Enterprise Vault.cloud™ CloudLink 管理者ガイド

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Product(s): Veritas Alta Archiving (Version Not Specified)
  1. 本書について
    1.  
      本書について
    2.  
      前提条件となる知識
  2. CloudLink について
    1.  
      CloudLink 4.0.3 の変更点
    2.  
      CloudLink のリビジョン履歴
    3.  
      CloudLink について
    4.  
      CloudLink と Active Directory の同期について
    5.  
      CloudLink と Domino ディレクトリの同期について
    6.  
      Exchange メールボックスの Personal.cloud Web フォルダの設定について
    7.  
      CloudLink の使用方法
  3. Exchange メールボックスの委任の同期について
    1.  
      Exchange メールボックスの委任の同期の概要
    2.  
      同期済み委任権限の影響について
    3.  
      繰り返しタスクでの委任権限の同期について
    4.  
      委任権限の同期の必要条件
  4. CloudLink のシステム要件
    1.  
      CloudLink の必要条件について
    2.  
      CloudLink と互換性がある Microsoft Exchange および IBM Domino の設定について
    3.  
      CloudLink サーバーの必要条件
    4.  
      CloudLink で必要なアカウントクレデンシャルについて
  5. CloudLink の設定手順
    1.  
      CloudLink の設定手順
  6. CloudLink アプリケーションのインストールまたはアップグレード
    1.  
      CloudLink のインストールおよびアップグレードについて
    2.  
      CloudLink の新規インストールの実行
    3.  
      CloudLink のアップグレード
    4.  
      CloudLink のアンインストール
  7. Microsoft Exchange を使用する場合の CloudLink の設定
    1.  
      Microsoft Exchange を使用する場合の CloudLink の設定について
    2.  
      Exchange 環境用の CloudLink サービスアカウントの作成
    3. CloudLink 用 Exchange 2003 サーバーの設定
      1.  
        WebDAV プロトコルが有効になっていることを確認する
      2.  
        CloudLink サービスアカウントへの管理者権限の割り当て
      3.  
        Exchange Server 2003 でのフォームベース認証を使用したリモートログインの設定
    4. CloudLink 用 Exchange Server 2007、2010、2013、2016 サーバーの設定
      1.  
        CloudLink サービスアカウントに Web フォルダを作成および削除する権限を設定する
      2.  
        OWA での Personal.cloud Web フォルダの有効化
    5.  
      CloudLink アプリケーションの起動と終了
    6. Microsoft Exchange 用 CloudLink の設定
      1.  
        Exchange 環境用の CloudLink 設定タスクの選択
      2.  
        CloudLink サービスアカウントの指定
      3.  
        ドメインコントローラの登録
      4.  
        Administration Console アカウントのクレデンシャルの指定
      5.  
        同期する Active Directory のプロパティの設定
      6.  
        追加の Active Directory 同期オプションの設定
      7.  
        SMTP サーバー設定での電子メール警告の設定
      8.  
        Web フォルダを管理する Exchange Server の設定の選択
      9.  
        Web フォルダのプロパティの設定
      10.  
        レポート管理とログの設定
      11.  
        ようこそメッセージのテンプレートの設定
      12.  
        メールボックスが無効になっているアカウントの Personal.cloud のログインとアーカイブを無効にする
      13.  
        グループベースの同期でターゲットになっている配布グループから削除したユーザーの Personal.cloud のログインとアーカイブを無効にする
    7.  
      CloudLink の設定の確認または変更
  8. Exchange 用 CloudLink タスクの作成
    1.  
      Exchange 用 CloudLink タスクの作成について
    2.  
      タスクマネージャへのアクセス
    3.  
      タスクマネージャのようこそページと Exchange 環境の Archive User Browser について
    4.  
      Exchange 用 CloudLink タスクの作成
    5. タスクを実行する Active Directory のユーザー、グループ、または組織単位の選択
      1.  
        Archive User Browser でのユーザーとグループの選択
      2.  
        タスクマネージャウィザードでのユーザー、グループ、または OU の選択
    6.  
      CloudLink のリモートアカウント管理の許可について
    7.  
      Exchange 環境で実行するタスクの処理の選択
    8.  
      特定のユーザーまたはグループのタスク処理の選択解除
    9.  
      タスクの Web フォルダプロパティの設定
    10.  
      タスクの名前付けとスケジュール設定
  9. Domino を使用する場合の CloudLink の設定
    1.  
      Domino を使用する場合の CloudLink の設定について
    2.  
      Domino 環境用の CloudLink サービスアカウントの作成
    3.  
      CloudLink の Notes アカウントの作成および CloudLink サーバーでの Notes の設定
    4.  
      Domino グローバルドメイン文書の設定について
    5.  
      CloudLink アプリケーションの起動と終了
    6. Domino 用 CloudLink の設定
      1.  
        Domino 環境用の CloudLink 設定タスクの選択
      2.  
        CloudLink サービスアカウントの指定
      3.  
        Notes ID のパスワードの指定
      4.  
        Administration Console アカウントのクレデンシャルの指定
      5.  
        同期する Domino プロパティの設定
      6.  
        追加の Domino 同期オプションの指定
      7.  
        レポート管理とログの設定
      8.  
        ようこそメッセージのテンプレートの設定
    7.  
      CloudLink の設定の確認または変更
  10. Domino 用 CloudLink タスクの作成
    1.  
      Domino 用 CloudLink タスクの作成について
    2.  
      タスクマネージャへのアクセス
    3.  
      Domino 環境でのタスクマネージャのようこそページと Archive User Browser について
    4.  
      Domino 用 CloudLink タスクの作成
    5.  
      タスクを実行する Domino ビューの選択
    6.  
      Domino 拒否グループユーザーの Personal.cloud へのアクセスを無効にするかどうかを選択する
    7.  
      CloudLink のリモートアカウント管理の許可について
    8.  
      Domino 環境で実行するタスクの処理の選択
    9.  
      タスクのスケジュール設定
    10.  
      タスクパラメータの確認
  11. タスクとアーカイブアカウントの監視と管理
    1.  
      タスクの管理とタスクの結果の監視について
    2.  
      作成されたタスクのリストの表示
    3.  
      タスクの編集、コピー、削除
    4.  
      タスクレポートの表示
    5.  
      CloudLink ログファイルについて
    6.  
      Archive User Browser からのアーカイブアカウント情報のエクスポート
  12. 既知の問題と制限事項
    1.  
      CloudLink の既知の問題と制限事項について
    2.  
      CloudLink Personal.cloud Web フォルダの配備問題と制限事項
    3.  
      CloudLink Active Directory の同期の制限事項
    4.  
      CloudLink の一般的な制限事項

CloudLink サーバーの必要条件

最適なパフォーマンスを得るには、スタンドアロンのサーバーまたは仮想マシンに CloudLink アプリケーションをインストールすることをお勧めします。パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、Exchange サーバー、Domino サーバー、Active Directory ドメインコントローラに CloudLink をインストールすることはお勧めしません。

表: CloudLink サーバーの必要条件 に、CloudLink を実行するサーバーの必要条件を示します。

表: CloudLink サーバーの必要条件

項目

必要条件

オペレーティングシステム

次のいずれかを実行します。

  • Microsoft Windows Server 2008 SP2 (32 ビット版および 64 ビット版)

  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 (64 ビット版)

  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (64 ビット版)

メモ:

ユーザーアカウント制御 (UAC) をオフにするか、CloudLink を管理者として実行する必要があります。

CPU

複数コア (x86 または x64 プロセッサ)

メモリ

16 GB RAM

Microsoft .NET Framework

Microsoft .NET Framework 4.0

Domino ディレクトリの同期における Notes クライアントの必要条件

CloudLink サーバーに、Lotus Notes クライアント 8.5.3 または IBM Notes クライアント 9.0 がインストールされている必要があります。CloudLink がサポートする Domino サーバーのバージョンで、これらの Notes クライアントのいずれかを使用できます。

Notes クライアントは、デフォルトディレクトリを使用してシングルユーザーモードで設定する必要があります。少なくとも Domino ディレクトリに読み取りアクセス権があるユーザーの ID ファイルを使用して、Notes クライアントを設定する必要があります。ID ファイルは、デフォルトのデータディレクトリに格納する必要があります。

CloudLink の Notes アカウントの作成および CloudLink サーバーでの Notes の設定を参照してください。

サーバーおよびネットワークのアカウント権限

CloudLink アプリケーションをインストールするには、ローカルシステム管理者権限が必要です。

サーバーの場所

Exchange リソースフォレスト環境に CloudLink を配備する場合は、Exchange サーバーが存在するフォレストに CloudLink サーバーを配置する必要があります。

インターネット接続

インストール時に、CloudLink はインターネットに接続し、必要なバージョンの SQL Server Compact にアクセスしてインストールする必要があります。

CloudLink の使用時は、Enterprise Vault.cloud への同期を実行するため CloudLink をインターネットに接続する必要があります。CloudLink では、システムのデフォルトのインターネットプロキシ設定を使用します。

CloudLink サーバーがプロキシサーバー経由でネットワークトラフィックをルーティングする場合は、Enterprise Vault.cloud を配備している地理的地域のデータセンターの Web サイトに接続する権限が CloudLink サービスアカウントにあることを確認します。すべてのトラフィックは、ポート 443 を使用します。

Enterprise Vault.cloud を配備している地理的地域のデータセンターの URL は、「Veritasのサービスおよびサポート」で確認できます。

ネットワークアクセス

CloudLink の使用時は、CloudLink が Active Directory または Domino ディレクトリにネットワーク経由でアクセスできる必要があります。

Personal.cloud Web フォルダの配備を設定する場合は、CloudLink が Exchange Server ドメインにもネットワーク経由でアクセスできる必要があります。