NetBackup IT Analytics ヘルプ
- 第 I 部 NetBackup IT Analytics の導入
- 第 II 部 認定済みの構成
- ポータルとデータベースサーバー
- Data Collector サーバーの構成
- Capacity Manager 構成
- アレイまたは LUN に関するパフォーマンスデータの収集
- EMC Isilon アレイのパフォーマンスメトリック
- NetApp Cluster-Mode のパフォーマンスメトリック
- EMC Symmetrix の拡張パフォーマンスメトリック
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- クラウド構成
- Virtualization Manager 構成
- File Analytics 構成
- Fabric Manager 構成
- Backup Manager 構成
- ServiceNow 構成
- 内部 TCP ポートの要件
- 第 III 部 エンドユーザー
- ポータルについて
- [管理者 (Admin)]タブについて
- インベントリについて
- データを整理するための階層ツールバー
- オブジェクトの表示
- 属性を使用したデータの整理
- レポートの固定 - インベントリオブジェクトを含むレポートの保存
- インベントリリスト表示での属性の割り当て
- レポートについて
- レポートの生成と保守
- レポートのスコープの選択
- 属性ごとのホストのグループ化
- レポートスコープセレクタでのホストの検索
- Backup Manager 詳細スコープセレクタの設定
- ソリューションレポートのスコープセレクタの設定
- レポートの測定単位
- レポートのフィルタロジックのカスタマイズ
- レポートの列の並べ替え
- テーブル形式からグラフへのレポートの変換
- 配布、共有、スケジュール、アラート
- レポートの整理
- 動的テンプレートデザイナーの操作
- 動的テンプレートデザイナーのクイックスタート
- 製品固有の同種テンプレートへの変換
- 動的テンプレート関数の設定
- フィールドビルダーを使用したフィールドの作成
- スコープセレクタコンポーネント - カスタムフィルタ
- 棒グラフ動的テンプレートの構成
- 棒グラフ動的テンプレートの作成手順
- 面グラフまたは積み上げ面グラフの動的テンプレートの構成
- パフォーマンスメトリックの折れ線グラフ
- 折れ線グラフのフィールドの要件
- オブジェクト別折れ線グラフ (グラフごとに 1 つ以上のメトリック)
- メトリック別折れ線グラフ (グラフごとに複数のオブジェクト)
- 積み上げ棒グラフ動的テンプレートの例
- テーブル形式の動的テンプレートを使用したスパークライングラフの作成
- メソッドの追加または編集
- メソッドの検証と保存
- SQL テンプレートデザイナーの操作
- SQL テンプレートのスコープセレクタコンポーネントの構成
- SQL クエリーの例
- 数値、サイズ、日付、時刻の形式
- アラインメント、集計、棒の種類、棒の種類の色
- レポートクエリー作成用のパイプライン関数
- APTlistOfDates
- aptStringConcat
- getServerAttributeValue
- getObjectAttributeValue
- getChildServerGroupContextById
- getServerGroupContextById
- secsToHoursMinSecs
- APTgetTapeDriveStatusName
- getFullPathname
- listJobSummaryAfterRestart
- listJobSummaryAfterRestartNBW
- NetWorker バックアップジョブの listJobSummaryAfterRestart
- listOfBackupWindowDates
- listChargebackCatByVOLSDetail
- listChargebackCatByNcVolDetail
- listChargebackCatByFSDetail (HNAS 用)
- listChargebackCatByFSDetail (EMC Isilon 用)
- listChargebackByLUNSummary
- listChargebackByLUNDetail
- listChargebackCatByLUNSummary
- listChargebackCatByLUNDetail
- アラートの設定
- アラートポリシーの追加または編集
- ホスト、バックアップサーバー、ホストグループの管理
- NetBackup マスターサーバー
- 属性とオブジェクトの管理
- ポータルへのアクセスとユーザー権限の提供
- パスワードの設定/リセット
- ユーザーグループホームページの管理 (管理者)
- マスタースケジュールとバックアップ処理時間帯の構成
- ポリシーの追加、編集、移動
- ソリューション管理
- データ収集の管理と監視
- データ収集タスクについて
- データコレクタの追加または編集
- コレクタと収集状態の確認
- データコレクタのアップグレード
- Capacity Manager ホストデータ収集の操作
- ホストアクセスの必要条件
- クレデンシャルの管理
- ホストの検出と収集ビューに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストの検出と収集での検索とエクスポート
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- システム通知の表示と管理
- 詳細パラメータを使用したカスタマイズ
- アクセス制御の詳細パラメータ
- 一般的なデータ収集の詳細パラメータ
- クラウドデータ収集の詳細パラメータ
- ホストの検出と収集の詳細パラメータ
- Backup Manager の詳細パラメータ
- Capacity Manager の詳細パラメータ
- File Analytics の詳細パラメータ
- Virtualization Manager の詳細パラメータ
- ポータル環境の管理
- ファイルの分析
- ポータルのトラブルシューティング
- 属性継承のオーバーライド
- レポートデータのキャッシュについて
- ポータルについて
- 第 IV 部 レポートの参照
- NetBackup IT Analytics の概要
- アラートレポート
- リスク軽減ソリューションレポート
- ストレージ最適化ソリューションレポート
- システム管理レポート
- Oracle ジョブの概要
- Capacity Manager レポート
- アプリケーションの容量レポート
- アレイ容量の使用状況レポート
- アレイの容量と使用状況 (汎用データ)
- アレイの容量と使用状況 (IBM SVC ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (IBM XIV ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp ビュー)
- アレイの容量と使用状況 (NetApp クラスタ)
- NetApp ストレージシステムの詳細
- アレイの容量と使用状況 (OpenStack Swift)
- IBM アレイサイトの概略
- IBM アレイの詳細
- LUN の使用状況の概略
- NetApp アグリゲートの詳細
- NetApp Cluster-Mode アグリゲートの詳細
- NetApp プレックスの詳細
- NetApp ボリュームの詳細
- NetApp Cluster-Mode ボリュームの詳細
- NetApp StorageGRID テナントの概略
- 利用可能または再生利用可能な容量レポート
- リスクのある容量レポート
- 容量のチャージバックレポート
- ホスト容量の使用状況レポート
- SnapMirror レポート
- SnapVault レポート
- 容量予測レポート
- ストレージパフォーマンスレポート
- パフォーマンス分析のための Mission Control
- シンプロビジョニングレポート
- Hitachi Dynamic Provisioning プールの使用率
- File Analytics レポート
- Virtualization Manager レポート
- データストアについて
- VM サーバーの詳細
- VM スナップショットの概略
- VM の詳細
- データストアの使用状況の概略
- データストアの詳細 (Datastore Detail)
- Fabric Manager レポート
- ホストからストレージのダッシュボード
- Backup Manager 管理レポート
- エラーログの概略
- ジョブの期間レポート
- Veeam Backup & Replication ジョブの概略レポート (同種)
- Veeam および RMAN のジョブの詳細レポート
- ジョブへのメモの追加
- ジョブのボリュームの概略レポート
- NetBackup 重複排除による MSDP の節約
- バックアップ管理レポート
- ホストの詳細
- IBM Spectrum Protect (TSM) ストレージプールダッシュボード
- バックアップメディア管理レポート
- バックアップサービス内容合意書 (SLA) レポート
- バックアップストレージの使用状況レポート
- Backup Manager 予測レポート
- バックアップの請求レポートと使用状況レポート
- バックアップポリシーレポート
- HP Data Protector バックアップ仕様の詳細
- パブリッククラウドレポート
- 第 V 部 NetBackup IT Analytics Exporter のインストールと構成
- 第 VI 部 Data Collector のインストールとトラブルシューティング
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- Data Collector のトラブルシューティング
- ホストリソース: 標準 SSH を使用したホスト接続の確認
- ホストリソース: ホストリソース設定ファイルの生成
- SSH のパラメータの構成
- CRON 式と精査スケジュール
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (RHEL 7)
- VCS と Veritas NetBackup を使用した Data Collector クラスタリング (Windows)
- メッセージリレーサーバーの証明書を生成するためのメンテナンスシナリオ
- 第 VII 部 クラウドのデータ収集
- アマゾンウェブサービス (AWS) のインストール前の設定
- OpenStack Ceilometer のインストール前の設定
- OpenStack Swift のインストール前の設定
- Microsoft Azure のインストール前の設定
- GCP (Google Cloud Platform)
- 第 VIII 部 データ保護のデータ収集 (バックアップ)
- はじめに
- Commvault Simpana のインストール前の設定
- Commvault データベースへの TCP/IP アクセスを開く
- CommServe サーバーでの読み取り専用ユーザーの設定
- Cohesity DataProtect のインストール前の設定
- EMC Avamar のインストール前の設定
- EMC Data Domain バックアップのインストール前の設定
- EMC NetWorker のインストール前の設定
- Dell EMC NetWorker Backup & Recovery のインストール前の設定
- 汎用バックアップのインストール前の設定
- HP Data Protector のインストール前の設定
- アーキテクチャの概要 (HP Data Protector)
- Cell Manager (HP Data Protector) でのデータコレクタサーバーの構成
- IBM Spectrum Protect (TSM) のインストール前の設定
- アーキテクチャの概要 (IBM Spectrum Protect - TSM)
- IBM Spectrum Protect (TSM) の情報のインポート
- IBM Spectrum Protect Plus のインストール前の設定
- NAKIVO Backup & Replication のインストール前の設定
- Veritas Backup Exec のインストール前の設定
- Veritas NetBackup のインストール前の設定
- SSH と WMI を使用するための前提条件 (Veritas NetBackup)
- SSH を介した NetBackup 収集の前提条件 (Kerberos オプション)
- Veritas NetBackup 8.1 (以降) の集中型収集の必要条件
- NetBackup Data Collector ポリシーでの File Analytics の構成
- Veritas SaaS Backup のインストール前の設定
- Oracle RMAN (Recovery Manager) のインストール前の設定
- Rubrik Cloud Data Management のインストール前の設定
- Veeam Backup & Replication のインストール前の設定
- Veritas NetBackup の検出ポリシー
- 付録 B. 履歴イベントのロード
- 第 IX 部 ファブリックのデータ収集
- 第 X 部 File Analytics のデータ収集
- File Analytics のインストール前の設定
- File Analytics エクスポートフォルダのサイズとフォルダの深さ
- 第 XI 部 レプリケーションのデータ収集
- 第 XII 部 ストレージのデータ収集 (容量)
- 容量のデータ収集の概要
- 計算リソースのインストール前の設定
- Dell Compellent のインストール前の設定
- DELL EMC ECS (エラスティッククラウドストレージ) のインストール前の設定
- EMC Data Domain ストレージのインストール前の設定
- EMC Isilon のインストール前の設定
- EMC Symmetrix のインストール前の設定
- Dell EMC Unity のインストール前の設定
- EMC VNX Celerra のインストール前の設定
- EMC VNX CLARiiON のインストール前の設定
- EMC VPLEX のインストール前の設定
- EMC XtremIO のインストール前の設定
- Hitachi Block のインストール前の設定
- HCP (Hitachi Content Platform) のインストール前の設定
- Hitachi NAS のインストール前の設定
- Hitachi Vantara All-Flash と Hybrid Flash Storage のインストール前の設定
- ホストインベントリのインストール前の設定
- ホストアクセス権限、sudo コマンド、ポート、WMI プロキシの必要条件
- ホストインベントリに入力するためのホスト検出ポリシーの構成
- ホスト接続の検証
- ホストインベントリ検索とホストインベントリのエクスポート
- ホストの精査の構成および編集
- 精査設定の伝播: 精査のコピー、精査の貼り付け
- HP 3PAR のインストール前の設定
- HP EVA のインストール前の設定
- HPE Nimble Storage のインストール前の設定
- Huawei OceanStor のインストール前の設定
- IBM COS のインストール前の設定
- IBM Enterprise のインストール前の設定
- NetApp E シリーズのインストール前の設定
- IBM SVC のインストール前の設定
- IBM XIV のインストール前の設定
- Infinidat InfiniBox のインストール前の設定
- FUJITSU Data Collector のインストール前の設定
- Infinidat InfiniGuard のインストール前の設定
- NetApp-7 のインストール前の設定
- NetApp StorageGRID のインストール前の設定
- Microsoft Windows Server のインストール前の設定
- NetApp Cluster のインストール前の設定
- Pure Storage FlashArray のインストール前の設定
- Veritas NetBackup Appliance のインストール前の設定
- 第 XIII 部 仮想化のデータ収集
- 第 XIV 部 システム管理
- 更新の準備
- データのバックアップとリストア
- NetBackup IT Analytics の監視
- REST API を使用した NetBackup IT Analytics レポートへのアクセス
- NetBackup の推定テープ容量の定義
- ホストグループ管理の自動化
- ホストオペレーティングシステムのプラットフォームとバージョン別のカテゴリ化
- ホストとホストグループ間の関係のロード
- NetBackup ユーティリティの自動化
- ユーティリティを自動的に実行するためのスケジュール設定
- 属性管理
- 汎用バックアップデータのインポート
- バックアップジョブの上書き
- ホストデータ収集の管理
- ポータルのシステム設定
- パフォーマンスプロファイルスケジュールのカスタマイズ
- AD/LDAP の構成
- SAML (Security Assertion Markup Language) を使用した SSO (シングルサインオン) の構成
- Oracle Database のユーザーパスワードの変更
- CyberArk との統合
- NetBackup IT Analytics のチューニング
- レポートメトリックの定義
- ログファイルの操作
- ポータルとデータコレクタのログファイル: ログ記録の削減
- Data Collector のログファイルの命名規則
- ポータルのログファイル
- SNMP トラップアラート
- SSL 証明書の構成
- ポータルまたはデータ収集 SSL のための仮想ホストの構成
- ポータルサーバーのキーストア
- ポータルプロパティ: 形式とポータルのカスタマイズ
- SDK データベースオブジェクトのデータ保持期間
- トラブルシューティング
- 第 XV 部 ポータルのインストールとアップグレード (Windows)
- Windows Server でのポータルのインストール
- タスク 3: Oracle アプリケーションバイナリのインストール (Windows)
- Windows での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
- 新しいサーバーへのアップグレードと移行
- Windows Server でのポータルのインストール
- 第 XVI 部 ポータルのインストールとアップグレード (Linux)
- Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics ポータルのインストール
- インストーラベースの配備
- Linux での NetBackup IT Analytics ポータルのアップグレード
- データベースサーバーの Oracle パッチ
- 新しいサーバーへのアップグレードと移行
- 付録 C. X Virtual Frame Buffer
- Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics ポータルのインストール
- 第 XVII 部 ライセンス
- ライセンスのインストールとガイドライン
- ライセンスの概要
- 現在のライセンス構成の確認
- Storage Suite
- Protection Suite
- Backup Manager
- Backup Manager
- Complete Suite
- ライセンスの管理
- オブジェクトを除外するためのデータコレクタポリシーの構成
- コマンドラインからのライセンス管理
- トラブルシューティング
- ライセンスのインストールとガイドライン
- 第 XVIII 部 インベントリレポートおよび操作
ストレージ最適化ルールの構成
最適化の候補となる、企業内の領域を評価するために、一連のストレージ最適化ルールが用意されています。これらのルールには、環境に関連する特定の条件を分離するように構成できるパラメータが含まれています。コストをルールに関連付けることもできます。コストソースをチャージバック値に関連付けたり、独自のカスタム値を設定したりできます。たとえば、未割り当て LUN のルールは、特定のサイズを下回る LUN を除外するように構成できます。ルールの構成方法はユースケースによって異なりますが、構成する目的は、注意が必要なストレージ最適化の候補と傾向の特定に役立つ分析を行うことにあります。このプロセスを継続して、定期的に傾向を評価し、ビジネス慣行を体系化する必要があります。
ストレージ最適化ソリューションの概要を参照してください。
ストレージ最適化ルールの有効化を参照してください。
ストレージ最適化ソリューションレポートについて、詳しくは『レポートリファレンスガイド (Report Reference Guide)』を参照してください。
構成が完了すると、スケジュール設定されたプロセスによってこれらのカテゴリの履歴データが収集され、詳細な調査が必要な領域を特定できます。付属のレポートによって、時間の経過に合わせて監視できるデータが提示され、最適化されたストレージ環境を維持するための実行可能なプロセスを実現できます。
ベストプラクティス
パラメータの値を構成するときは、最初はできるだけ自由度を高めます。その後、時間の経過とともに、パラメータを変更して、絞り込まれた実行可能なリストを作成します。最適なデータ比較を行うために、頻繁なパラメータの変更は避けてください。
ストレージ最適化ルールを編集するには
最適化ルールが変更されていない場合、履歴データプロセスはアクティブなルールのデフォルト設定を使用して履歴データを収集します。
- [管理 (Admin)]、[ソリューション (Solutions)]、[ストレージ最適化 (Storage Optimization)]の順に選択します。
ルール
ルールは、クラウドやストレージなどの関連カテゴリに一覧表示されます。
可用性
特定のタイプの収集がライセンス付与および実行されていない場合、ルールの構成方法に関係なく、ストレージ最適化データは利用できません。場合によっては、ポータルに必要なライセンスがあっても、収集が有効になっていないか、完了していない可能性があります。
クラウドには、データコレクタを配備するための特定のライセンスは必要ありません。
データ保護には、Protection Suite または Complete Suite ライセンスが必要です。
File Analytics には、Complete Suite ライセンスが必要です。
ストレージには、Storage Suite または Complete Suite ライセンスが必要です。
仮想化には、Protection Suite または Complete Suite ライセンスが必要です。
説明
マウスカーソルを説明の上に重ねると、ストレージ最適化ルールの詳しい説明が表示されます。
注意
今後の参照用に、運用上の注意を入力します。
状態
緑色のチェックマークは、有効なルールのストレージ最適化履歴データが正常に収集されたことを示します。
赤い X は、失敗した履歴データの収集を示します。収集の際に、ポータル環境にない製品モジュールのデータにアクセスしようとしている可能性があります。赤色のアイコンをクリックすると、データベースエラーの集計レポートが表示されます。
色の付いていない円は、ストレージ最適化プロセスが実行されなかったことを示します。このことは、通常、ルールが有効になっていないために発生します。
状態
ルールが有効か無効かを示します。
最終実行日時
ストレージ最適化プロセスが実行され、収集されたデータをルールの構成済みパラメータに対して評価した日時。
- [ストレージ最適化 (Storage Optimization)]グリッドでルールを選択し、[編集 (Edit)]をクリックします。または、ルールをダブルクリックして編集ダイアログにアクセスします。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
ストレージ最適化ルール
説明
クラウドルール
AWS 孤立スナップショット
ストレージを消費しているアマゾンウェブサービスの孤立したスナップショットは、コストに影響している場合があります。このルールは、存在しなくなった EC2 インスタンスのスナップショットを特定します。EC2 インスタンスが削除された場合は、そのスナップショットを確認し、そのボリュームを利用可能なストレージのプールに戻す必要があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。実行可能な情報については、ストレージ最適化の詳細レポートを参照してください。
AWS 孤立ボリューム
ストレージを消費しているアマゾンウェブサービスの孤立したボリュームは、コストに影響している場合があります。このルールは、存在しなくなった EC2 インスタンスのボリュームを特定します。EC2 インスタンスが削除された場合は、そのスナップショットを確認し、そのボリュームを利用可能なストレージのプールに戻す必要があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。実行可能な情報については、ストレージ最適化のレポートを参照してください。
データ保護のルール
複数のサーバーにバックアップが作成されているソース
複数のサーバーによってバックアップされたソースは、ストレージの浪費やメンテナンスコストの増加の原因となる可能性があります。このルールは、特定の日数 (デフォルトは 7 日) 以内に複数のサーバーによってバックアップされたソースを特定します。ソースがバックアップシステムから別のバックアップシステムに移動された場合は、そうした変更も特定します。
このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。コストは、異なるサーバーの数から 1 を減算した数に、平均ジョブサイズ (GiB 単位) を乗算して計算されます。たとえば、3 台の異なるサーバーでソースがバックアップされ、これらのジョブの平均サイズが 200 GiB で、GiB あたりのコストが $0.25 である場合、節約されるコストは次のように計算されます。(3-1) x 200 GiB x $0.25 = $100
Data Domain ファイルの圧縮
過去 30 日間の圧縮メトリックは、非効率なストレージの使用状況と Data Domain クライアントの圧縮比率で評価されます。圧縮率が低い場合は、ストレージ最適化が必要となっている可能性があります。または、圧縮率の低いクライアントをより安価なストレージに移動しなければならない可能性があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。詳しくは、[Data Domain NetBackup ファイル圧縮の概略 (Data Domain NetBackup File Compression Summary)]レポートを参照してください。
バックアップ保持期間が長いジョブ
非常に長い期間保持されているバックアップは、ストレージの浪費やメンテナンスコストの増加の原因となる可能性があります。このルールは、保持日数が長いバックアップを特定します。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。
File Analytics のルール
ファイルタイプの使用状況
ストレージを消費しているファイルタイプを確認できます。ファイル名の拡張子によって、iso、log、cab などのファイルタイプを識別します。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。このファイルタイプルールは、File Analytics のデータ収集が有効になっている場合にのみ関係します。環境内のファイル形式のリストについては、[ファイルタイプ (File Types)]レポートを実行してください。
非アクティブな大きいファイル
階層化されたストレージの移行を判断する際に、ストレージを消費している大きいファイルについて検討できます。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。このルールは、File Analytics のデータ収集が有効になっている場合にのみ関係します。詳しくは、[最大ファイル (Largest Files)]レポートを参照してください。
ストレージのルール
非アクティブな LUN
過去 30 日間に収集された I/O アクティビティが存在しない、またはその期間に収集された値がゼロである LUN は、ストレージ再利用の候補です。
このルールは、30 日間で収集された LUN のパフォーマンスデータを明確に調べます。このルールは、RAID の種類に基づいてデータをフィルタ処理できます。RAID の種類の指定形式はストレージベンダーに固有です。環境内の RAID の種類のリストについては、[LUN の使用状況の概略 (LUN Utilization Summary)]レポートを実行してください。このルールでは、生成されたレポートに関連するコストを表示するために、コストソースを設定することもできます。チャージバック値から選択するか、カスタム値を追加します。チャージバックルールを設定している場合、これらのルールはより詳細であるため、コストの正確性を高めることができます。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
オーバープロビジョニングされたホスト
ファイルシステム使用状況は、オーバープロビジョニングされたファイルシステムとホストの識別に役立つ場合があります。詳しくは、[ホストの使用状況の概略 (LUN Utilization Summary)]レポートと[ホストファイルシステムの再生利用候補 (Host Filesystem Reclamation Candidates)]クラウドレポートを実行してください。このルールでは、生成されたレポートに関連するコストを表示するために、コストソースを設定することもできます。チャージバック値から選択するか、カスタム値を追加します。チャージバックルールを設定している場合、これらのルールはより詳細であるため、コストの正確性を高めることができます。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
未割り当て LUN
ホストに割り当てられていない LUN に関連付けられたストレージは、ストレージ最適化用と見なすことができます。このルールでは、生成されたレポートに関連するコストを表示するために、コストソースを設定することもできます。チャージバック値から選択するか、カスタム値を追加します。チャージバックルールを設定している場合、これらのルールはより詳細であるため、コストの正確性を高めることができます。
このルールは、RAID の種類に基づいてデータをフィルタ処理できます。RAID の種類の指定形式はストレージベンダーに固有です。環境内の RAID の種類のリストについては、[LUN の使用状況の概略 (LUN Utilization Summary)]または[未割り当て LUN (Unallocated LUNs)]レポートを実行してください。また、[再生利用の概略 (Reclamation Summary)]レポートでは潜在的な再生利用カテゴリを明らかにできます。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
未検出の LUN
ホストに割り当てられているが検出されずホスト側で表示されない LUN は、再生利用の機会を示しています。このような孤立した LUN 内のストレージは、ファイルシステムのマウントに使用できません。このルールでは、生成されたレポートに関連するコストを表示するために、コストソースを設定することもできます。チャージバック値から選択するか、カスタム値を追加します。チャージバックルールを設定している場合、これらのルールはより詳細であるため、コストの正確性を高めることができます。
このルールは、RAID の種類に基づいてデータをフィルタ処理できます。RAID の種類の指定形式はストレージベンダーに固有です。環境内の RAID の種類のリストについては、[LUN の使用状況の概略 (LUN Utilization Summary)]レポートを実行してください。また、[再生利用の概略 (Reclamation Summary)]レポートでは潜在的な再生利用カテゴリが示されています。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
未使用の LUN
未使用の LUN は再生利用対象と見なすことができます。これらは、ホストに割り当てられていても、ホストがボリュームグループ内に配置されていないか、パーティションが作成されていない LUN です。このルールでは、生成されたレポートに関連するコストを表示するために、コストソースを設定することもできます。チャージバック値から選択するか、カスタム値を追加します。チャージバックルールを設定している場合、これらのルールはより詳細であるため、コストの正確性を高めることができます。
このルールは、RAID の種類に基づいてデータをフィルタ処理できます。RAID の種類の指定形式はストレージベンダーに固有です。環境内の RAID の種類のリストについては、[LUN の使用状況の概略 (LUN Utilization Summary)]レポートを実行してください。また、[再生利用の概略 (Reclamation Summary)]レポートでは潜在的な再生利用カテゴリが示されています。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
仮想化のルール
非 VM ファイル
不明な VM ファイル形式のファイルによって消費されている VM ストレージは、ストレージ最適化の対象となる可能性があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。詳しくは、[データストア使用状況の内訳 (Datastore Usage Breakdown)]レポートと[VM ファイルの概略 (VM Files Summary)]レポートを参照してください。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
VM の長期経過したスナップショット
VM スナップショットにストレージが関連付けられていますが、それらのスナップショットはしばらくの間忘れられています。長期経過したスナップショットは再生利用できる可能性があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。詳しくは、[VM スナップショットの概略 (VM Snapshot Summary)]を参照してください。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
低 CPU の VM
過去 24 時間の平均 CPU 使用率が低く、CPU 使用率が 5% 未満の VM は、ストレージ最適化に利用できる可能性があります。
たとえば、実行中の大きいゲストのみを含めるなど、ゲストのサイズとゲストの状態に基づいて実行可能リストをフィルタ処理します。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定できます。詳しくは、[VM の概略 (VM Summary)]レポートを参照してください。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
VM インベントリに存在しない VM
VM インベントリ内に存在しない VM は、ストレージを消費している可能性があります。VM がインベントリから除去されたときに、関連付けられたストレージがストレージプールに戻されるとは限りません。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。詳しくは、[データストア使用状況の内訳 (Datastore Usage Breakdown)]レポートと[VM ファイルの概略 (VM Files Summary)]レポートを参照してください。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
電源オフの VM
電源をオフにした VM に、ストレージが関連付けられている可能性があります。詳しくは、[VM の概略 (VM Summary)]レポートを参照してください。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
ディスクが未検出の VM
VM にプロビジョニングされたストレージが存在するものの、そのストレージが VM によって使用されていない場合、ストレージ最適化の機会を示している可能性があります。このルールでは、生成されたレポートにコストを表示するために、GiB 単位のコストのカスタム値を設定することもできます。詳しくは、[物理ディスク使用状況 (Physical Disk Utilization)]レポートを参照してください。
ストレージ最適化ルールの前提条件とロジックを参照してください。
- パラメータフィールドをクリックしてダイアログの下部に緑色のヘルプテキストを表示し、それらの詳細を使用してパラメータを構成します。各ルールには、評価されるデータに固有のパラメータが含まれています。
ストレージ最適化ルールの編集例を参照してください。
一般的なストレージ最適化パラメータを参照してください。