Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 9.1.0.1 について
- 新機能、拡張機能および変更
- 操作上の注意事項
- NetBackup 9.1.0.1 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- 完全カタログリストア後に NetBackup 異常検出管理サービスが開始しない
- NBAC が有効な設定でインストールまたはアップグレード後にユーザーを変更すると認証チェックに失敗する
- NAS-Data-Protection ポリシーのルート (「/」) フォルダのリストアが失敗する
- 非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
- リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
- デバイスツリーに表示されている古いデバイス
- 一時デバイスがファイルシステム資産として一覧表示される
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- サポート対象の Podman バージョンに誤ったエラーメッセージが表示される
- スナップショットジョブの実行中に CloudPoint を NetBackup 9.1.0.1 にアップグレードすると、スナップショットが失敗する
- 到達不能または停止状態にある VM の接続試行が失敗し、その VM にクレデンシャルが関連付けられている
- タグ名に特殊文字を使用した問い合わせの編集がインテリジェントクラウドグループではサポートされない
- RHEL 8.3 環境の Podman 層に古い IP アドレスエントリが保持されている場合、CloudPoint サービスの開始または再起動が失敗する場合がある
- NetBackup Web UI で CloudPoint 検出の状態が失敗と表示される
- 新しい CloudPoint 資産の情報がリカバリに影響する可能性がある
- アップグレード後、GRT オプションが有効になっている保護計画から資産のサブスクライブが解除される
- 今すぐバックアップオプションがエラーで失敗する場合がある
- 新しい地域を追加するには新しいクラウドプラグイン構成が必要
- バックアップジョブとリストアジョブで、転送されたファイルの数が 0 と表示される
- 検出レベルが原因で VM ディスクが表示されない
- スナップショットジョブが例外のために失敗する
- スナップショットを削除しても NetBackup Web UI に表示される
- ターゲットパスを削除して再作成すると個別リストアが失敗する
- Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
- AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
- 一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
- [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
- ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
- Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
- 壊れたファイルシステムが検出される
- NetBackup Deduplication に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- NetBackup for OpenStack VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup マスターサーバーがトークンを再発行しない
- Web UI で NetBackup のバージョンが「NetBackup-CentOS3.10.0 9.0」ではなく「Netbackup_9001_beta1」と表示される
- スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- NBCA を使用して NetBackup マスターサーバーに接続できない
- リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- 新しい NetBackup for OpenStack VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
- NetBackup for OpenStack クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
- ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
- 再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
- CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
- NetBackup for OpenStack Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
- 多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
完全カタログリストア後に NetBackup 異常検出管理サービスが開始しない
完全カタログリストア後に、NetBackup 異常検出管理サービス (nbanomalymgmt) が開始しない場合があります。これは通常、完全カタログリストア中にサービスが稼働している場合に発生します。
nbanomalymgmt サービスログに次のエラーが記録されている場合があります。
14:27:13.807 [8100.9844] <16> nbanomalymgmt: Error occurred while gathering data 14:27:13.808 [8100.9844] <2> nbanomalymgmt: State:[3], ExitCode:[0], WaitHint:[300000], CheckPoint:[2] 14:27:13.808 [8100.9844] <8> WaitForChildProc: Process [DETECTION] event handle is NULL 14:27:13.808 [8100.9844] <2> nbanomalymgmt: State:[3], ExitCode:[0], WaitHint:[300000], CheckPoint:[3] 14:27:13.808 [8100.9844] <8> WaitForChildProc: Process [ALERT] event handle is NULL 14:27:13.809 [8100.23948] <4> nbanomalymgmt: Worker thread exited. So shutting down the service.
完全カタログリストア中に nbanomalymgmt サービスが実行され、異常検出データベース (NB_Anomaly.db) が破損し、それが原因でこの問題が発生している可能性があります。
回避方法:
カタログリストアがすでに完了し、nbanomalymgmt サービスが実行状態で、それによりデータベースが破損した場合はサービスを開始できないため、回避方法として次の操作を実行する必要があります。
代替の場所にカタログをリストアする前、またはディザスタリカバリ (DR) 中は、nbanomalymgmt サービスを停止します。
次のコマンドを実行します。
Linux の場合: /usr/openv/netbackup/bin/nbanomalymgmt -stop
Windows の場合: <install_path>\\NetBakcup\\bin\\nbanomalymgmt -stop
または、Windows サービスコントロールマネージャーから、「NetBackup 異常検出管理サービス」を停止します。
anomaly_detectionフォルダ内のファイルをすべて削除します。フォルダの場所は次のとおりです。Linux の場合: /usr/openv/var/global/anomaly_detection
Windows の場合: <install_path>\\NetBackup\\var\\global\\anomaly_detection
カタログを代替の場所にリストアし、次の場所に
anomaly_detectionフォルダのすべてのファイルをコピーします。Linux の場合: /usr/openv/var/global/anomaly_detection
Windows の場合: <install_path>\\NetBackup\\var\\global\\anomaly_detection
リストアが完了したら、次のコマンドを使用して nbanomalymgmt サービスを開始します。
Linux の場合: /usr/openv/netbackup/bin/nbanomalymgmt -start
Windows の場合: <install_path>\\NetBakcup\\bin\\nbanomalymgmt -start
または、Windows サービスコントロールマネージャーに移動し、NetBackup 異常検出管理サービスを起動します。
カタログリストア時の異常検出データベースの破損を回避するには:
完全カタログリストアまたはディザスタリカバリを実行する前に nbanomalymgmt サービスを停止します。次のコマンドを実行します。
Linux の場合: /usr/openv/netbackup/bin/nbanomalymgmt -stop
Windows の場合: <NetBackup Install Location>\\NetBakcup\\bin\\nbanomalymgmt -stop
または、Windows サービスコントロールマネージャーから、NetBackup 異常検出管理サービスを停止します。
anomaly_detectionフォルダ内のファイルをすべて削除します。フォルダの場所は次のとおりです。Linux の場合: /usr/openv/var/global/anomaly_detection
Windows の場合: <install_path>\\NetBackup\\var\\global\\anomaly_detection
リストアが完了したら、次のコマンドを使用して nbanomalymgmt サービスを開始します。
Linux の場合: /usr/openv/netbackup/bin/nbanomalymgmt -start
Windows の場合: <install_path>\\NetBakcup\\bin\\nbanomalymgmt -start
または、Windows サービスコントロールマネージャーに移動し、NetBackup 異常検出管理サービスを起動します。