2.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトの使用
          3.  
            set duplex コマンドについて
        6.  
          テンプレートの格納について
        7.  
          シェルスクリプトの保存について
    5.  
      NetBackup for Oracle の NetBackup Client Service ログオンアカウントの設定
    6.  
      Oracle の NetBackup のためのテストの設定
  5. Oracle のバックアップとリストアの実行
    1.  
      NetBackup for Oracle の使用の概要
    2.  
      RMAN リポジトリの保守作業
    3.  
      RMAN リポジトリに対する問い合わせ
    4. NetBackup for Oracle バックアップについて
      1.  
        NetBackup for Oracle テンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用したバックアップテンプレートの実行
      3.  
        NetBackup for Oracle シェルスクリプトの実行
      4.  
        RMAN の実行
    5.  
      bplist コマンドを使ったバックアップの表示
    6.  
      期限切れのバックアップイメージの管理
    7. NetBackup for Oracle のリストアについて
      1.  
        リカバリウィザードの起動
      2.  
        リカバリウィザードの使用
      3.  
        bpdbsbora を使ったリカバリテンプレートの実行
      4.  
        クライアント上の Oracle リカバリシェルスクリプトについて
      5.  
        RAC および Data Guard 対応インテリジェントポリシーでのカタログ名について
      6.  
        クライアントでの RMAN の実行
      7.  
        プロキシバックアップ用の Oracle マルチストリームリストアについて
      8. 代替クライアントへのリダイレクトリストア
        1.  
          代替リストア用のマスターサーバーの準備
        2.  
          RMAN を使用したリダイレクトリストアの実行について
        3.  
          例 - Oracle のリダイレクトリストアの実行
    8. Microsoft Windows Cluster 環境での NetBackup for Oracle の使用
      1.  
        Windows での Oracle クラスタデータベースのバックアップについて
      2.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオフライン化
      3.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオンライン化
      4.  
        Windows クライアントでのユーザー主導のバックアップまたはリストア
    9.  
      Oracle Copilot イメージからのインスタントリカバリポイントの作成
    10.  
      Oracle Copilot インスタントリカバリのインスタントリカバリポイントの削除
    11.  
      データベースの指定した時点へのリストア後、Copilot の共有をクリーンアップする
    12.  
      Copilot リカバリポイントから ASM ストレージにシングルステップでリストアする
    13.  
      RMAN を使った、データファイルコピーから ASM ストレージへのリストアについて
  6. ガイド付きリカバリ
    1.  
      ガイド付きリカバリについて
    2.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作のための設定
    3.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作前のチェック
    4.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作の実行
    5.  
      [マスターサーバーの選択 (Select a Master Server)]ダイアログ
    6.  
      [ソースデータベースの選択 (Select Source Database)]パネル
    7.  
      [制御ファイルバックアップの選択 (Select Control File Backup)]パネル
    8.  
      宛先ホストとログインパネル
    9.  
      [宛先パラメータ (Destination Parameters)]パネル
    10.  
      [選択の概略 (Selection Summary)]パネル
    11.  
      [クローン前チェック (Pre-clone Check)]パネル
    12.  
      [ジョブの詳細 (Job Details)]パネル
    13.  
      ガイド付きリカバリクローン後操作
    14. ガイド付きリカバリのトラブルシューティング
      1.  
        バックアップ時のメタデータ収集操作のためのトラブルシューティングファイル
      2.  
        ガイド付きリカバリの検証操作のためのトラブルシューティングファイル
      3.  
        ガイド付きリカバリのクローン操作のためのトラブルシューティングファイル
  7. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle
    1. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle について
      1.  
        プロキシコピー
      2.  
        NetBackup for Oracle のストリームベースの処理
      3.  
        NetBackup for Oracle のファイルベースの処理
    2. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の動作
      1.  
        NetBackup for Oracle のバックアップおよびリストア処理について
      2.  
        拡張バックアップ方式でサポートされるデータベースオブジェクト
      3.  
        NetBackup の複数ストリームについて
      4.  
        RMAN の複数のチャネル
      5.  
        新しい場所へのデータファイルのリストア
      6.  
        代替クライアントへのリダイレクトリストア
      7.  
        シンボリックリンクおよび raw データファイル (UNIX)
      8.  
        Quick I/O データファイル (UNIX)
      9.  
        RMAN の増分バックアップ
      10.  
        プロキシバックアップの例
    3. NetBackup for Oracle による Snapshot Client の構成について
      1.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットバックアップの構成要件
      2.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットポリシーの構成
      3.  
        共有を使った NetBackup Appliance でのスナップショットポリシーの設定 (Copilot)
    4. スナップショットバックアップからの NetBackup for Oracle のリストア
      1.  
        NetBackup for Oracle スナップショットバックアップからの個々のファイルのリストアについて
      2. NetBackup for Oracle でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
        1.  
          Java または Windows インターフェースからのスナップショットロールバックリストアの実行
        2.  
          スクリプトまたは RMAN コマンドを使用したスナップショットロールバックリストアの実行
        3.  
          NetBackup for Oracle で指定した時点への SnapVault バックアップからのロールバックリストアの実行 (UNIX)
    5. UNIX の NetBackup for Oracle Block Level Incremental バックアップの構成について
      1.  
        BLI と NetBackup for Oracle の連携方法 (UNIX)
      2.  
        Storage Checkpoint 機能と NetBackup for Oracle について
      3.  
        NetBackup for Oracle の BLI バックアップの構成要件
      4. NetBackup for Oracle を使用した BLI バックアップポリシーの構成
        1.  
          NetBackup for Oracle BLI バックアップ形式について
    6. Snapshot Client の影響について
      1.  
        Snapshot Client ソフトウェアがバックアップ形式にどのように影響するか
      2.  
        Snapshot Client ソフトウェアがスケジュールのプロパティにどのように影響するか
      3.  
        Snapshot Client ソフトウェアがテンプレートとスクリプトに与える影響
      4.  
        Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の環境変数
    7. レプリケーションディレクタの Oracle サポートについて
      1.  
        レプリケーションディレクタを使った Oracle インテリジェントポリシーの設定
      2.  
        スクリプトまたはテンプレートに基づく Oracle ポリシーの設定
  8. トラブルシューティング
    1.  
      トラブルシューティング NetBackup for Oracle について
    2.  
      NetBackup for Oracle のトラブルシューティング手順について
    3.  
      NetBackup のデバッグログとレポート
    4.  
      デバッグログの手動での有効化 (Windows)
    5.  
      デバッグログの手動での有効化 (UNIX)
    6.  
      NetBackup for Oracle のログファイルについて
    7.  
      Windows クライアントのデバッグレベルの設定
    8.  
      UNIX クライアントのデバッグレベルの設定
    9.  
      RMAN ユーティリティのログについて
    10. RMAN のバックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティング
      1.  
        UNIX での RMAN スクリプトの確認
      2.  
        バックアップまたはリストアの各段階でのトラブルシューティング
    11.  
      UNIX ブラウザインターフェースおよびウィザードのトラブルシューティング
    12.  
      Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle のトラブルシューティング
    13.  
      大規模なデータベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化
    14.  
      データベースバックアップのテープのロードとアンロード回数の最小化
    15.  
      バックアップジョブの転送および完了の遅延
  9. 付録 A. 重複排除のベストプラクティス
    1.  
      ストリームベースのプロキシコピー Oracle バックアップの最適化と重複排除
    2.  
      Oracle ストリームハンドラ
    3.  
      ストリームベースの Oracle バックアップの構成
    4.  
      ストリームベースのバックアップの RMAN スクリプトの例
    5.  
      プロキシコピーバックアップのための RMAN スクリプトの編集と NetBackup for Oracle の構成
    6.  
      プロキシコピーのバックアップの RMAN スクリプトの例
  10. 付録 B. SFRAC の Snapshot Client サポート
    1.  
      SFRAC の Snapshot Client サポートについて
    2.  
      SFRAC 環境の NetBackup の構成
    3.  
      バックアップ操作用の SFRAC 環境の構成
    4.  
      SFRAC 環境でのロールバックリストアの実行
    5.  
      SFRAC 環境での NetBackup のトラブルシューティング
  11. 付録 C. UNIX および Linux システムでの RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップ
    1.  
      RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップについて
    2.  
      BLI バックアップおよびリストア操作について
    3. RMAN を使用しない BLI バックアップのインストール要件の確認
      1.  
        ファイルシステムおよび Storage Checkpoint の領域管理
    4. スクリプトベースの BLI バックアップの NetBackup ポリシーの作成
      1.  
        BLI バックアップに必要なポリシーの数
      2.  
        BLI ポリシー属性について
      3.  
        BLI クライアントリストについて
      4.  
        BLI バックアップのバックアップ対象リスト
      5.  
        BLI バックアップポリシーのスケジュールについて
      6.  
        Oracle の BLI バックアップポリシーの例
      7.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum Jobs per Client)]グローバル属性の設定
      8.  
        BLI バックアップ方式について
      9. BLI バックアップの通知スクリプトの作成
        1.  
          BLI バックアップの POLICY_IN_CONTROL の識別
        2.  
          BLI スクリプトの Oracle 環境変数
        3.  
          その他のポリシーの BLI 通知スクリプトについて
        4.  
          setup_bli_scripts セッションのサンプル
    5. バックアップとリストアの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle エージェント自動バックアップについて
      2.  
        NetBackup for Oracle の手動バックアップについて
      3.  
        Quick I/O ファイルのバックアップ
      4.  
        BLI バックアップイメージのリストア
      5.  
        NetBackup バックアップおよびリストアログについて
    6. バックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティングについて
      1.  
        バックアップとリストア操作の段階別のトラブルシューティング方法
      2.  
        NetBackup リストアとバックアップ状態コード
      3.  
        NetBackup のバックアップパフォーマンスの向上
      4.  
        BLI バックアップとデータベースのリカバリについて
  12. 付録 D. XML Archiver
    1. NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポート
      1.  
        NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポートのアーカイブ機能
      2.  
        XML エクスポートのアーカイブ処理
      3.  
        処理のシーケンス: XML エクスポートアーカイブ
      4.  
        XML インポートのリストア処理
      5.  
        処理のシーケンス: XML インポートのリストア
    2.  
      XML エクスポートパラメータファイルでユーザーが設定する環境変数について
    3. XML エクスポートのテンプレートおよびシェルスクリプトについて
      1.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (UNIX)
      2.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (Windows)
      3.  
        テンプレートからの XML エクスポートスクリプトの作成
      4.  
        XML エクスポートスクリプトの手動での作成
    4. XML エクスポートアーカイブの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle XML エクスポートテンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用した XML エクスポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの NetBackup for Oracle XML エクスポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの Oracle ユーザーとしての bporaexp の実行
      5.  
        ディレクトリへの書き込みとストレージユニットへの書き込み
      6.  
        bporaexp パラメータについて
    5.  
      bporaimp パラメータを使った XML エクスポートアーカイブの表示
    6.  
      bplist を使った XML エクスポートアーカイブの表示
    7. XML エクスポートアーカイブのリストア
      1.  
        クライアントでの XML インポートウィザードの実行
      2.  
        bpdbsbora を使った XML インポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの XML インポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの bporaimp の実行
      5.  
        bporaimp パラメータについて
      6. 代替クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストアについて
        1.  
          bporaimp を使用した新規クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストア
        2.  
          例 - リダイレクトリストアでの bporaimp の使用
    8. XML エクスポートエラーまたは XML インポートエラーのトラブルシューティング
      1.  
        ログの確認によるエラーの原因の判断
      2.  
        XML エクスポートまたは XML インポートの各段階でのトラブルシューティング
    9.  
      その他の XML エクスポートおよび XML インポートのログ
  13. 付録 E. 承認を受けた場所の登録
    1.  
      NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受けた場所の登録
  14.  
    索引

レプリケーションディレクタを使った Oracle インテリジェントポリシーの設定

Replication Director を使う Oracle スナップショットポリシーの設定には次の手順を使用します。この手順では、Oracle インテリジェントポリシーを使用して設定をより簡単にします。

Oracle インテリジェントポリシーの作成方法

  1. 管理コンソールの左ペインで、[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]>[ポリシー (Policies)]を展開します。
  2. [処理 (Actions)]メニューで[新規 (New)]>[新しいポリシー (New Policy)]をクリックします。
  3. 新しいポリシー用の一意の名前を[新しいポリシーの追加 (Add a New Policy)]ダイアログボックスに入力して[OK]をクリックします。

    レプリケーションディレクタのポリシーを構成するために、[ポリシーの構成ウィザード (Policy Configuration Wizard)]を使わないでください。

    ???を参照してください。

  4. [属性 (Attributes)]タブを選択します。以下の項目はレプリケーションディレクタでスナップショットの Oracle ポリシーを作成する場合に限定されます。
    • ポリシー形式 (Policy type)

      NetBackup で Oracle バックアップを実行する場合は、[Oracle]を選択します。[Oracle]タブが表示されます。

    • ポリシーストレージ

      Oracle は同じバックアップの一部としてスナップショット (プロキシ) およびストリームベースのバックアップを組み合わせます。ここに示されるストレージは、レプリケーションディレクタのストリームベースのバックアップに使用されます。

      データベースバックアップのストリームベース (非スナップショット) 部を含むように設定されるストレージライフサイクルポリシーを選択します。ストレージは非スナップショットバックアップのために設定されたストレージライフサイクルポリシーを使う必要があります。

    • レプリケーションディレクタを使用 (Use Replication Director)

      [レプリケーションディレクタを使用 (Use Replication Director)]を有効にして、レプリケーションディレクタで必要とされるその他のオプションを自動的に選択します。

      • [スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)]: ポリシーがディスクアレイのスナップショットを作成できるようにします。

      • [インスタントリカバリ用または SLP 管理用にスナップショットを保持する (Retain snapshots for Instant Recovery or SLP management)]: バックアップが完了した後にポリシーがスナップショットを保持できるようにします。

      • [オプション (Options)]ボタン

        [スナップショット形式 (Snapshot Type)]

        • [自動 (Auto)](デフォルト): OpenStorage パートナーは、利用できる最適なスナップショットテクノロジを使用してスナップショットを作成します。

        • [差分 (Differential)]: OpenStorage パートナーは、ソースに完全に依存するスナップショットを作成します。このパラメータはコピーオンライトテクノロジに基づいています。ブロックが修正されると、デバイスはキャッシュオブジェクトを作成して、スナップショットのオリジナルのブロックを保持します。

        • [Plex (Plex)]: OpenStorage パートナーは、ソースのスナップショットから完全に独立しているスナップショットを作成します。このオプションは、ミラー中断テクノロジに基づいています。ミラーデバイスがソースに接続されている場合は、ミラーデバイスの内容はソースデバイスと同一です。2 つのデバイス間の関係を断つと、ミラーデバイスはソースデバイスから分離されます。ミラーデバイスは特定の時点のコピーとして機能します。

        • [クローン (Clone)]: OpenStorage パートナーはボリュームの独立したコピーを作成します。このコピー処理は、全体をコピーする必要があるため、多少時間がかかることがあります。作成されるスナップショットはソースから独立しています。

        最大スナップショット数 (Maximum Snapshots)

        一度に保持するスナップショットの最大数を設定します。

        デフォルト設定は 1 です。環境に適したスナップショットの数を選択します。NetApp ボリュームのスナップショットの最大数が 255 であることに注意してください。

        最大数に達すると、新しいスナップショットが作成されるたびに一番古いスナップショットが削除される、スナップショットのローテーションが発生します。

        ???を参照してください。

        [SLP 保持による管理 (Managed by SLP retention)]は、[固定 (Fixed)]または[コピー後に期限切れにする (Expire after Copy)]の保持が現在 SLP で選択されている場合に自動選択されます。

  5. [スケジュール (Schedules)]タブを選択します。スケジュールを 1 つ作成してください。
    • バックアップ形式: [完全バックアップ (Full Backup)]を選択します。[完全バックアップ (Full Backup)]はデータベースのスナップショット (プロキシ) 部および Oracle データベースの非スナップショット (ストリームベース) 部の両方に使用されます。

      Oracle インテリジェントポリシーは、[アーカイブ REDO ログバックアップ (Archived Redo Log Backup)]のスナップショットをサポートしません。アーカイブ REDO ログのスナップショットを取るには、スクリプトまたはテンプレートベース Oracle ポリシー方式を使用してください。

      メモ:

      Block Level Incremental (BLI) バックアップを作成する場合を除き、Oracle データベースのスナップショットの作成には常に[完全バックアップ (Full Backup)]を選択します。

    • ポリシーストレージの選択を上書きする: スナップショットレプリケーションに設定された SLP を有効にし、選択します。(スナップショット SLP は、スナップショット操作が最初の操作であるものです)。このオプションは、スケジュールストレージがスナップショット SLP を持つポリシーストレージを上書きするように有効にする必要があります。

    • [保持 (Retention)]: ストリーム処理されたデータの保持は非スナップショット SLP に基づき、ポリシーストレージとしてステップ4に示されます。

      • ステップ4のポリシーストレージで指定した非スナップショット SLP は、ストリーム処理されたデータの保持を決定します。

      • スケジュールストレージ(ポリシーストレージの選択を上書きする)として指定されるスナップショット SLP は、スナップショットデータの保持を決定します。

    [OK]をクリックして、スケジュールを保存します。

  6. [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブを選択し、バックアップするインスタンスを指定します。ポリシーはインスタンスを少なくとも 1 つ含む必要があります。Oracle インテリジェントポリシー方式を継続するためには[インスタンスを保護 (Protect instances)]または[インスタンスグループを保護 (Protect instance groups)]を選択します。
  7. [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブを選択します。バックアップするためにデータベースの部分を選択します。選択はリストされたすべてのインスタンスに適用されることに注意してください。

    次はレプリケーションディレクタを使うポリシーに対して選択できます。

    • [データベース全体 (Whole database)]: データベース全体をバックアップします (デフォルト)。

    • [部分的なデータベース (Partial database)]の[表領域 (Tablespaces)]: 表領域をバックアップします。

    • [部分的なデータベース (Partial database)]の[データファイル (Datafiles)]: データファイルをバックアップします。

    • [高速リカバリ領域 (FRA) (Fast Recovery Area - (FRA)]: レプリケーションディレクタを使用するポリシーには選択しないでください。

    • [データベースバックアップ共有 (Database Backup Shares)]: レプリケーションディレクタを使用するポリシーには選択しないでください。

    • [Whole Database - Datafile Copy Share (データベース全体 - データファイルコピーの共有)]: レプリケーションディレクタを使用するポリシーには選択しないでください。

    メモ:

    部分的なデータベースをバックアップし、後で特定時点のロールバックの復元を実行したい場合は、[バックアップ対象 (Backup Selections)]のパーティションからすべてのテーブル領域またはデータファイルを必ず選択してください。

    コピーバック復元の場合、これは必要条件ではありません。

  8. Oracle RMAN プロパティを設定するには [Oracle]タブを選択します。
  9. ポリシーの構成が完了したら、[OK]をクリックします。