NetBackup™ Web UI Kubernetes 管理者ガイド
設定の構成
Kubernetes の設定では、Kubernetes の配備のさまざまな側面を構成できます。
この設定によって、Kubernetes クラスタで同時に実行できるバックアップの数を制御できます。たとえば、20 の資産を保護し、制限を 5 に設定している場合、5 つの資産のみ同時にバックアップを実行でき、残りの 15 の資産はキューに入ります。最初の 5 つの資産のうち 1 つのバックアップが完了すると、キューの資産にバックアップの順番が回ります。
このリソース制限のデフォルト値は 1 です。これは、クラスタごとに 1 つのバックアップジョブのみが進行中になり、残りの資産はキューに投入された状態になることを示します。
システムとネットワークリソースの使用を最適化するため、この設定を構成することをお勧めします。この設定は、選択しているプライマリサーバーのすべての Kubernetes バックアップに適用されます。
リソース制限を設定するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[Kubernetes]の順にクリックします。
- 右上で[Kubernetes 設定 (Kubernetes settings)]、[リソース制限 (Resource limits)]の順にクリックします。
- [Kubernetes クラスタあたりのバックアップジョブ (Backup jobs per Kubernetes cluster)]の横にある[編集 (Edit)]をクリックします。
- [Kubernetes クラスタの編集 (Edit Kubernetes cluster)]ダイアログで、次の操作を行います。
[グローバル (Global)]フィールドに値を入力し、すべてのクラスタのグローバル制限を設定します。この制限は、クラスタで同時に実行されるバックアップジョブの数を示します。
そのクラスタのグローバル制限を上書きする個別の制限をクラスタに追加できます。クラスタに個々の制限を設定するには、[追加 (Add)]をクリックします。
リストからクラスタを選択し、制限の値を入力します。配備されている利用可能な各クラスタに制限を追加できます。
[保存 (Save)]をクリックして、変更を保存します。
自動検出により、クラスタ内で NetBackup によって保護される資産数が記録されます。この設定を使用すると、NetBackup が自動検出を実行して、クラスタ内の新しい資産を特定し、クラスタから排除または削除された資産の数を収集する間隔を設定できます。
指定できる値は、5 分から 1 年の間です。デフォルト値は 30 分です。
自動検出の間隔を設定するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[Kubernetes]の順にクリックします。
- 右上で[Kubernetes 設定 (Kubernetes settings)]、[自動検出 (Autodiscovery)]の順にクリックします。
- [間隔 (Frequency)]の近くにある[編集 (Edit)]をクリックします。
- NetBackup が自動検出を実行した後の時間数を入力します。[保存 (Save)]をクリックします。
管理権限を使用して、ユーザーロールに異なるアクセス権を割り当てることができます。詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』の「役割ベースのアクセス制御の管理」の章を参照してください。