NetBackup™ Web UI Kubernetes 管理者ガイド
Kubernetes 資産のリカバリ
NetBackup を使用して、Kubernetes 名前空間と永続ボリュームをリカバリできます。
メモ:
NetBackup 9.1 では、永続ボリュームの排他的なリカバリは GCP (Google Cloud Platform) 用の Velero プラグインでのみサポートされます。
メモ:
リカバリ後、新しく作成された名前空間、永続ボリューム、その他のリソースには、新しいシステム生成 UID が割り当てられます。
名前空間をリカバリするには
- 左側の[作業負荷 (Workloads)]で、[Kubernetes]をクリックします。
- [名前空間 (Namespaces)]タブで、リカバリする資産の名前空間をクリックします。[リカバリポイント (Recovery points)]タブをクリックします。
- [リカバリポイント (Recovery points)]タブには、すべてのリカバリポイントがバックアップの日時とともに表示されます。フィルタを設定して、表示されたリカバリポイントをフィルタ処理できます。[日付 (Date)]列の日付をクリックすると、リカバリポイントの詳細が表示されます。[リカバリポイントの詳細 (Recovery points details)]ダイアログには、ConfigMap、名前空間、Secret、永続ボリューム、リカバリ、ポッドなど、バックアップされたリソースが表示されます。これらのリソースについて詳しくは、https://kubernetes.io/docs/reference/kubernetes-api/workload-resources/ を参照してください。
- リカバリするリカバリポイントの行にある省略記号メニュー (3 つのドット) をクリックします。名前空間をリカバリするには、[名前空間のリストア (Restore namespace)]をクリックします。
- [リカバリターゲット (Recovery target)]ページで、資産を同じソースクラスタにリカバリするには、[次へ (Next)]をクリックします。代替クラスタにリカバリするには、[クラスタの選択 (Select cluster)]をクリックします。[クラスタの選択 (Select cluster)]ダイアログでターゲットクラスタを選択し、[選択 (Select)]をクリックします。[次へ (Next)]をクリックします。
メモ:
元のクラスタと異なるターゲットクラスタを選択する場合は、両方のクラスタ上の Velero プラグインで使用されるオブジェクトストレージが同じである必要があります。
- [リカバリオプション (Recovery options)]ページで、次の操作を行います。
元の名前空間にリカバリするには、[元の名前空間を使用 (Use original namespace)]を選択します。資産を代替名前空間にリストアするには、[代替名前空間を使用 (Use alternate namespace)]を選択し、新しい名前空間の名前を入力します。この名前は、Kubernetes の仕様に従う必要があります。
同じ名前空間がすでに存在する場合でもリストアを許可するには、[名前空間がすでに存在する場合はリストアを続行 (Proceed with restore if namespace already exists)]を選択します。このオプションは、既存の名前空間で不足しているリソースをリストアするために役立ちます。クラスタ内の資産でリソースが不足しており、バックアップコピーに同じリソースが存在する場合、このオプションを使用して資産内の不足しているリソースをリストアできます。このオプションでは、資産内の既存のリソースが上書きされるのではなく、不足しているリソースのみがリストアされます。
資産内のすべてのリソースをリストアするには、[すべてのリソースをリカバリ (Recover all resources)]を選択します。選択したリソース形式の資産をリストアするには、[リソース形式を選択 (Select resource types)]、リカバリするリソース形式の順に選択します。個々のリソースまたはインスタンスはリストアできません。リソースの形式を選択する必要があり、これには個々のリソースまたはインスタンスが多数含まれる可能性があります。
メモ:
[リソース形式を選択 (Select resource types)]オプションは、上級ユーザー向けです。リストアするリソースの選択に注意しないと、リストア後に完全に機能する名前空間が得られない場合があります。
- [次へ (Next)]をクリックします。
- [リカバリの概要 (Recovery overview)]ページで、選択したすべてのリカバリオプションを確認します。前に戻って設定を変更するには、[前へ (Previous)]をクリックします。すべてのパラメータを変更したら、[リカバリの開始 (Start recovery)]をクリックします。
永続ボリュームをリカバリするには
- 前述の手順 1 から 3 を実行します。
- リカバリするリカバリポイントの行にある省略記号メニュー (3 つのドット) をクリックします。永続ボリュームをリカバリするには、[永続ボリュームのリストア (Restore persistent volumes)]をクリックします。
- [リカバリターゲット (Recovery target)]ページで、永続ボリュームを同じソースクラスタにリカバリするには、[次へ (Next)]をクリックします。代替クラスタにリカバリするには、[クラスタの選択 (Select cluster)]をクリックします。[クラスタの選択 (Select cluster)]ダイアログでターゲットクラスタを選択し、[選択 (Select)]をクリックします。[次へ (Next)]をクリックします。
メモ:
元のクラスタと異なるターゲットクラスタを選択する場合は、両方のクラスタ上の Velero プラグインで使用されるオブジェクトストレージが同じである必要があります。
- [リカバリオプション (Recovery options)]ページで、次のいずれかの操作を行います。
元の名前空間にリカバリするには、[元の名前空間を使用 (Use original namespace)]を選択します。同じ名前空間がすでに存在する場合でもリストアを許可するには、[名前空間がすでに存在する場合はリストアを続行 (Proceed with restore if namespace already exists)]を選択します。このオプションは、既存の名前空間で不足している永続ボリュームをリストアするために役立ちます。クラスタ内の資産で永続ボリュームが不足しており、バックアップコピーに同じ永続ボリュームが存在する場合は、このオプションを使用して資産内の不足している永続ボリュームをリストアできます。このオプションでは、資産内の既存の永続ボリュームが上書きされるのではなく、不足している永続ボリュームのみがリストアされます。
一意のシステム生成名前空間を使用する場合は、[一時的なシステム生成の名前空間を使用 (Use temporary system generated namespace)]を選択します。この名前空間は、リストア操作の完了後に削除されます。名前空間ではなく、永続ボリュームのデータのリストアを優先する場合は、このオプションを使用します。
- [次へ (Next)]をクリックします。
- [リカバリの概要 (Recovery overview)]ページで、選択したすべてのリカバリオプションを確認します。設定を修正するには、そのオプションの[編集 (Edit)]か、[前へ (Previous)]をクリックします。すべてのパラメータが正しい場合は、[リカバリの開始 (Start recovery)]をクリックします。