Enterprise Vault™ Mac OS X ユーザーガイド

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Product(s): Enterprise Vault (14.1)

Enterprise Vault でアーカイブするアイテムを選択する方法

Enterprise Vault では、メールボックスからアーカイブするアイテムが次の方法のいずれか、または両方で選択されます。

  • アイテムの経過日数によるアーカイブ。Enterprise Vault では、指定した経過日数に達するとアイテムが自動的にアーカイブされます。

    メールメッセージの経過日数は、送信または受信した日からカウントされます。文書の経過日数は、最後に更新された日付から取得されます。

  • メールボックスのサイズを限度内に保つアーカイブ。メールボックスに一定の割合の空き容量が確保されるまで、Enterprise Vault によってアイテムが古い順にメールボックスにアーカイブされます。

これらの戦略の両方を適用すると、Enterprise Vault は、まず経過日数によりアイテムをアーカイブします。経過日数に基づくアーカイブでメールボックスに十分な空き領域が確保されない場合、Enterprise Vault は、必要な領域の割合が確保されるまでアイテムをさらにアーカイブします。

経過日数によるアーカイブとメールボックスのサイズの限度の割合によるアーカイブは、アーカイブするアイテムを選択するための主要な戦略です。Enterprise Vault によってサイズの大きいアイテムからアーカイブされるように管理者が設定している場合もあります。これは、比較的少数のアイテムをアーカイブするのみでメールボックスの空き容量を回復できるという点で便利です。

管理者はアーカイブ戦略を制御する設定をロックして、ユーザーがこの設定を変更できないようにできます。