Website
Industry
小売
Headquarters
Nicosia, Cyprus
Employees
Approx. 2,000
Cyprus Trading Corporation 社 (CTC) は、5 種類のデータ保護ソリューションを使用して、異種 IT インフラの情報をバックアップおよびリカバリしていました。回復力を確保するために、同社はオフサイトでのテープバックアップをサードパーティに依頼していました。この環境ではデータ保護の管理と監視に正規職員相当数 (FTE) 1 人分の時間が必要だったため、効率が低下していました。また、このアプローチでは、コンプライアンスに関する懸念が生じ、ランサムウェア攻撃やその他の災害が発生した場合に大規模なデータ損失が発生するリスクがありました。
CTC は、オンプレミスのデータセンター 2 拠点に Veritas NetBackup アプライアンスを、Microsoft Azure クラウド環境 2 カ所 (北ヨーロッパと西ヨーロッパの Microsoft Azure サイト) にある仮想マシン (VM) に NetBackup ソフトウェアインスタンスを配備しました。オンプレミスデータはまず物理アプライアンスにバックアップされ、その後 NetBackup Auto Image Replication (AIR) によってオンプレミスのデータセンターから Azure クラウドにバックアップがレプリケートされます。Veritas Resiliency Platform が、全 4 サイト (オンプレミスと Azure に 2 カ所ずつ) の VM レプリケーションをオーケストレーションします。一方、同社のクラウドアプリケーションについては、VM 内の NetBackup にある CloudPoint 機能により、Azure ネイティブのスナップショットバックアップを実行します。
ベリタスのソリューションにより、データ保護に費やす時間が 1 日あたり 1 時間未満に短縮され、以前は必要だった FTE がほぼ不要になりました。バックアップとデータのリストアに要する時間が、従来のわずか数分の 1 で済むようになったほか、バックアップストレージを効率化できる NetBackup のアプローチにより、同社の Azure ストレージへの支出を 25% 削減できました。特に、ランサムウェア攻撃やその他の災害が発生しても、CTC のリカバリ能力を信用してもらい、企業全体の関係者からの信頼が高まったのが最大のメリットです。