共同契約に基づき、AI を活用したデータセキュリティと管理の先駆者である Cohesity 社が、ベリタスのデータ保護事業と統合し、データセキュリティおよび管理市場の新たなリーダーとなる新会社 (「NewCo」) を創設します。一方、ベリタスの InfoScale、データコンプライアンス、および Backup Exec 事業は独立し、別会社「DataCo」を設立します。
ベリタスと Cohesity 社の合併は、規制当局の承認と慣習的な完了条件に従い、2024 年末までに成立する予定です。
Sanjay Poonen 氏が合併後の新会社である NewCo の CEO に就任し、Lawrence Wong が DataCo の CEO に就任します。
Greg Hughes は合併の完了まで引き続きベリタス CEO を務め、合併後の会社の取締役に就任します。
統合によって大規模な研究開発投資、お客様の成功に対する確固たるサポート、業界最大規模のパートナーエコシステムを実現し、お客様のイノベーションをさらに加速させることができます。
世界中のデータを保護してそのデータからインサイトを獲得することは、IT 担当者から取締役に至るまで、すべての関係者にとって最優先事項です。ランサムウェアの脅威が蔓延している状況では、サイバーレジリエンス戦略はすべての企業に必要です。さらに、テクノロジーエグゼクティブやビジネスエグゼクティブには、データ主導のインサイトに生成 AI を活用して、新たなレベルの効率、イノベーション、成長を実現するという、またとない機会が到来します。
Cohesity 社とベリタスのイノベーションを組み合わせることで、企業は強力かつシンプルなユーザーエクスペリエンスや、集中管理された高パフォーマンスのハイパーコンバージドプラットフォームを備えた包括的なマルチクラウドデータ保護ポートフォリオを利用できるようになります。この高度な戦略的統合により、データセキュリティおよび管理市場の新たなリーダーが誕生し、両社の強みを活かして強化した製品を提供することでお客様のデータセキュリティとデータインサイトのニーズに対応します。
統合会社では、100 エクサバイトのデータの保護、グローバルな市場展開、Fortune 100 の 96 社および Global 500 の 89% の企業への高い浸透率、そしてクラウドサービスプロバイダ、セキュリティ企業、VAR、システムインテグレータ、ハードウェア OEM のすべてのセグメントにわたる強力なパートナーエコシステムが実現します。
ベリタス製品の現在の製品ロードマップおよび計画が、発表内容を理由に変更されることはありません。
統合後は、Cohesity 社のすべての製品とサービス、および Veritas NetBackup (NBU)、アプライアンス、Alta Data Protection への投資を続け、ロードマップと戦略を推進しながら、2 社の最善のテクノロジを組み合わせた統合ソリューションの提供に向けて取り組みます。
統合会社と DataCo では、「お客様およびパートナー様最優先」という信念のもと、すべての製品を引き続きサポートします。お客様は、必要が生じた時点で、お客様のスケジュールにおいて移行できます。Cohesity 社とベリタスはネットプロモータースコアで極めて高い顧客満足度を示していますが、この基盤の上に築かれる統合会社は、データ保護に関する企業の中で、業界最大規模となるエンジニアリングチームにより最善の製品イノベーションを実現します。
Cohesity Data Cloud プラットフォームと Veritas NBU、NBU アプライアンス、Alta Data Protection の最善の機能が、統合会社の長期的なソリューションに組み込まれることになります。このソリューションは、Cohesity 社とベリタスの共同エンジニアリングチームによって、大企業のお客様から収集したフィードバックを基に設計されます。
NDA を結んだお客様に対して、アーキテクチャ計画のドラフトを共有して意見を伺い、取引完了後に最終決定される統合会社の設計計画にその意見が組み込まれるようにします。
両社が以前からサポートしている、広範な対象リストに含まれるワークロード (オンプレミスとクラウド) は、すべて統合会社の長期的なソリューションにおいて引き続きサポートされます。どのようなワークロードやストレージターゲットも置き去りになることはありません。クラウドに関しては、Cohesity 社のクラウドサービスポートフォリオの優れた要素と、ベリタスの Alta SaaS ポートフォリオが連携します。ダイナミックなユニバーサルアダプタフレームワークを活用することで、オンプレミス、IaaS、PaaS、および SaaS ワークロードのデータ保護を迅速に実現できるようになります。移行の計画に関しては、統合会社が提供する効率的な移行ツールとサービスを使用したわかりやすい移行計画を作成して提供し、お客様がほぼ「ボタンを押すだけ」で自発的かつシームレスに長期的なソリューションに移行できるようにします。
ほとんどの場合、すべての型番 (SKU) に変更はありません。ただし、Arctera の業務が分離されてから取引が可能になる「汎用」サービスについては、Arctera 用の新しい SKU が作成されます。
Arctera の注文有効日以降は、Arctera EDI 設定の詳細が記載された指示書に従い、すべての Arctera 製品の型番 (SKU) の注文で、新しい Arctera TPCode 設定を使用する必要があります。
Cohesity と統合されるベリタスのエンタープライズデータ保護事業に関連した製品の型番 (SKU) の注文には、引き続き既存のベリタス TPCode 設定を使用できます。
はい。パートナー様には、Arctera 固有の価格表と、ベリタスと Cohesity の統合による新会社の価格表の両方が提供されます。これらの価格表の提供は、当社の法的クロージング日の発表に基づいて調整されます。
いいえ。価格表の形式は変更されません。ただし、Arctera で利用可能な通貨と価格表の数は変更される予定です。
Arctera の型番 (SKU): DL-VTAS-SKU-Pricing-ARC@arctera.io
Arctera の価格表およびチャネルへの通知: ChannelNotificationGlobal.ARC@arctera.io
Cohesity の型番 (SKU): DL-VTAS-SKU&Pricing DL-VTAS-SKU&Pricing@veritas.com
Cohesity の価格表およびチャネルへの通知: ChannelNotificationGlobal@veritas.com
承認済みで処理中の見積書 (進行中の案件) については、Cohesity との統合後にベリタスに注文を送信できる期間が制限されます。営業担当者やチャネル担当者に問い合わせて、詳細を確認してください。
現在ベリタスで EDI 機能を使用している既存のチャネルディストリビューションパートナー様は、新しい TPCode (Trading Partner) を使用してベンダーインフラに Arctera を追加するよう求められます。これにより、Arctera との新しい EDI 取引が可能になります。
Cohesity については、既存のチャネルディストリビューションパートナー様は、引き続き既存のベリタスの EDI 機能を使用することになります。
注文フォームや要件に変更はありませんが、すべてのお客様、パートナー様、およびディストリビューター様が、Arctera で新しいアカウントを再登録するよう求められます。
既存のアカウントは、ベリタスと Cohesity の統合による新会社での注文に引き続きご利用いただけます。
はい。Arctera で注文される場合は、新しい名前と住所を使用して Arctera への注文書を発行する必要があります。会社情報と設定の詳細については、この FAQ でご確認いただけます。
Cohesity と統合後のベリタスへの注文については、既存のベリタスに対して発行した注文書が受け付けられます。
Arctera 製品の注文をベリタスと Cohesity の統合による新会社に対して行った場合、その注文は却下されます。
はい。Arctera での注文の請求書は Arctera から送信されるようになりますが、Cohesity との統合後のベリタスに対する注文の請求書は、引き続きベリタスから送信されます。
請求ポータルを使用している場合は、そのポータルで、Arctera またはベリタスと Cohesity の統合による新会社をベンダーとして設定する必要があります。
すべてのベリタスの請求書がポータルに登録され、承認済みであることを、Arctera の回収担当者かベリタスと Cohesity の統合による新会社の回収担当者が確認するまでは、ベリタスを請求ポータルから削除しないでください。
ベリタスは、法的クロージング前に注文処理と請求を完了できるよう最大限努力いたします。法的クロージングまでに処理されなかった注文は、ベリタスが (Cohesity の一部として) 業務を再開した後に処理と請求を継続します。
ベリタスで未払いの請求書がある場合は、現在ご利用中の決済方法に従って支払いを継続してください。
既存のベリタスのメールアドレス creditandcollections@veritas.com をご使用ください。
既存のメールアドレス creditandcollections@veritas.com を使用してベリタスにお問い合わせください。返品およびキャンセルに関しては、既存のベリタスのポリシーが適用されます。
Arctera の場合、ELD 証明書の外観はベリタスと同じですが、ブランディングや関連する利用規約は Arctera に合わせて更新されます。
同様に、ベリタスと Cohesity の統合による新会社についても、ELD 証明書の外観は変わりませんが、ブランディングが更新されます。
はい。お客様は現在と同じように、VEMS で表示やダウンロードができるようになります。取引の完了後、VEMS は、ベリタス/Cohesity と Arctera が統合された資格管理システムとして、共同ブランド化されます。Arctera とベリタスのお客様は、現在と同じ方法で、同じログイン資格情報を使用して、共同ブランド化された EMS にアクセスし、以前の VEMS アカウントに登録されている現在および将来の Arctera 製品とベリタス製品の資格を確認できます。VEMS のアカウント番号、アカウント名、資格 ID、サービス契約番号などは変更されません。
はい。お客様は現在と同じように、VEMS で表示やダウンロードができるようになります。取引の完了後、VEMS は、既存の資格管理システムに新しく統合されたベリタス/Cohesity と Arctera のロゴを使用して共同ブランド化されます。Arctera とベリタスのお客様は、現在と同じ方法で、同じログイン資格情報を使用して、共同ブランド化された EMS にアクセスし、以前の VEMS アカウントに登録されている現在および将来の Arctera 製品とベリタス製品の資格を確認できます。VEMS のアカウント番号、アカウント名、資格 ID、サービス契約番号などは変更されません。
ベリタスの Contract Management Office (CMO) は、ベリタスのお客様とパートナー様に対し、事業分離に関連して既存のベリタス契約がどのような影響を受けるかをお知らせします。また、CMO は、ベリタスのお客様およびパートナー様と連携して、こうした通知に関する質問に対処します。
Contract Management Office からのメールを見逃さないようにご注意ください。お客様の特定のベリタス契約に関する情報が通知されます。
事業分離の実行日以降も有効な既存のベリタス契約をお持ちのお客様は、事業分離後、引き続きその契約条件を使用して、DP ソリューションと DC ソリューションについてそれぞれ Cohesity 社および Arctera 社と個別に取引することができます。ベリタスは、新しい Arctera 法人にお客様の既存のベリタス購入契約を複製し、同じ契約条件で Arctera とのビジネスを継続できるようにします。既存の契約の大部分 (すべてではありません*) は次の方法に従います。
一般的に、既存の混合契約 (DP ソリューション + DC ソリューション) はベリタスに残り、Cohesity 社の所有になりますが、複製済みとみなされるため、お客様はお使いの Arctera ソリューションに対して引き続きサポートを受けることができます。
既存のベリタス契約の対応に関するお知らせを、7 月に CMO からお客様とパートナー様に送付する予定です。
署名が必要な書面については、すべて署名して返送する必要があります。CMO からの通知には、署名済みの書面の返送先に関する指示が記載されています。書面で署名が明示的に要求されていない場合、お客様の対応は特に必要ありません。
いいえ。既存の契約が Arctera 社に譲渡または複製されている場合、同じ契約条件で Arctera/DC ソリューションを購入できます。
CMO からの通知や事業分離に関してのご質問は、CMO (Contract.Management@Veritas.com) またはベリタスのアカウント担当者にお問い合わせください。
事業分離後の Arctera 社との取引方法に関する質問は、チャネルパートナー担当者にお問い合わせください。
DP ソリューションと DC ソリューションの更新は、Cohesity 社と Arctera 社によって個別に管理されます。各社が更新情報および手順についてお客様にご連絡します。
いいえ。既存のベリタス契約は、CMO からの通知に別途記載されていない限り、契約条件を実質的に変更することなく、現状のまま譲渡または複製されます。
CMO がお客様の現在のすべてのベリタス契約に対応します。CMO からの通知には、同様の整理手法が適用される複数の契約に該当するか、または独自の整理手法が適用される特定の契約に該当するかが示されます。
2024 年 7 月末までに CMO からの通知を受領していない場合は、CMO (Contract.Management@Veritas.com) またはアカウント担当者に問い合わせて、連絡先情報が最新であることを確認し、必要な情報をリクエストしてください。
CMO からの通知に記載されている変更は、ベリタスと Cohesity 社の取引が成立し、それに伴う事業分離が完了したときに有効となります。取引成立と事業分離が行われるまで、ベリタスとの取引方法を変更する必要はありません。
ベリタス CMO からの通知は、ベリタスとの契約のみを対象としており、Cohesity 社との契約には影響しません。