金融データプロバイダの MSCI 社は、中心的なビジネス活動の多くをパブリッククラウドへと移行し、7 PB のバックアップについても長期保存へ移行したいと考えていました。ただし、バックアップはレガシーバージョンの Veritas NetBackup™ で作成されており、直接移行することはできませんでした。社内のデータ保護チームは、クラウドへの移行は複雑になるだろうと判断しました。
MSCI 社のチームは移行中にデータを失うリスクを冒すことに尻込みしていました。データを失うことによるコンプライアンス面の影響は甚大なものになると考えられたからです。第三者ベンダーとの概念証明 (POC) のあと、MSCI 社はベリタスのパートナーである Insight とベリタスサポートに移行のサポートを依頼することにしました。
ベリタスサポートと Insight は連携して、データ移行プロセスを可能な限り合理化しました。MSCI 社は現在、一切のデータを失うことなく 4 つのデータセンターのうち 3 つから Microsoft Azure にレガシーバックアップを移行しています。さらに、ソフトウェアの圧縮と重複排除により、MSCI 社が保存する必要のあるデータ量は約 70% 削減されています。